👩金剛地舞美:
『 安心して…。 今日は寅ちゃんを取り戻す
という意思表示をしに来ただけ…☆』
🙎清水佐紀:
『 そんなの、…
そんなの、
許されるわけがないでしょう!!』
👩金剛地舞美:
『 元々、寅ちゃんは
私だけのものだった…
私も寅ちゃんも騙されていただけだった
お互いに好き同士で別れさせられたのに…
その大切なものを
返してもらって何がいけないの?』
アワワワッ…
😱ヨモギダ寅男:
《 こーゆー時、男は
ど、どうしたらいいの…?…………、》
😅ヨモギダ寅男:
『 あ…、あの~… なんか、
すみません、全部、
私が悪かったとゆーことで~……』
👩金剛地舞美:
『 悪いけど、、寅ちゃん、
ちょっと黙っててもらえるかな~!!💢』
🙎清水佐紀:
『 そうよ!!、
素人は 黙ってろ!!💢』
😅ヨモギダ寅男:
『 は、はい…、ごめんなさい…… ☆』
《し、素人……??》
🙎清水佐紀:
『 寅男ちゃんはあなたのせいで
深く傷付いたのよ…
だから…
あなたには渡さない!!
あなたにだけは 絶対に渡さない!!』
👩金剛地舞美:
『 寅ちゃんと別れて、私だって傷ついたし
この5年間、ずっと苦しんで来た…
私にとって、寅ちゃんを取り戻すという
ことは 私の失った人生を取り戻すこ
とと一緒なの……… 。』
お口にチャック…
🤐
《 しゃ、しゃべっちゃダメなんだよね……💧》
👩金剛地舞美:
『 寅ちゃんも黙ってないで
何か言いなさいよ!!💢』
🙎清水佐紀:
『 そうよっ!!
黙るの早すぎ!!
もう 何でも早いんだからっ!! 💢』
😅ヨモギダ寅男:
『 は、はい、ごめんなさい…… ☆』
《 な、何でも早い……?!😰》
🙎清水佐紀:
『 でも、あなたは女優であることを
捨てることは出来ないでしょう!!
役柄とはいえ、他の男のひとと
色んなことをさせられるところを
寅男ちゃんはずっと堪え続けなきゃ
いけないのよ。
寅男ちゃんが、その現実に耐えられる
と思う?』
👩金剛地舞美:
『 今なら 捨てられるよ。
寅ちゃんを失ったこの5年から
比べたら… 。
わたしは今回のお仕事を最後に
女優を辞めようと思う。
そして今度こそ、寅ちゃんの側にいて
ずっと寅ちゃんのことを支えてあげる。
あなたこそ 自分のお仕事のために
寅ちゃんを巻き込んで配信したり
彼を晒し者にしていたじゃない。
そこまでした あなたは…、
物語を書くことを捨てられるの?…』
🙍清水佐紀:
『 うっ…、
わたしは……
物語を書くことは辞められないけど……
でも……
私が書いた物語を見てもらうことで
寅男ちゃんをしあわせにするわ!!☆』
ジーン……
🙂ヨモギダ寅男:
《 佐紀ちゃん…… 》
👩金剛地舞美:
『 今日は思いを伝えに来ただけ
だから帰るわ!!
けど、私の気持ちはこの先も変わらないよ、
寅ちゃん、わたしは自分の気持ちを伝えたよ
……。』
===============
🏡【 店の外……】
😫おーぃ
《 寅男が舞美を追い掛けて来る…… 》
😫ヨモギダ寅男:
『 待って!! 舞美ちゃん!!』
👩金剛地舞美:
『 ん? どうしたの?☆ 』
😞ヨモギダ寅男:
『 頼む、この通りだ……
もう、こういう事はやめてくれ……
あのコは、きみの考えているよりも
ずっと 繊細で 傷つきやすいコなんだ……
そして、私にとって 、
とても大事なひとなんだ…… 』
👩金剛地舞美:
『 5年間前の あの時……、
私も そんなふうに 寅ちゃんに、
守ってもらいたかった……。』
ズキン…
😖ヨモギダ寅男
『 うっ…………、
そのことは本当にごめん……。
でも、わかってもらいたい……
もう、5年間前の私じゃないんだ…、
周りと人たちと同じように,
懸命に今を生きている………。
それに俺は
あのコのことが好きなんだ……
だから、あのコと結婚することに
決めたんだよ………。』
👩金剛地舞美:
『 ふふっ(笑)♪
そんなこと。まだわからないでしょ(笑)♪
それに 寅ちゃんのことを受け入れるには
あのコは弱すぎる。
その結果、寅ちゃんは 必ず、
また 私のことが好きになる☆(笑)♪。
可能性はゼロじゃない限り
諦めちゃいけない
って、寅ちゃんが私に教えてくれたん
でしょう(笑)♪☆ 私は待ってます☆
じゃぁね♪👋』
😓ヨモギダ寅男:
『て、手強い……… 』
👩金剛地舞美:
『 寅ちゃんのバカ………。』
===============
🏡【 喫茶さくら 】
《 寅男の部屋 》
🙎清水佐紀:
『どうだった…?』
😖ヨモギダ寅男:
『ごめん…。 説得したけど、
わかってもらえなかった…☆
でも、私が 佐紀ちゃんに対する想い
は彼女にも伝えし、その想いは何も
変わらない…
ねぇ、佐紀ちゃん…、
私が、焦っているだけなのかも知れないが、
この結婚を急ぐことはできないかな? 。
舞美さんのことだけだはなく、
この結婚には何か思わぬ横槍が入るような
そんな嫌な予感がするんだ………😧☆
スケジュールを変更して時間をつくるから
予定より早く御両親に会わせてもらえ
ないだろうか?☆
私は 佐紀ちゃんと離れたくない……
佐紀ちゃんを愛してる…☆』
《 佐紀の手を握る 》
🙎清水佐紀:
『 ありがとう、寅男ちゃん…、
わたしも愛してる。
すぐに両親に連絡してみるね。☆』
===============
《 実家に電話をする佐紀……》
📱💁清水佐紀:
『もしもし、佐紀です。
あ、お兄ちゃん?。
実は お父さんやお母さんや、
会ってもらいたい
ひとがいるんだけど~……』
=======
しみず ぶりお
📱👨清水鰤生 (佐紀さんのお兄さん。):
『 あ~… ごめんな~………
いま、実は いま、
それどころじゃなくてね~…☆』
=======
📱🙎清水佐紀:
『 何かあったの~…?☆ 』
========
📱👨清水鰤生:
『 実は佐紀には心配を掛けたくなくて
黙っていたんだけど……
最近、母さんの調子が良くなくて、
この前,病院で検査を受けたんだけど……
また心臓の病気、再発してしまってさ……☆
母さんいま、病院にいるんだけど、
あんまり無理させたくないんだ…
もし、そのひとを連れて来るんだったら
代わりに兄ちゃんと父さんが一緒に会うよ、
それから母さんに伝えるよ。
それでもいいならいつでもいいよ☆』
=======
📱🙍清水佐紀:
『 ごめんね、 そのひとにも
そう説明しておくね。
うっ、お母さん………………。』
==========
😓ヨモギダ寅男:
『 そっか…、それは仕方がないよね……
私が焦り過ぎてわがままを
言ったせいで……… なんか、ごめん……。
今日はもうこんな時間だから、あれだけど、
ぜひ、明日にでもお母さんに会いに行って
あげて…。
私のことは後でもいいからさ……☆』
🙍清水佐紀:
『寅男ちゃん、ごめんね……、』
=========
《 翌 朝 の朝食 》
☺️ヨモギダ寅男:
『 私は亡くなった父親の影響で
自棄を起こしたとき真っ先にコーヒー屋を
やろうと思ったんですけど、
佐紀ちゃんはどうして小説家になろうと
思ったの?』
💁清水佐紀:
『 う~ん… 実はね、私たち兄妹は
俗に言う 愛人の子供なのね……。』
😓ヨモギダ寅男:
『 あ、そうだったんだ… ごめん。』
💁清水佐紀:
『 あ、いい~の いい~の…
別に気にしてないし、
私たち どうせ結婚するんだし♪(笑)』
😆ヨモギダ寅男:
『 デヘッ… そうでした。(照笑)』
💁清水佐紀:
『 それでね… 父とは,なかなか会えないし
たまに家に来ても父と母も年も離れてるし、
両親と私たち兄妹との共通の話題が
ネズミーアニメだったのね。
その影響でネズミーアニメがすごく好き
になって ネズミーアニメの物語を
書くお仕事がしたくて
小学生のときなんかは
わたし、何かワケわかんなくって、(笑)
手書きで自作のネズミーアニメを書いて
アメリカの ネズミーアニメーション に送ったりして
いたんだけど 返事 来ないけど。(笑)
そのうち 高校生のときに ミステリアスな
作品とか、ホラー作品とか、試しに書いて
応募したら受かって現在に至るという
わけなんです(笑)☆』
😄ヨモギダ寅男:
『なんか、
かわいいエピソードだね(笑)』
💁清水佐紀:
『 そうかな~☆(照) 』
=================
やぶ きねんびょういん
🏥【薮 記念病院】
💁清水佐紀:
『 こんにちはー☆
お母さん、からだの調子どう?』
しみずはまち
清水葉街 ( 佐紀の母親 /清水佐紀 二役)
『 ま~ 良いっちゃ~ 良いし、
悪いっちゃ~ 悪いかな~ (笑)』
💁清水佐紀:
『何それ~~☆(笑)』
清水葉街
『 ところで今日は大切なひとは
連れて来てないの~? (笑)
ヨモギダ寅男さんだよね、
なんか、変わった名前だね♪(笑)』
💁清水佐紀:
『 えっ? どうして?』
清水葉街:
『その指輪✨💍ネズミーの婚約指輪
でしょ(笑) あと前の動画配信、
お父さんと鰤雄(佐紀の兄)は操作の仕方
わからなくて見れないけど
私は見れるから☆(笑) しあわせなの?』
💁清水佐紀:
『 うん!!☆ すごく優しくて
あったかいひとで いつも好きって
言ってくれて スゴく幸せ♪♪』
清水葉街:
『 じゃあ、連れて来なよ(笑)』
💁清水佐紀:
『 うん、実はね、彼の方も
彼もお母さんやお父さんに
会いたがっていたんだ~☆(笑)』
===============
【その2日前……】
🇺🇸
🏰《ネズミーランドアニメーション スタジオ》
☎️トゥルルルル♪《電話が鳴る》
👑 ネズミーアニメーションの王様
めるへん ひとし
📞米留辺仁志 ( 小沢仁志 ):
『 もしもし、王さまです♪』
メルヘン郵便局 局長
📞👴
『あの~…誠に申し上げにくのですが…
こちらの何かの手違いがありまして……
15年前に 王様の元へ届くはずだった
小包が見つかりまして………』
📞米留辺仁志 :
『 なんと、メルヘンな……
ぜひ、届けてください☆』
======
👴メルヘン郵便局 局長:
『こちらなんですけど……🎁』
👑米留辺仁志 :
『 🎁では、中を開けてみましょうか☆
(微笑)☆』
《 箱の中には手書きの物語と米留辺仁志
へのファンレターが入っていた。》
米留辺仁志:
『どれどれ~
【🦄ユニコーンと王子さま】…
うん、とても良いタイトルだね…
【 6年4組 清水佐紀 】 ちゃん…
当時、小学生だったんだ……。
うん、うん、これは 素晴らしい!!☆
実に面白い物語だ!!☆
すぐに、このコのことを調べてください☆』
==============
🏰《ネズミーランドアニメーション スタジオ》
米留辺の秘書
👱スティーブ:
『 王さま、調べてみましたところ、
清水佐紀さんは日本ではタビガラス出版と
契約をしている有名な小説家のようです。
現在、婚約者の方がいるようで、
その御相手の方はヨモギダ寅男さんという
大手企業の社長をされているようです。』
米留辺仁志:
『 ヨモギダ寅男……?…。
ヨモギダ…
ヨモギダ鯖雄… ?
寅男……、 はっ!! まさかっ!?
あのときの少年……… ?! 』
================
【昔。】《 回想シーン》
【😫:待ってよーー!! お母さーーーん!!】
【 🚗💨 ドサッ… 😫 あ、 】
【 🚗ピタッ バタン、 車が止まり、
運転席から 誰かが降りて来る 】
若い頃の米留辺仁志 (昔はヤクザだった。)
👨:『 おい、大丈夫か……、
おい、坊主、オレもガキの頃に実の
母親と引き離された… だから…、
坊主の気持ちはわかる…… だが、
今は耐えろ…… 坊主が大きくなったら
母さんを取り返しに来るんだ……
それまで強く生きろ坊主!!』
🚗《車からの声……》
【 オイ!! 何をしている急ぐぞ!!】
👨米留辺仁志:
『 へぇーい!!、
それにな、坊主のお母さんは今、とても
重い病気で今すぐに治療が必要なんだ…
坊主のお母さんを救うには今はこれしか
方法がないんだ…… 』
😰ヨモギダ寅男:
『 お母さんの行くとこは安全なの…?』
👨米留辺仁志:
『ああ、ここよりも,ずっと安全な場所だ、
任せとけ 必ず坊主のお母さんを
救ってみせる。』
😢ヨモギダ寅男:
『わかった…… お母さんのこと
頼む……。』
👨米留辺仁志:
『 よし… ( 寅男の頭を撫でる )
坊主、名前は……?』
😢ヨモギダ寅男:
『 寅男… ヨモギダ寅男…… 』
【 🚗💨💨 😭あああー】
【😭:車のルームミラーに映る寅男の姿】
《 車を運転している 》
👨米留辺仁志:
『うっ……、 許せ… 坊主… …』
===============
米留辺仁志:
『 なんてことだ………。
清水佐紀さんの婚約者は、
加代さんの息子さんだったのか……。』
米留辺仁志:
『 スティーブ君…、
清水佐紀さんのスカウトのため
直接、私が行きたいと思います。
それから、私は どうしても
お詫びしなければ いけないひとが
いるんです…
今から日本へ飛びましょう………。』
🛫 🇺🇸 → 🇯🇵
===============
🏙️【🦈シャークキンクコーヒー 本社】
《仕事帰りに駐車場に向かう寅男は清水佐紀と
電話をしている》
🅿️
📱😃ヨモギダ寅男:
『 ああ、そう、御会いしてくれることに
ことになった?! 良かった~~~☆
やーーったぁーーー♪♪
これで気に入ってもらえたら
いよいよ、佐紀ちゃんと結婚できるぅ~♪
泊まり、うんうん、いいよ、いいよ~☆』
📱💁清水佐紀:
『 寅男ちゃんはこれからどうするの~?』
📱☺️:ヨモギダ寅男:
『 私はね~、これから ほら、前に話した
私が個人的にバックアップしている
小さな劇団の『劇団 丸大豆なっとう』の
稽古でも見て打ち上げでもしようと
思っててね、ほら、たまには貧乏劇団員に
もたっぷりと栄養を取らせてやらない
とね(笑)』
📱💁清水佐紀:
『 いいなぁ~ 楽しそうだな~~
今度、私に連れて行ってよ~(笑)☆』
😓ヨモギダ寅男:
『それはダメ………。』
📱💁清水佐紀:
『 ええ~っ?…… なんで~~?!』
😅ヨモギダ寅男:
『 佐紀ちゃん、かわいい から
他の劇団員たちに
口説かれたら 困るからっ!!』
📱💁清水佐紀:
『 え~っ、なにそれ~☆(笑)
あははっ、
寅男ちゃんって、結構、
やきもち妬きだよね~(笑)☆』
😅ヨモギダ寅男:
『ははっ、そうかも……☆
ごめ~ん、(笑)』
================
《その⑥へ続く》