《キュン…》
👩陳 金猴:
『 ちょ…… 、 アナタ、
泣いてるんですか?💦』
《 なっ…、あれほど 憎たらしく
強かった この男が……
一人の女性のために 敵である
この私の前で泣くなんて………… 》
😂ヨモギダ寅男:
『なぁ、陳 金猴、
君に頼みがある……。』
《ドキン…》
👩陳 金猴:
『な、なに、その頼みとは……?』
😂ヨモギダ寅男:
『俺のこと、
思いっきりぶん殴ってくれないか……? 。
あの少年たちのパンチ……
全然、効かなくて…………。 』
《ドキ…》
👩陳 金猴:《ドキ…》
『 な、なんだと……… 💦』
《 そ、そんなはずはない……!!、
この男は憎き敵なのだ……!! 》
👊👩陳 金猴:
『 ふっ、ふふふ……、
いいでしょう!!
思いっきり
殴ってさしあげますよ~!!💢💢💨』
ドッカーン!!
🤜💥😫
👩陳 金猴:
『あっはっは♪ あっけないな~♪』
💫
😵ヨモギダ寅男:『………。』
《ズキーン…》
👩陳 金猴:《ズキン…》
《 なっ…… 心が痛い………💧》
『ご…、ごめーん……💦
ど…、どうしよう……💦』
=================
🏙️【寅男の部屋】
🛏️
😵ヨモギダ寅男:『………。』
《キュン…》
👩陳 金猴:
『な…、何故、私がこんなことまで……💧』
👀 チラッ… 『んっ…?☆』
《キッチンの食器がそのまま……》
👩陳 金猴:
『な…、キッチンが片付いていないじゃ
ないか……、
私はこういうの気になるんだよ……💧
大体、この男は、
きちんと食事が出来ているのか……?💧』
😵ヨモギダ寅男:『………』
《ドキ ドキ》
👩陳 金猴:
『ふ…、ふふ、仕方のないひとだな……💧』
==================
🏯【金猴城】
♒みずがめ座の
👩あーりー (植村あかり):
『 ねぇ、 陳 金猴…
君のことだから大丈夫だと思うが……
女性の姿に転生したばかりの時は
とても惚れっぽくなっているから
気をつけてね。
陳 卓腕の時もそうだったでしょう…。
3日間は男と会わないほうがいいよ。』
《ドキドキ》
👩陳 金猴:
『 ええ、もちろん
わかっているわ……💧
でも、あのひとには心の支えになって
くれるひとが 必要だと思うの…💧』
♒みずがめ座の
👩あーりー (植村あかり):
『 はぁ~っ?☆』
《ドキドキ》
👩陳 金猴:
『 いや、なんでもないわよ…💧』
《今頃、食べてくれているかな?》ニヤ ニヤ☆
=================
🏙️【寅男の部屋】
😧ヨモギダ寅男:『なっ……。』
《 私が目を覚ますと そこには
本場、中国の絶品の炒飯と
スープがあった……… 》
🥄😧ヨモギダ寅男:
『 う、うめぇ……… 』
=================
🏙️【国際警察金鶴】
👨黒胡雅裕 (甲本雅裕):
『 きのう、白蘭と美鈴と会いました☆
すべて、あなたのおかげです
ヨモギダさん♪☆』
😟ヨモギダ寅男:
『 いや、まだだ…、まだ君の奥さんの
卓腕さんのことを救えていない…
卓腕さんの魂は真莉愛さんの身体と
共存していて安全だが、
卓腕さんの身体は昔の姿のまま、
時を止められ、黄泉の國に縛り付けられた
ままだ………
どうやったら黄泉の國に行けるのだ…?』
👩真莉愛 (牧野真莉愛):
『 卓腕様を救う方法はあります。
必要なものは 龍の剣、龍の水晶、龍の鏡…
だけではなく、もうひとつの
黄泉の國を現す龍の鏡と ふたつの目の金の
天秤が必要です…
なので、あとはもうひとつの鏡と
もうひとつの天秤さえ揃えることが
出来れば不可能な事ではありません。』
😧ヨモギダ寅男:
『なっ、鏡と天秤は もうひとつずつ
あるのか………☆』
👩真莉愛 :
『 どういうわけか
世界の歯車が狂って来ています……
そうなれば,自ずと鏡の持ち主も、
天秤の持ち主も動き出すはずなのですが…。』
=================
🏬【 喫茶さくら~金鶴支店~】
👩川村文乃:
『 いらっしゃいませ……、??!
お前は……… 』
✋👩 愛天麻亜紗耶(江口紗耶) ペコリ…
『 あ、争う気はありません。』
👩川村文乃:
『 では、何をしに来たのだ…… 』
👩 愛天麻亜紗耶
『 はい。 あなたには ぜひ、
事実を知っていて貰いたかった……。
私は この世界の人間ではありません…
私の住む世界は
あなた方いうところの黄泉の國です。
神々の道具には それぞれ人と同じく命が
宿ります。
私の正体は黄泉の國を司る もうひとつの
龍の鏡の化身なのです。』
👩川村文乃:
『 なんだと…… 』
👩愛天麻亜紗耶
『 この世界は二つの龍である
白蘭さま と 美鈴さまの衝突によって消滅
する運命でした……。
そして、伝説の虎の戦士であるヨモギダ寅男
さんを私が導き、彼が
あなた方おふたりを撃破し
そして破壊の力の暴走を引き起こした
ヨモギダ寅男を彼女の娘である寅琥さんが
撃破し、彼女が新たなる龍の王として
君臨することで この世界に平和が戻る……
それが本来のあるべき姿でした……
ところが、彼が現れたことによって
白蘭さまと美鈴さまが和解されたこと
により、運命の歯車は更に狂いはじめ
てしまいました……。
より、邪悪で強大な何かが動き出すのを
私は察知しました…… 』
👩川村文乃:
『 それは 陳 金猴のことか…? 』
👩愛天麻亜紗耶
『 いえ…、あのひとは
その切っ掛けをつくるために利用され
見えない敵と戦っていただけに過ぎません……。』
👩川村文乃:
『 では一体、誰が…… 』
👩愛天麻亜紗耶
『 わかりません…… ですが、
ヨモギダ寅男さん自身に近い者…、
あるいは……
ヨモギダ寅男さん自身がそうなのかも
知れません…。
いずれにしても、私に与えられた時間は
間も無く終えます、私の力を貴女に託すこと
にします……。
そうすれば,あなたを通してヨモギダ寅男さん
を見て何かがわかるかも知れません……』
ドロン…
👩 △……¨¨¨‥‥‥¨¨¨
‥‥¨¨¨‥‥‥/¨¨¨/‥‥/¨¨¨
《 愛天麻亜紗耶は黄泉の國を司るもうひとつの
龍の鏡に姿を変え、文乃の身体に吸収された………》
👩川村文乃:¨¨‥‥¨¨‥‥‥‥‥
『 なんと…、一方的な……… 💧 』
===================
探偵
🕵️鯱 (須藤元気):
『 調べてみたところ湯田秀一は
過去に自分が記者をクビになったのは
君の仕業と勘違いし、逆恨みしている
ようだな………。』
😧ヨモギダ寅男:
『 なんと…………💧』
=================
📖👩湯田優里亜:
『あなた、これはどういうことなの…?』
👱湯田秀一:
『ああ、あの時、娘が病気だからと
必死に頭を下げたのに、上に圧力を掛けて
俺をクビに追いやった、奴への復讐だよ!!
ざまあねぇよな!!☆』
👩湯田優里亜:
『 それは違うよ!! 秀一さん!!
あなたは、ヨモギダさんのことを誤解し
ている!!』
👱湯田秀一:
『なんだと、それはどういうことだ?!』
👩湯田優里亜:
『 これは あなたには言うなと口止めされて
いたから、いままで黙っていたけど…
あなたが、ヨモギダさんに頭を下げたことを
ヨモギダさんはずっと気に掛けてくれていて
…
その後、何度もお見舞いに来てくれたり、
ユキのために腕のいいお医者さんを紹介して
くれたり、医療費の世話をしてくれたのは
実はヨモギダさんで……、
今、ユキがこうして元気にいられるのは
ヨモギダさんのおかげなんだよ……。
あの時に、あなたは話を蹴ったけど
あなたの出版社への再就職先の世話を
してくれようとしたのはヨモギダさん
なんだよ……、
ヨモギダさんは、私たち家族の恩人なんだよ、
なのに、あなたはそんな人に何てことを
したの……?』
👱湯田秀一:
『なっ、なんだとぉ~……💧
なんでそのことをもっと早く言ってくれ
なかったんだ………!!💦』
==================
【金鶴新みなと公園】
☁️ 🌙
☁️
🛳️
ポツーン……
😟 《 フェリーの灯りを見つめる…… 》
ミャー
🐈《野良の子猫が鳴く…》
ハッ!!
😦ヨモギダ寅男
『さ、さくら…?!』
🐈 😃ヨモギダ寅男:
『 あっはっはっ…
さくらにそっくりじゃないか?!☆ 』
🐈 😦ヨモギダ寅男:《ウンニャー♪☆》
『おっ?! まだ声が聞こえるぞ……』
🐈 😃ヨモギダ寅男:
『ははっ、もう一匹いたのか?
お前の兄妹かい?♪』
🐈ウンニャー♪
😃ヨモギダ寅男:
『 君たち、家に来るかい?!』
ミャー♪
🐈🐈ウンニャー♪
=================
🏙️【寅男の部屋】
🐈🐈
😦ヨモギダ寅男:
『 両方、トラネコでそっくりで
見分けがつかんな~……☆
鳴き声が違うぐらい…
普通の声なのが わっふる君 で
声がかん高い方が たこやき君 で
でどうだ?♪』
😦ヨモギダ寅男:
『あっ、キャットフードとか買わなきゃ…』
==================
🕋【スーパー24】
🛒😃ヨモギダ寅男:
『よし!! ねこトイレに、ねこ砂、
ペットシート、爪研ぎ、ねこタワーに
キャットフード、あっ?、ねこの食器
だ、どこだ………?』
ゼエ… ゼエ…
🛒👩💦陳 金猴 :
『 おや? 奇遇ですねぇ~… 💧』
😧ヨモギダ寅男:
『ゲッ、 陳 金猴…… 』
😟ヨモギダ寅男:
『この前は なんというか……』
《ドキ ドキ…》
👩陳 金猴 :
『こちらこそ何というか……
自分でもこんな事になって……
びっくり です……… 、』
😅ヨモギダ寅男:
『 この間は 炒飯ありがとう!!
めっちゃうまかった!!
本場の味がして驚いた!!』
👩陳 金猴 :
『 そ、そうですか?♪
美味しかったですか♪☆
エヘヘッ、私の得意なやつでして…☆』
😅ヨモギダ寅男:
『 君は本当は
いいひとだったんだな♪☆
出来れば、君とはもう戦いたくないな…』
👩陳 金猴 :
『 私もあなたとは戦いたくありません……
龍の力を手入れ不老不死になることに
あれほど執着していたのに…
この姿になってから不思議なことに
その事はどうでもよくなって……
でもだとすれば
私のこれまでの人生は
一体、なんだったんでしょう…?』
しみじみ…
😖ヨモギダ寅男:
『人生か~~…… 難しいねぇ~……』
🕋【スーパー24】
👋😃ヨモギダ寅男:
『 じゃぁ、帰るね♪
いろいろと ありがとうね♪ バイバイ♪☆』
👋👩陳 金猴 :
『あははっ…☆
ありがとうございます♪
バイバ~イ♪☆
……………
そっか~…
きっと、奥さんが出て行って
さみしかったから猫を飼いはじめのね~…
かわいそう………
なんか、食事でも作ってさしあげる
べきだったかな…… 💧』
………………………………………………
🏬【 喫茶さくら~金鶴支店~】
👩川村文乃:
『 いらっしゃいませ……、??!
お前は……… 💧』
✋👩 陳 金猴 :
『 陳 金猴です…
あ、争う気はありません。』
👩川村文乃:
『 では、何をしに来たのだ……
っていうか、君のその姿はなんだ?!☆』
👩 陳 金猴 :
『 はい。 あなたには ぜひ、
事実を知っていて貰いたかった……。
実は私は ある禁呪法を使ってこの姿に
なりました……。
しかし、この姿になって…
そして、彼に会って 私の野望なんて
どうでもよくなってしまいました……。
何だか、とても 苦しくて 切なくて…
一体、私はこれから
どうするべきなんでしょうか…?』
👩川村文乃:
『 お…、おまえ…、まさか、
また何か、よからぬ事を企んでいるんじゃ…
ないだろうな……?💧 』
👩陳 金猴 :
『 文乃さまは前に 遊園地で
ヨモギダ寅男さんが襲われたときに…
動揺して何も出来なくなっておられ
ましたが…
もし、いま 私の目の前で
同じことがあったら、
私もきっと、同じふうになると思います。
私は ただ、ただ、
彼の力になってあげたいんです…。』
👩川村文乃:
『 何の話をしている…?💧 』
👩陳 金猴 :
『 私は… どうやら…
好きになってしまったみたいなんです…。』
👩川村文乃:
『 だ… 誰を…… ?💧 』
《 ポッ… 》
👩陳 金猴 :
『 ヨモギダ寅男さん ☆』
👩川村文乃:
『 はっ、 正気かっ…… ?!💧 』
《 ウル ウル……》
👩陳 金猴 :
『 いくら文乃さまでも…
負けませんからっ!!☆』
🚪バタン!!💨
《スタタタッ… 駆け出して行った!!》
👩川村文乃:
『 ん~ なんと…、一方的な……… 💧 』
《その③へ続く》