《翌日》
【 北海道金鶴市 】
🌙
🏢🏣🏤

🏮👨🏮
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【らーめんおでん】
へい !! らっしゃーい !!
🏮__👨___🏮
────────
👩真莉愛:
『 やぁ♪✋
君の店がどんな店なのか
気になってね♪☆ 』
👩羊蹄山桃々姫 (清野桃々姫)
『 こんばんはー♪✋
蛇王さん♪☆ 』

『 久しぶり、ジャオちゃん♪ 』
👨聖 蛇王:
『や、やぁ♪ みんな♪
くるみちゃん 久しぶり 💕』
👨聖 蛇王:
『 あは、
国際警察を出所してから
生活のために軽トラのキッチンカーを
買って移動しながら屋台やってやした♪』
👩真莉愛:
『 ずっと私の屋敷で住んでいれば
ヒットマン稼業だけで楽に暮らして
いけたのにね~☆』
👨聖 蛇王:
『 ヘヘッ♪ そういうわけにゃ
いきやせんって☆
僕は根っから野良ネコ生活が
身についているんでさぁ~♪☆』
👩真莉愛:
『 ははっ♪、そうか、
ところで
らーめんおでんって何だい?
ラーメンとおでんを一緒に
出してるのかね?☆』
👨聖 蛇王 :
『 いえ、ラーメンは出しておらず、
その名の通り
ラーメンのスープで煮た
🍢おでん でやんす。
チャーシュー、なると
しらたき、モツ、タケノコ、
牛肉ゴボウ巻き
つぶ貝、とか、基本的に
ラーメンのスープに合う具材しか
入れていません。
ラーメンと同じく お好みで
コショウとにんにくをお使いくだせぇ♪☆』
👩真莉愛:
『 🍢 こ…… これは………
美味だ!! 美味しいよ!!』

『 🍢 美味しい!!
思った通りのラーメン味だけど
美味しいよ ジャオちゃん♪ 』
👨聖 蛇王 :
『 デヘヘ………(照)』
👩羊蹄山桃々姫 :
『 美味し~い!!☆
う~ん 美味しいけど
ラーメンが欲しくなる~ 蛇王さん♪☆ 』
👨聖 蛇王 :
『 そうだよね~~☆
でも、残念ながら、
ラーメンは無いんだよね~~☆
そのかわりに豚饅頭があるんだけど
麺のかわりに
これを試してほしい☆
豚饅頭をスープに浸して食べる
みたいな☆♪
まぁ、食べ方は
お客様の自由なんだけどね♪☆』
👩羊蹄山桃々姫 :
『 ん? うん、美味し~い!!☆
こんな食べ方、思い付かなかった♪☆』
👨聖 蛇王 :
『それは良かった。
実はこれ、僕が
若くて貧乏だった時代に
よくやってたんだよ~♪☆』
==============
🚣💦
《 あれは 僕が
日本に来てまだ間もない
駆け出しのヒットマンだった頃……》
ラジオ
📻
♪~ あなたは もう忘れたかしら
赤い手拭いマフラーにして~
✏️👨💦
《 当時、僕は
昼間はヒットマンと悪事の
知識をア○チ区
ヒットマン育成学校でみっちりと学んで…
🍳👨💦
夕方からは隠れ蓑にしていた
中華料理屋に住み込んで
無給で働かされ……
楽しみといえば、仕事の終わりに
貰える 豚饅頭ぐらいなもので…》
ラジオ
📻
♪~ 小さな石鹸 カタカタ鳴った
あなたは わたしの体を抱いて冷たいねって
言ったのよ~
《 無給なので 当然、貧乏だし
貰った豚まん1個で どうやって
お腹いっぱい食べられるか
いつも考える訳だよ……………。》

👨?
《 そこで思い付いたのが…
調理場で貰って来た
クズ野菜のキャベツを手でちぎって
固形のコンソメスープと一緒に
鍋の沸騰したお湯の中に入れて
そこに豚饅頭も入れて
豚饅頭がトロットロになるまで
煮たスープ 》
ラジオ
📻
♪~ 若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ あなたの優しさが 怖かった~
《 当時、これでお腹を満たしたアル☆
嗚呼、必ず一流の極悪人になって
お腹いっぱい豚饅頭を食べてやると
誓ったものアル……
たまに豚饅頭を二個貰えることがあって、
その時は1個をスープに
してもう1個をスープに浸しながら食べた
という
そんな 悲しいお話でした…。》
==============
👨聖 蛇王 :
『 今、そのスープを食べても
きっと美味しいとは思わないアルネ、
でも、あのスープの味は僕の生きてきた
という足跡なのアルネ……☆』

『 ジャオちゃんが 大和田家を追い出され
てから、そんな事があったなんて………☆』
《 くるみ の回想シーン… 》
【名門 大和田家】
🔫👲貘祭:
『こぉのぉ~ 無礼者~!!
くるみ お嬢さまの風呂を覗くとは
何事じゃ~~~!!💢💢💨☆
破門じゃぁーーーっ!!💢💢💨』
逃げる
👨===💦
蛇 王:
『 ヒィィーーーッ!!
ぼ、
僕じゃなぃアル~~~~~💦』

『 ジャ、 ジャオちゃん… 💧』
蛇王の双子の弟
── チンフー ──
👨陳 虎:
『☆アイャァ~
覗きとは… 兄者にも
困ったものアルね~~~~………☆』
===============
👩桃々姫 :
『 えっ?、蛇王さん、
覗きしたんですか?💧』
👨聖 蛇王 :
『 ち、違う、違う、違うアル……、💦
あれは弟の陳虎のしわざアル…
陳虎は真面目そうに見えて
ムッツリなのアルネ💦』

『 そ…、そうだったんだ~…… 💧
じゃ、陳 虎さんに見られたんじゃ……💧』
👨聖 蛇王 :
『 しょっぱい弟でスイマセン…、
だが、当時、門下生は野郎ばかりで
みんな くるみちゃんに
憧れていたアルね……💧
ところで………
真莉愛さまには既に話しているんだけど…
くるみちゃん、桃々姫君、
僕は 黄泉の國へ行き、
正義のヒーローとして
世界の危機に立ち向かおうとしている
ヨモギダ君の
力になろうと思っている………。』
👩桃々姫 :
『 じゃぁ、私も黄泉の國へ行きます!!』
👨聖 蛇王 :
『 いや…、決戦のとき
必ず、敵が地上を襲ってくるはずだ。
君は他の戦士たちよりも
恵まれた強さを持っている。
桃々姫君は
ここに残って真莉愛さまや
国際警察の人と一緒に
地上の人々を守ってくれ。』
👩真莉愛:
『くるみ君、私たちは
少し 席を外そう……』

『はい。そうですね………。』
==================
👩桃々姫 :
『 私も黄泉の國に行きます!!
だって、
私たちは いつも一緒だったでしょう!!』
👨聖 蛇王:
『 いや…、 君を連れてゆくわけには
いかない………。
黄泉の國に足を踏み入れた者は
戻ってこれなくなるかも知れない………
君はまだ若い……
やるべきこと、学ぶべきこと、
それに… きっとこの決戦の先に
君には 楽しい未来が
待っていることだろう………☆』
👩羊蹄山桃々姫 :
『 私は正義のヒーロー、
聖 蛇王のパートナーでしょう?☆』
👨聖 蛇王:
『 そうだね、……だから、
お願いしているんだ……
パートナーである君にだからこそ
安心してこの街を任せることが出来る。
それに……
僕は君のことを自分の娘のように
思っている。』
👩羊蹄山桃々姫 :
『 …………。
私は 蛇王さんのこと
父親とは思っていません!!』
👨聖 蛇王:
『 あはっ、そうだね……、
こんな汚れた大人が
君の父親気取りなんて、
君は嫌だよね………☆』
👩桃々姫 :
『 そういうことじゃなくて………、
私は、なぜか、
蛇王さんのことが……
放っておけないんです……………。☆
それはきっと……
親とかそういうんじゃなくて………、』
《 桃々姫の言葉を遮るように…… 》
👨聖 蛇王:
『 ね、頼むよ!!🙏
この街は 僕が
唯一、笑って暮らせる街なんだ♪
僕が不在の間、桃々姫君に守って
ほしいんだ☆ 』
👩桃々姫 :
『 くっ………、
蛇王さん…、
もう、戻って来ないつもり
なんでしょう………、』
👨聖 蛇王:
『 ま~さか、☆
私は正義ヒーローだよ。
必ず、生きて帰って来るって♪☆
僕はこの決戦で手柄をあげて
特例で 国際警察の特急隊に入ろうかと
思ってるんだよ。
勿論、パートナーは桃々姫君だ。
君とコンビを組んで
悪い奴らをいっぱい逮捕してやろうかと
思っているんだから♪☆』
👩桃々姫 :
『 うそつき!!
蛇王さんのバカーッ!!』
《その場から走り去ってしまう…》
✋👩真莉愛:
『あ、大丈夫…。
桃々姫君は
私がちゃんと 送るから,
積もる話もあるだろう。
くるみ君は ここに残って
彼とゆっくり話したらいい。……』

『 ジャオちゃん……。』
👨聖 蛇王:
『 ごめんね…… 桃々姫君………
うっ……、 あははっ……、
僕はバカだよね……
この歳になってまともな心を取り戻すまで
人としての優しさや あったかさを
忘れていたんだから………
それは、これまで僕が、散々、
踏みにじって来たものだ…………。』

『 …………。』
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《 数日後…… 》
ヨモギダの元へ向かう
👨聖 蛇王:『…………。』
声:
《 ずいぶんと早く出発するんだな…… 》
👨聖 蛇王:
『 先生…… 』
👩真莉愛:
『あのあと、桃々姫君に泣きつかれてな…
あのコが君のために何か出来ることは
ないか?とな……☆』
👨聖 蛇王:
『 そうでしたか。』
👩真莉愛:
『それでコレを渡してくれと頼まれた…☆』
🥚 ヘッ…? たまご…?
👩真莉愛:
『それはただの卵ではない
皇帝鶏の卵に
桃々姫君と 私の3日分の
全力の闘気を込めた…
エネルギーの塊だ!!
君を一時的に無敵状態にしてくれる
はずだ……☆』
👨聖 蛇王:
『おぉーっ!! そいつぁ~
スゲーや!!
ありがとうございます!!☆』
👩真莉愛:
『 無様でも何でもいい
男として正しい事のために
人々の未来のために
全力で戦って 散って来い
蛇王 君!! 』
👨聖 蛇王:
『 ありがとうございます!!☆
先生なら きっと
そう言ってくれるって信じてました♪
行って来ます!!☆』
👩真莉愛:
『 あ~あ……………。
あんなホームラン級のバカ……
二度と現れないだろうな……… ☆ 』
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