①桃たんわ太郎~不死鳥伝説殺人事件 編~ | ヨモキダ寅男の【革命的】ブログ

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明るく前向きな方向性に
向かってゆきたいなという
結論にいきなり至り


ヨモギダ→ヨモキダ
として再出発いたしますことに縞しまた☆ミ




基本は変なおじさんの書くヒマつぶしのためのきまぐれなブログです☆










🦢                                                

【 女神降臨  】











👴鬼ヶ島太郎

【 マリア様 ☆    お紅茶が入りましたよ☆】








👩 鬼塚マリア

【 ありがとう☆ 太郎さん☆】






👩【 もう‥  気付いているんでしょう‥】

☕️









👴

【 はいっ‥?   何にでございましょうか?   】









👩【 ううん‥  だったらいいの‥ 】

☕️








《 マリアの回想シーン 》




 🧍‍♀️🧍‍♂️

  👤🐇🦢🐏🐐🦔


父と母 は 同じ師のもとで出会った

ふたりでペアのハートの短輪戦士

だった…。




ペアでのハートの短輪戦士が誕生した

事は 異例中の異例…。




♤♢♧🃏

他の短輪戦士たちが世界の平和のために

闘うのが使命なのに対し……



ハートの短輪戦士の主な役割は


他の短輪戦士では倒すことの出来ない


魔物を倒すこと …



そして傷付いた人々を救済し


乱れた世界の調律を保つこと…




 🦢

🧍‍♀️🏹──══════ ❄️🤯


戦力に優る母が魔物たちを撃退し…




🐏🧍‍♂️🪄  ✨✨🧘🏼‍♀️🧘🏻✨✨

                                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

術力に優る父が傷付いた人々を癒し

人々が見た魔物や闘いの記憶を消し

世界の調律を保つ……




こうして私たちハートの短輪戦士は

人々の知らないところで

地上の平和を保ってきた……





🧍‍♀️👧🏻👩🧍‍♂️

いつしか そんな  ふたりが惹かれあい


私とハスミは誕生した…


私は どうしても


父と母の後を継ぎ  次のハートの戦士に


なりたかった…




はじめのうちは 全ての面において


私が勝っていた……。




ところが‥…


ふたりが10歳になる頃には


ふたりの力の差は 明確に現れはじめた…





ハスミの才能はズバ抜けていた…




👧🏻🏹───═════


ハスミは母のように戦闘に優れているだけで


はなく…


👧🏻🪄✨✨✨✨✨✨✨✨✴️


父のように  術力にも秀でていた…







👧🏻

🧑‍🎓🤵🥷👼


まるで暗闇を打ち消す


天の光のように


温かい心を持つハスミ…


そんなハスミの周りには いつも誰かがいて


そこには笑顔が溢れていた……







👩


子供ながらに 私には わかっていた…


天が 次のハートの戦士に選んだのは


ハスミなのだと……




🧍‍♂️👧🏻🧍‍♀️



👩


子供の頃の私は


心のどこかで 


そんな妹のことを


疎ましく思っていた……







そんな 私の心に 


一瞬  、悪魔が囁いた……






少しだけ…


ただ ほんの少しだけ…  


ハスミのことを


困らせてやりたかっただけだった……





でも それが 取り返しのつかないことに


なるなんて………








普段は怖がりなハスミ……


私は ハスミを強引に


ハートの短輪戦士にいい継がれる


決して近づいてはいけないといわれる


禁断の祠に連れて行った…




🏛️👩👧🏻




この祠の中には人に危害を与えるほどの


力のない低級な魑魅魍魎たちが


普通に蠢いている場所…


私は以前、ここに来て その事を知っていた…



💀💀う~ら~めしや~        



👧🏻

【 ヒイッ~…  恐いよ お姉ちゃ~ん、

早くお家に帰ろうよぉ~…💦】




👩

【 あっはっは♪


ハスミは こーんなのが恐いのぉ~


私はぜーんぜっ ヘッチャラだよー♪☆】







私が目を離した 瞬間だった…


決して開けてならないと云われていた


パンドラの箱の魔力に魅了されたハスミは…


パンドラの箱に触れてしまった…


👧🏻

❤️何これ?ハートの紋章がある☆】


📫(←箱の絵文字がない😂)

❤️

🤚🏻


👩

【 ハスミ!!  その箱に触れちゃダメッ!!】


ハスミがその箱に手を触れた瞬間…


📫️

💔パリーン……

🤚🏻


箱の封印が解け……



ガチャッ……

📭


🕷️

ガリッ…

👆🏻




👧🏻

【痛いっ…、】





そして



箱の中から 上級の魔物たちが一斉に飛び出し


て行った……


そして……


あの 冥界の女王 も……



👤🕷️







🧍‍♀️🧍‍♂️👧🏻  👩



父も‥  母も‥ 私たち姉妹も‥‥


パンドラの箱から飛び出してしまった


魔物たちと戦った……



その甲斐もあり‥  殆んどの魔物たちは倒した…


このまま 事態は終息するのかと思っていた…





けれど……



そんなある日の夜……



上級の魔物に敗れた母は


魔物の身体を乗っ取られ


私たちに その矢を向け襲い掛かってきた……




🕷️🕸️

🧍🏿‍♀️🏹           🧍‍♂️💦 👩

         ═══┱┱┱┱┱┱┱┱┱

═┹┹┹┹┹┹┹┹┹







👩🏿


魔物となった母は


まるで憎悪と怨念の化身となり


凄まじいほどの邪気を放っていた…


何度、倒しても 直ぐに再生し甦える…


私たちには成す術がなかった……


はじめて覚えた感覚……  


私たちは死を覚悟した……





そんな母を仕留めたのは…


──═════───────

 👧🏻

         🏹    

──════───────



突如、覚醒した  ハスミだった……





  👧🏻はぁ はぁ…

  🏹




ハスミの矢を受けた 母は…


取り憑いた魔物と共に


黄泉の門 の向こう側にある


世界に封印された…






👩🧍‍♂️


👧🏻🏹ザッ!!





👨

【 ハスミ…  落ち着きなさい…


もう終わったんだ……、 】










👧🏻


その日から…  


ハスミから 笑顔が消えた……







👩


すべて…   


私のせいでこうなった……


せめて私に出来る償い


父と母の後を継いで


ハートの短輪戦士になるという私の夢は


ハスミに譲ることにした………。










それから数年後……



私たち姉妹は中学生になっていた





ある日…



ハスミが 暴走しはじめた……



  ═══┱┱┱┱┱┱┱┱┱

═┹┹┹┹┹┹┹┹┹

🕷️🕸️  

👧🏿🏹  

  ═══┱┱┱┱┱┱┱┱┱

═┹┹┹┹┹┹┹┹┹


あの日の母のように……





そう


冥界の女王 の真の狙いは……


母ではなく……


はじめからハスミだった……



👤🕷️



👧🏿









🕷️🕸️

👧🏿🏹           🧍‍♂️👩

         ═══┱┱┱┱┱┱┱┱┱

═┹┹┹┹┹┹┹┹┹


魔物に取り憑かれたハスミの力は


私たちには手に負えぬほどだった……


私たちに残された手段はひとつしか


なかった……







《生存》👧🏻══💔══👧🏿🕷️《封印》


私たちは 禁呪法 ハンチャーを使って


善のハスミ と 悪のハスミを2つ割り


悪の心を持つハスミを時空間を超えた


どこかに飛ばし、その扉を封印した…







そして万が一,再び、ハスミが暴走しないよう


ハスミの記憶を塗り替えた…


これによって 


ハスミの短輪戦士としての才と力の


半分を失った…








👩


すべて 私のせいだ………




これからは ハスミに代わって


私がハートの短輪戦士になる…


誰より強く正しい短輪戦士に………








私たち姉妹が 高校生になる頃……



あの禁断の祠は深い森と🌲🌳


🧱🏛️🧱高い壁に覆われ



その上に


別荘という名目で建物を建て


誰にも近づけないようされていた……


政治家となった父の意志だ…


他の誰も近づけないために……


二度とあの悲劇を繰り返さないために…


                             









👩🏹


高校生になった 私は 厳しい鍛練と修業の


甲斐もあってか   これまでくすぶっていたのが


まるで嘘だったかのように


私の短輪戦士としての才能は一気に開華した。







その後、



私は 政治家となり多忙をきわめる


父に代わって あの禁断の祠を守る


ハートの短輪戦士になると伝える……






すると……



👨 


いつも穏和な父が


烈火のごとく激昂した…


私は 


とてつもない罵詈雑言を


浴びせられた……










👩


それは  まだ子供だった


あの日から 


ひそかに気付いてたこと……



父は…   



母とハスミを あんなふうにした



この 私のことを …



私の罪を



未だ 心のどこかで 許せていなかったのだと……








👧🏻


そして  私たちのその話を


ハスミは聞いていたのだ………









運命の矢は


どこまで私たちを苦しめるのか……






👩


ある日、私が外出先から帰宅すると……


胸に矢が突き刺さった父が倒れていた……  👨



もう息をしていなかった……







👧🏻🏹

【  大丈夫…


もう大丈夫だよ、お姉ちゃん…  


他のハートの短輪戦士候補たちも


みんなハスミが始末したから…


これで お姉ちゃんがハートの短輪戦士に


なれるね… ♪☆】





ハスミは そう言うと


無邪気な笑みを浮かべた…









そのとき…


私の心にふと 一抹の不安が過った……




《生存》👧🏻══💔══👧🏿🕷️《🔒️封印》



あの日…  ハスミに行った禁呪法は


成功していたのだろうか……


もしかしたら………




《生存》🕷️👧🏿══💔══👧🏻《🔒️封印》



誤って 悪の心のハスミを生存させ、


善の心のハスミを時空の彼方へ


封印してしまったのではないだろうか…





👩



もう後戻りなど出来ない…



何故なら ハスミの行動はすべて


この私のことを思ってしている


ことなのだから…




ハスミを変えてしまったのは


すべて この私のせいなのだから……



私はハスミを守るために


そしてハスミの暴走の被害を抑えるために


ハートの短輪戦士に伝わる


全ての金呪法をきわめた……











その後は ハスミが暴走を起こす度…


私は 金呪法を使って


人々の記憶を塗り替え改竄し


ハスミが壊したもの  や  ハスミが


奪ってしまった


生命を改に創造し つくり直した。








それから 私たちは父が残した遺産で


他の誰にも頼らず 2人だけで


支えあって暮らしていた……




この頃のハスミは 安定していて


もう暴走をしなくなっていた…




私とハスミが大学を卒業する頃、


何かと  私たち姉妹のことを気に掛けて


くれていた 父の親友  追九おじさまが


訪ねて来た。






👩

【 追九おじ様    お話って何?☆】






🧓🏻

【 ああ~ マリアちゃん☆】










👩💦

【 ええ~っ⁉️    わたしが 国会議員に…、⁉️】







🧓🏻

【 あっはっはっ


何もそんなに驚くことはない☆


今は亡き お父さんの鉄の正義の意志を


受け継ぐのは それは他の誰でもない 


マリアちゃんが最も相応しいと思う。


大丈夫、何もおそれることはない


この私が上手く行くようバックアップ


してあげようじゃないか☆


志半ばで 亡くなってしまった お父さんの


ためにも  この国で薄れつつある


正義のためにも!!】








《 それから数年後…  》



📖【 週刊  正義 !】


鬼塚マリア 議員     


献金受け取り疑惑…






👩💦

【 そんな、こんなのデタラメです!、】






🧓🏻

【 ああ、わかってる…


日本腹黒党の仕業だろう…


だが……、



我が党も今は大事な時期


僅かでも足を引っ張られるような事が


あったら困るんだ


すまない…  


今回ばかりは相手がわるい、


今の 私の力では  庇いきれん…


君のお父さんが立ち上げた


この 南出藻反対党の党首は


責任を持ってこの私が引き継ぐ… 








わたしは 直ぐに気付いた……


追九おじさまの目的は総理大臣に


なることなどではない……


あの禁断の祠の魔力だ……



あれほど優しかった追九おじさまも…


あの禁断🧱🏛️🧱の祠の魔力に


魅了され


惹き寄せられてしまったのだと……



あの禁断の祠を渡すわけにはいかない……










その翌年…   


私は  人々の記憶を塗り替え


新党 日本法羽毛党 を立ち上げた…




【 最年少党首   誕生!!】



👩


新党 日本法羽毛党 党首

鬼塚マリア



【 この国の人々のために‥  


この国の正義のために


 がんばっちゃい


まりあ!!】










協力者もできた……


👩🏼‍💼

甘不和党 党首

伊達麻季


【 マリアさん‥  わたくしは


あなたの考えに賛同します!!


ぜひ 我が党も 協力させていただきたい!!】


🤝





ただ………


私は何か悪い予感がするのです……


最近はおさまっていたはずの…


ハスミの暴走が 再び


動き出しているのではないかと……









いや、本当は気付いていた…


ただ、現実を見るのが こわくて


見て見ぬふりをしていたのかも知れない‥‥






私には ハートの短輪戦士の資格はない……








👴


太郎さん……


いいえ、世界が乱れる時に現れるという


赤い短輪を持つ選ばれし短輪戦士


桃たんわ太郎さん…




 私は  あなた大ケガをしてをここに


来たとき…


もし、私の身に何かあったら…


あなたが 私に代わって


ハスミの暴走を止め


あの禁断の祠を封じ込めてくれるだろうと……


心のどこかで かけていたのかも知れません‥






私はこのメッセージを


ここに残します…




いままだ記憶がないけれど……


赤い短輪の力によって あなたの記憶が


よみがえる頃、あなたが


このメッセージを聞いてくれることを信じて…




🦢

《REC》






👩


ハスミ……


私はもう自分の運命からも


真実からも逃げない‥


もし… 


あなたがあの祠の封印を解こうと


する その日が来るのなら……


私は ハートの短輪戦士として


矢を抜くことになる……