アメリカ
🇺🇸🏰【ﾈｽﾞﾐｰｱﾆﾒｰｼｮﾝ王国】
🙍清水佐紀：
『 何だろう？ この胸騒ぎ………
寅男ちゃん身に 何かがあったの？…… 』
ﾈｽﾞﾐｰｱﾆﾒｰｼｮﾝ王国王さま
🤴米留辺仁志：
『 佐紀先生…………
そんなに気になるのでしたら……、
一度、
帰国してみてはどうですか？…』
🤦清水佐紀：
『 いえ………… すみません……、
わたしはプロでした………
この仕事が一段落するまでは
帰国はしません…… 』
🤴米留辺仁志：
『 佐紀先生…………、』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
《翌日…》
🏙️【🦈ｼｬｰｸｷﾝｸﾞｺｰﾋｰ 本社】
😃ﾖﾓｷﾞﾀ寅男：
『 今日から 君たち ふたりには
社長としての在り方を教えたいと思う。』
👨打田 守：
『 ん～？ 何ですか？ いきなり。』
👩船木 結：
『 私も～… あんまり興味ないけど～…』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『ま、まあまあ…… 覚えておいて
損はないだろう？ アイス食べながら
でもいいんで 聞いてくれ……(苦笑)』
楯 羽目夫：『おーっ… 寅男のやつ、教えてるか～
寅男は あのふたりをのことを育てたい
って言ってたけど 本気だったのか～…』
👩加賀 楓：
『は～い ，勿論、本気ですよ～☆
社長は元々、あのふたりのことを
高く評価していましたから♪』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
🌇《夕方》
【みちしげ動物病院】
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 すみません、たまたま
近くで用があったものですから、
御挨拶にへと来てしまいました～…(笑)
🛍️これつまらないものですが、
🦈ｼｬｰｸｷﾝｸﾞｺｰﾋｰと🐊ｶﾌｪ.ﾄﾞ.ﾜﾆｹﾞｰﾀｰで
ｺﾗﾎﾞした詰め合わせセットです☆』
獣医師
👩中島早貴：
『ありがとうございます、
あれ？ ヨモギダさん
少し、お痩せになられました？ 』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『え、ええ、ダイエット中な
ものですから～☆』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 ところで津軽翔一 君.
頑張ってますよ～♪
彼のつくるアイスは絶品ですからね～☆
私の職場の冷蔵庫には彼のアイスが
いっぱい入っていますから～☆』
👩中島早貴：
『 彼がいつも御世話になって
おります～♪
🐈さくらちゃんは元気ですか？』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『ええ～、変わらず元気で
わがまま娘をやってますよ～☆』
👩中島早貴：
『 そうだ
また釣りをやりませんかぁ☆』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『そうですね♪ みんなで集まるのも
そう何度も出来ないから、ちょうど
いい思い出になるかも知れませんね～♪』
👩中島早貴：
『あ、それはそうとダイエットも
ほどほどにね☆
顔色よくありませんよ～………☆』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『あははっ、 はいっ。
かしこまり～。』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
🕋【ｶﾚｰｼｮｯﾌﾟﾀｲｶﾞｰ ﾎﾞｰｲ】
👨絖川 健：
『どうだい？ うちのカレー？』
🕵️鯱 (須藤元気)：
『う～ん！！ これはうまい！！☆
どおりで店が混んでるわけだ！！(笑)』
👨絖川 健：
『そりゃ よかった～！！
苦労した甲斐があったよ♪☆』
ｶﾗﾘｰﾝ
🚪😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：『やぁ♪』
👨絖川 健：
『 おーっ♪ いらっしゃいアニキ～！！』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『おおっ、鯱も来てたんだ？
ここのカレーうまいだろう？
私もここの味の虜さ(笑)
どんなに食欲のないときでも
ここのカレーはサラサラと
食べられるんだよ～♪』
👩岡井千聖：
『寅ちゃん、久しぶり～♪☆』
👧花：
『おじちゃ～ん、久しぶり～☆』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『やぁ、千聖ちゃん、花ちゃーん
久しぶりだねぇ～♪
ふたりとも しあわせそうだね～☆
よかった～☆』
👧花：『うん！！ しあわせだよ～☆』
👩岡井千聖：
『あれ？ 寅ちゃんは
佐紀さんとは
あのまんまなの～？☆』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『うん、でも兄妹だったんだから
しょうがないよ～……、
それに多分、私は恋愛不適合者だ……
私と一緒になろうとする人は
みんな不幸になってしまう………☆』
👩岡井千聖：
『 …… そんなこと あるわけ
ないでしょ……。』
🕵️鯱：『 う～ん……
なんというか、俺は あんたには
あのコが合うんじゃないかと
思うんだけどなぁ～……… 』
😐ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『ん？ 舞美ちゃんのこと？…』
🕵️鯱：『いや、もう一人のコ
ほら、あんたの秘書のコだよ～☆』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 えっ？ 加賀さんのこと………. 』
👨絖川 健：
『そうそう！！
俺も前に見たときに
それ、思ったわ！！』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 いやいや、さすがに
こんな おっさん、相手なんて
向こうは嫌がるでしょう～……。』
👩岡井千聖：
『う～ん…… そうかなぁ～……
佐紀さんとも 舞美さんとも
結ばれないんだとしたら～………
寅ちゃんには やっぱり
加賀さんがいいと思うな～☆』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『さてはみんなで面白がっているな～♪
それに… さ……、
私には… もう…………、😟』
👩岡井千聖：
『うん？…… どうしたの？……』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『ううん、何でもない……
お持ち帰り用のカレーお願いします…』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
🌃《夜》
🏢【 OFFICE 金剛地 】
♪《ｺﾝｺﾝ》
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『こんばんはー♪☆』
八巻智人 (八嶋智人)：
『あっ、ﾖﾓｷﾞﾀﾞ社長～♪☆
あれっ？ 舞美なら 今、舞台公演で
広島県に行っておりますが～… 、』
☺️ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『いえ…、今日は八巻さんと話がしたい
なぁ～と思って来たんです、
これ、おいしいカレーなんですけど
すでに夕食は御済みですか？☆』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
八巻智人：
『うん！！ なーんだコレ！！
美味しい！！ 驚きましたよ～！！☆』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『そうでしょ～♪☆
ここの店主はカレーの知識なんて
まるで無かったのに独学でゼロから
ここまでの味を完成させたんです。
彼は愛する者たちのためにドン底から
這い上がって 自分の力で勝利を
掴み取ったんですよ～♪☆』
八巻智人：
『へぇ～♪ それはスゴいですね～☆
… あの、ヨモギダさん……… 。』
☺️ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：『ハイ？』
八巻智人：
『あの時…、舞美とあなたを強引に別れ
させたのは紛れもなく、この私です…
その事を ずっと後悔しておりました…
もし… 舞美が本当に女優を辞めて
あなたと一緒になりたいというので
あれば、私にそれを止める資格はあり
ません…… もし、あなたが本気で
舞美と一緒になりたいのであれば………。
全ては…わたしのせいなんですから……… 』
😐ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 八巻さん、それは違います……、
実はあれは あなたのせいだけでは
なかったんです……
本当に情けない話ですが…、
当時の私は……，
彼女が女優として活躍する姿を応援する
一方で…、心のどこかで彼女の溢れるほど
の才能に嫉妬していたんです…… 、
だって、私がいくら努力して彼女のこと
を振り向かせようとしても，
いつも彼女は 簡単にそれを飛び超え
ドンドン、
私の前へ行ってしまうんですもの………
いつ、彼女が私の元を離れてしまうのか
いつも気が気ではなく………
私は 彼女との そんな生活に耐えら
れなかった……
それを誤魔化すために仕事、仕事と
理由をつけて
彼女と真剣に向き合うことから
逃げていたんだ………
だから、あなたとのことが無くても
遅かれ早かれ 私たちは別れていたんだ
と思います………。
その理由とは 単純に
私が弱い人間だからです……。』
八巻智人：
『 ヨモギダ社長……、』
😞ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 佐紀先生との結婚がダメになって…
落ち込んでいたとき，舞美ちゃんは
ずっと側にいてくれました………
私は自分が助かりたいという一心で、
あのコの優しさに 縋ろうさえ考え
ました……。
まして、女優を辞めてまで私との生活を
選ぶとまで言ってくれて……
ああ、これでようやく舞美ちゃんは
自分のものになってくれるんだと…………
これで自分は楽になれるんだと………
でも、この前の舞美ちゃんの舞台を見た
とき、あのコの演技を目の当たりにして、
あまりにも凄くて涙が出ました……。
みんなあのコの演技を見て演者だけ
じゃなく
会場全体があのコと一緒に怒ったり、
笑ったり、泣いたりしていて…
それを見たら 私のそんな浅はかで
バカな考えは一瞬で消し飛びました……
あのコは紛れもなく 天才だ…
わたしは私欲のためだけに
二度もあのコを才能と幸せを
奪おうとしていたんです………😞
危うく、あのコやあのコの演技を楽しみ
にしている人たちのしあわせをまで
奪うところでした……😞
あのコには こんな自分のような情けない
男なんかと一緒にいるよりも、
女優であることを選んで欲しい。
八巻さん…、当社をあげて全力で
応援します、
どうか……
私が大好きな女優、舞美ちゃんのことを
よろしくお願いいたします………😫』
八巻智人：
『 わかりました………
この 八巻智人におまかせください。』
握手
🤝
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【めぐりあい駅前】
🏫
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『いかん、いかん、つい話し込んで
しまった☆
それにしても八巻さん…、
あんなに面白い人だったとは……
もっと早くにわかっていたならなぁ～…☆』
👨通りすがりの男
ドンッ！！《肩がぶつかる………。》
👨通りすがりの男：
『気を付けろ～ カス、オラァ～…』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『はははっ、すみません……』
⚡ズキーン！！
😧うっ………
⚡ズキーン！！
😫ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：『 くくくっ………、』
《 うずくまる……… 》
👩👨：
《金澤朋子と打田 守が向こうから歩いて来る…》
👩金澤朋子：
『 守ちゃん…、アレ 社長じゃない？？』
👨打田 守：
『 社長！？ 社長ーー！！』
👨打田 守：
『社長ーーっ！！どうしたんです！？』
👩金澤朋子：
『社長！！』
😫ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『うっ……、 うっ……、
💼ｶﾊﾞﾝから…… 薬を……… 』
👨打田 守：
『わかった、薬…… 痛み止め？……』
👨打田 守：
『は、はいっ、社長……、』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【 駅前のベンチで…… 】
😓ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 ごめん…… ふたりとも……
迷惑を掛けてしまって…… 』
👩金澤朋子：
『いや、そうじゃないでしょう、
迷惑とかそういう問題じゃ
ないでしょう、……』
👨打田 守：
『 一体、何の病気なんですかっ？…、
だって、さっきのさ………
普通の苦しみ方じゃなかったじゃん……、』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『あ、ははっ、オレには夢があるんだ……』
👨打田 守：
『 何の話をしているんですかっ？、 』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『その夢とはな、 羽目夫が我が社の
会長になって… 打田君、
君が私の跡を継いで 社長になって、
君たち ふたりが結婚して……
そして君の跡を継いで 結ちゃんが
社長になり、次の世代の社員たちを
育てるんだ♪☆
そして、おとなのリッチカクテルは
何のしがらみもない独立した大きな企業に
なって君は、そこの社長になって
次の世代の若者たちに夢とチャンスを
与えるんだ♪☆(笑)
どうだ？？ 素敵だろう？？☆ミ』
👩金澤朋子：
『 話をはぐらかさないで下さい！！』
👨打田 守：
『ちゃんと病院に行って治療を受けてる
んですかっ？！ 』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『ああ…、今は痛み止めで抑えているが
手術しか手はないらしい……。
それなりのリスクが伴うのかも知れん。
だから、その前に君と結ちゃんに
社長として必要なことを教えたいんだ…
君たちを育てたいんだ……
私には、もうあまり時間が残されて
いないんだ…… 😧』
👨打田 守：
『 うっ……。 くくっ。
あんたが、そんな状態の時に… うっ。
なんで、俺が社長の代わりを
しなきゃいけないんですか！！』
😧ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 打田 君…… 、わかってくれ…
私の立場からすると……、
これは大切なことなんだ…… 』
👨打田 守：
『 ふ～ざけんなっ！！……
俺にはな……
アンタが社長じゃない会社なんか
居たって何の意味もないよ！！
なぁ、頼むよ……
生きること諦めないでくれっ…！！』
😅ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『 なんだよ…、 大袈裟だな……。
勿論，あきらめちゃいないよ。
私がこの病気なんかに負けると思うか？…
私は必ず復活する！！
さっきの話だって未来の話をしただけだ。
約束するよ、もし君たちが私の夢を
叶えてくれるのなら、私は直ぐにでも
手術を受ける！！』
👨打田 守：
『 絶対だな！？、約束するんだな！？
必ず、生きて帰って来るって！？』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
『ああ、約束するよ！！
必ず生きて帰って来る！！☆』
😃ﾖﾓｷﾞﾀﾞ寅男：
《 すまない…… 打田君……… 》
ﾅﾚｰｼｮﾝ：金澤朋子
《 こうして、その日から打田君と結ちゃん
は社長の元、社長としての心得を勉強し始
めるのでした… 》
《その③へ続く》