翌日【 休 日 】
🏡喫茶さくら
😅ヨモギダ寅男:
『 休日なのに みんなで どうした? 』
《 打田 守 ・ 金澤朋子 ・ 山木梨沙 ・ 船木 結 ・
金澤うな子 がいる…》
打田 守:
『 みんな、社長の様子がおかしかったから
心配して見に来たんスよ。』
朋子の母親
『社長さんも、今日は休みなんでねーの?』
😃ヨモギダ寅男:
『いや、それが キャンペーンのプレゼント用の
ミニタオル が予定より早く完成したと連絡が
あって見に行ってみようかなと(笑)☆』
👩金澤朋子:
『仕事の話になるとイキイキしてる
大丈夫かなっ?(笑)』
😃ヨモギダ寅男:
『いや、大丈夫……… 』
😧店の前に 車が止まり
🚗💨キキッ
佐紀さんが降りて来て
🚗🙎
男が降りて来て 抱擁した…
🚗👫
😧またか!!
🚗💨《バイバーィ》🙋
🙎清水佐紀:
『あれっ?、寅男ちゃん今日、お休み
じゃなかったっけ? 今からどこかに
出掛けるの?』
😧ヨモギダ寅男:
『なっ…、また、あの セクハラ男と…、
いい加減、担当者を変えたらどうですか?』
💁清水佐紀:
『 アレッ? 最初のルール説明で言って
なかったっけ? 疑似恋愛生活外では
恋愛自由だって…。』
😧ヨモギダ寅男:
『恋愛は自由? じゃぁ、あの男とは…
あーっ、そうですかー?
そういうわけですかー?
実はねー、私はいま姉から
お見合いをするように
せっつかれているんですよ。
私がお見合いをしても… 佐紀さんは
いいんですね~ … 』
🙎清水佐紀:『べ…、別にいいよ。』
😧ヨモギダ寅男:『なっ…、』
💁👔『もう~ ネクタイ曲がってるぞ♪』
🙋清水佐紀:『 寅男ちゃん
行ってらっしゃ~い!!』
ショボーン…
😞ヨモギダ寅男:
『 行って来ます… 』
川村文乃:
『店長、すっかり元気がなくなってる…』
竹内朱莉:
『 佐紀さん… ひどいよ、
もし、店長のこと本気じゃないなら…
もう自由にしてあげてもらえませんか?
私たちにとっては大切な店長なんです。』
🙎清水佐紀:
『 本気だよ…。 わたしは…
寅男ちゃんのこと本気だから…、』
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🙎清水佐紀:
『 この店が出来たばかりの4年前…、
そう あれはまだ 竹ちゃんが
おでん ちゃん呼ばれていた頃… 』
竹内朱莉:『 か っ!! 』
🙎清水佐紀:
『その頃から私はずっと… 寅男ちゃんの
ことが好きだった…。
出会ったばかりの頃の寅男ちゃんは
無口で寡黙で孤独で…
奥さんに酷い別れ方をされたあとで
心に深い傷を負った可哀想なひとだった…
私はそんな彼を放っておけなかった…
私が何度も話し掛けているうちに、
寅男ちゃんは どんどん明るさを取り戻し
ていって… 私は ますます寅男ちゃんに
惹かれていった…
そのうち 私は 何度も自分の想いを伝えた
んだけど鈍感な寅男ちゃんには全く伝わ
らず。
バレンタインデーのチョコのお返しは
一度目は『 プロテイン 』
二度目は『 ウ○コマン のぬいぐるみ 』
三度目は おもちゃの木刀をプレゼント
されたわ。
正直、リアクションに困ったけれど…
私は必死に笑顔をつくったわ……
それもそのはず、寅男ちゃんの心の中には,
いつも別れた奥さんのことがあったから…
その寅男ちゃんが…
ようやく… 私の方を向いてくれた。
私のことを、好きになってくれた…。
そんな彼のために
物書きの私がしてあげられること…
それは 私が 彼の 過去 と いま、
2つの小説作品を書くことで 彼に最高の
シナリオと思い出をプレゼントしようと
思ったのですね…。』
👩金澤朋子:
『 じゃぁ、何故、社長にわざと
つらい思いをさせるんですか、?』
🙎清水佐紀:
『 一緒に苦難を乗り越えるため、
そして最後には世間から盛大に祝福され
るなかで私と寅男ちゃんが結ばれてハッ
ピーエンド。
そのとき、彼の中で別れた奥さんとの辛
い思い出は過去の事と心の奥に仕舞われ、
代わりに彼の記憶は 私との最高に楽しい
思い出に切り替わる変わるというわけな
のですよ。☆』
👩金澤朋子:
『何もそこまで回りくどくしなくても
普通に社長と結ばれれば,社長は最高に
しあわせなのでは?』
船木 結:
『そうだよ~…せめて…
社長の想いだけは受けとめてあげてよ~。
できれば おさわりの方も…… 』
💁清水佐紀:
『 大丈夫なのですよ~♪
寅男ちゃんは今、 私に夢中なのです。
私たちは結ばれる運命なのですね♪』
山木梨沙:
『う~ん…、でもこのままでは,いつか
ふたりの疑似恋愛生活の方は破綻して
しまう。
この生活は もう、ふたりだけの問題で
はなく…私たち シャークキングコーヒーのビジネスに
も関わっていることは事実なわけで、
生活中のルールを緩和するなりしてでも、
続けてもらえたら正直、ありがたいなと…。』
『 んだどもよ~。寅男くんのあの様子を
見てみると…
今、彼の弱ってるところに優しくしてく
れる女性が現れたりしたら
簡単に横からテロ~って寅男くんを奪わ
れちゃうかもだよぉ~。テロ~って。』
💁清水佐紀:
『え~っ まさか~ ♪
大丈夫♪
寅男ちゃんと私は結ばれます♪』
ナレーション:金澤朋子
《 しかし、奇しくも わたしの母、うな子の話は
現実のものとなってしまうのでした… 》
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ズババーン
⛲【 超ー噴水公園 】
😥ヨモギダ寅男:
『 はぁ~… みんなにも心配かけて
しまって… 私は何をやっているんだ…
それにしても… 佐紀さん、
あの男とはどんな関係なんだ…… 』
《ミニタオルを落としてしまう。》
✨👩岡井千聖:
『あの~ コレ 落とされましたよ~☆』
😃ヨモギダ寅男:
『あーっ、ありがとうございます!!』
👩岡井千聖:
『あのっコレッ、かわいいですね~
トラネコちゃんのミニタオルなん
ですね~☆』
😃ヨモギダ寅男:
『なっはっはっ、実はコレ、
私の会社のオリジナルで新しい
キャンペーン企画用の景品でカフェで
当たりが出るとお客様にプレゼントさせ
ていただくミニタオルなんですよ。
吸水性に優れ、
肌触りも心地よいんですよ~♪』
👩岡井千聖:
『ほんとだぁ~ モフモフしてる~☆』
🛍️😃ヨモギダ寅男:
『あの、もし宜しければ新しいのが
あるので差し上げますよ~☆
ちょっと待っててくださ~い、
そのトラネコちゃんのハチワレネコちゃんのと、
パグ犬と、柴犬と、フクロウちゃんので
全5種、どうぞ♪♪』
👩岡井千聖:
『わぁ~ もーほんとにっ、かわいい~
ありがとうございま~す☆』
😃ヨモギダ寅男:
『あの、わたくし 🦈シャークキングコーヒーの
ヨモギダ寅男と申します♪』
👩ヨモギダ寅男:
『わたしっ、よく🦈シャークキングコーヒーに
行きます!!☆』
☺️ヨモギダ寅男:
『あっ、そうですかぁ~☆
それはありがとうございます~
では引き続き シャークキングコーヒーをよろしく
お願いいたします~
それで失礼~致します~☆』
👩岡井千聖:
『 🦈シャークキングコーヒーのヨモギダさんかぁ~☆』
😃ヨモギダ寅男:
『シャークキングコーヒーを御贔屓にしてくださる
お客様に出会えるなんて寅男はしあわせ
者です。
そんな大切なお客様のためにも
私も気持ちを切り替えてしっかり
しなきゃだな!!☆
✨👩それにしても…
笑顔のステキなひとだったなぁ~😆』
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🌇【夕方】
💁清水佐紀:
『寅男ちゃん、おかえりなさ~い☆』
😃ヨモギダ寅男:
『ただいま 佐紀さん… 』
💁清水佐紀:
『寅男ちゃん、おいで~ ハグしてあげ
る♪』
😃ヨモギダ寅男:
『あははは、もう無理しなくてもいいん
ですよ 佐紀さん…。
冷静に考えてみたら、私なんかが、
佐紀さんのような きれいひと
に本気で相手にされるわけがない。
実に単純明解なことでした(笑)。
きっと佐紀さんにとって 私との事は
あくまで仕事上でのことであって、
私どもも佐紀さんの可愛らしさと人気に
便乗して仕事を進めようとしていましたし
だから、この疑似恋愛生活は
はじめからから仕事上での事でしたね…。
なのに私が本気になってしまったものだか
ら、佐紀さんは 私を傷付けないように
無理して私に接してくれていたんですね。
全ては佐紀さんの優しさだったんだ…(苦笑)
私も姉からすすめられているお見合いを
して、きちんと向き合って自分の運命の
相手を見つけますからね。
いままで勝手に嫉妬して、佐紀さんの幸せ
な時間を邪魔するような言動をしてすみま
せんでした。
あっ、疑似恋愛生活の配信のときは一生
懸命、デレデレしている演技をしますから、
大丈夫ですよ……。(笑)』
🙎清水佐紀:
『えっ…………。』
ナレーション:金澤朋子
《 運命のいたずらか…
この疑似恋愛生活のルールは
こんどは佐紀さん自身を苦しめる
ことになってしまうのです……… 》
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🙎清水佐紀:『寅男ちゃんがいない!!
ねえ、 寅男ちゃんは?!』
川村文乃:
『アレッ、店長は今日はお見合いですよ…
お聞きになられていなかったんですか?』
🙎清水佐紀:
『 寅男ちゃん…… 』
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【寅男のお見合い】
カチカチ
😓ヨモギダ寅男:《 緊張している… 》
寅男の姉
『アンタそんなに緊張しなくても
大丈夫よ~☆ とっても気さく方よ~☆』
声:
《 お相手の方がお見えになりました~ 。》
お相手の方の声:
《 失礼致しま~す 》
😣ヨモギダ寅男:
『ダメだ、相手の方をまともに見れん!』
『アンタ、ちゃんと目を開けなさい。』
😶ヨモギダ寅男:
『うーん… えっ…、』
『ご紹介するわ… 岡井千聖さんよ♪』
👩岡井千聖:
『 千聖ですぅ~。
本日はもう ホントにっ☆
よろしくお願いします。』
😃ヨモギダ寅男:
『あなたは、あのときの~っ♪』
👩岡井千聖:
『あー やーっぱりそうだった!!
あの時の ヨモギダさんだぁ~
ウケる~♪☆
よろしくお願いします♪☆』
💘😄ヨモギダ寅男:
『よ… よろしくお願いいたします』
声:《 社長の燃えるような恋がはじまって
しまったのです…
果たしてどうなることやら…》
😃👩
《後編へ続く……》