左心低形成症候群(HLHS)の

娘(4y)の母、ちぃですニコニコ



今回は

『ボンベキャリー』

について。



キャリー導入の経緯

もうすぐ4歳半になる娘。


正直…私(母)は、娘と常につながった状態に

ずっと窮屈感を感じていた。


低年齢のときは、ボンベ重いな!

くらいにしか思っていなかったけれど。


年齢が上がり、娘が歩くようになってくると…

気持ち的に結構しんどくなってきてもやもや


公園などで子どもが元気に遊び、

それを少し離れてニコニコと眺める母の姿。

それを見るたびに本当に羨ましかった!


写真も、いつも近いアングルからしか撮れない!

常にアップで、見切れた写真タラー

外でのびのびと遊ぶ写真はほとんどない…。


でも仕方ない!酸素大切だからね。って諦めてた。


でも…そこに窮屈感を持っているのは

実は私だけじゃなかったんだ!と。

今回の入院で気付いたハッ


病棟ではボンベを乗せる四輪の台車を借りる。

去年からそれを娘が一緒に押したがるようになり… 

今年はもう一人で押して歩き回っていた。

(もちろん、真横で制御できる位置にいるけど!)


娘に聞いてみると、

「娘ちゃんもこれがいい!歩きやすい!!」


娘も同じ気持ちを持っていたのだと知り、

帰ってからも、コレがあるといいなぁ。と…




キャリーレンタルの手配

退院後すぐに、在宅酸素の業者さんにTEL。

ボンベ用のキャリーと、

新しいボンベリュックを依頼。


翌朝、さっそく持ってきてくれましたおねがいピンクハート


リュックは、今まで使っていた物と同じ物。

新旧見比べると、本当に同じモノ!?と

びっくりするほどに、使い込まれてくたびれてたガーン

(今回は、底に穴があきかけていて危険なので交換を依頼。)


そして…待望のボンベ用キャリー!

2輪と4輪両方持ってきてくれたけれど…


2輪は斜めにして転がさないとダメだから無理!


4輪の方は座椅子付きで結構でかいし、

ボンベを直接キャリーのケースに入れる形アセアセ

娘が遊具で遊ぶときなどは、

サッとキャリーから外して背負いたい!


業者さんに2輪を加工しても良いか確認。

原状復帰して返却できるならOKとのこと!

4輪に加工した人のブログを見ていたので…

チャレンジしてみることにプンプンキラキラ



キャリーの加工

さっそく加工しようと、材料を探しにコーナンへ!

車輪や固定用の紐など購入し、いざ作業!!

でも、ここで気付く。私、工具ほぼ持ってないガーン


潔く自作は諦めて、すぐに義実家にTEL!

「お義父さんに作って欲しいものが…。」


義父召喚!!

(義父は以前、庭にままごと用の小屋や机を

作ってくれた日曜大工の得意な頼もしい人キラキラ)


TELした2日後に義父母&ワンコ到着!

義父、さっそく庭で作業開始!

でも、私の用意していた材料を眺めて手が止まる。


「…これで加工するの、無理だと思うよ。

ちょっとコーナン行ってくるね。」


そして違うタイプの車輪や板、ネジなど

色々と買ってきてくれて、作業再開!

左が加工前の2輪キャリー。

そして右が義父加工の3輪キャリー。

(私が元々考えていた作り方と材料では、

バランスが悪くなって後ろに倒れる危険があったらしい!)


安全面は最重要事項ですねアセアセ


キャリーより少し長く板を用意して、

その前方下部にタイヤ型ではなく球状の車輪を固定。

(左右にも自在に回転してチビちゃんでも操作しやすい!

すこし前に突き出た位置に付けることで安定する!らしい…)


車輪の付いた板を、ベルトでキャリーの下に固定。

(コーナン店員さんオススメ、荷物固定用の強いベルト使用)


ベルトだけではグラつくので、L字の金具や、

ネジ、薄い板などで角度調整しつつしっかりと固定!


……私一人で加工するとか無理だった。

無謀すぎるチャレンジだったんだなガーン


完成後、娘を庭に呼んで試運転!

車輪の位置や角度を微調整をしてもらい…

完成おねがいキラキラ

  


3輪キャリーの弱点

まずは…凹凸に弱すぎること!

小石が埋め込まれたデザインの歩道や

割れの多いアスファルトなどは引っかかるアセアセ


普通に過ごしていたら気付かなかったけど、

白線って意外と場所によってはボコッとしてる!

マンホールもボコボコ。(滑らないようにかな?)


とても大切な役割を持つ点字ブロックだけど…

キャリーを押す時には引っかかるー!


お店の中とかも、ドアレールなど結構凹凸が!

公園の砂地や草むらも凸凹だらけ。

そして普段気づかないサイズの小石にも負ける!


そんな小さな凹凸を…たくさん発見。 

(でも、新たな発見の連続でちょっと楽しい!)


娘には、もしも引っかかったら

無理に押さず大人に任せて!と伝えているので。

凹凸や段差の手前でピタリと止まったり

うまく避けて回避している様子。


でも…なぜかマンホールはあえて踏みに行く笑い泣き笑い

もしかして…凹凸少ないから、

あまりつんのめらないのに気づいてるびっくり??

そうだとしたらすごいな…と勝手に感心。



もう一つは、原状復帰での返却のため

車輪を付けた板をベルト固定しているけど…

たくさん歩いて凹凸にハマっていると

少しずつズレてきたり緩んでくる。


チェックしたり、ベルトを固定し直したり…

メンテナンスは小まめに必要!



あとは、付け足した前輪分だけ長いから。

押すときの感覚をつかんでいかないと危険アセアセ




キャリーを導入して良かった点

まず、親目線で。

リュックで常に繋がっているよりも快適!!

気持ち的にすごく軽い!

そして背中も軽い!肩も痛くない!


娘の様子を見ていると…

自由に動けるようになって、本当に嬉しそう照れ

生き生きと歩くようにキラキラ

手押車のような形なので、歩行自体も少し楽そう?


そして、来年の酸素卒業への練習に。

術後1年程で日中の在宅酸素卒業予定の娘。

ボンベ無くなったら、絶対迷子になるよね…と。

ちょうど手術前に夫と話していたのだけれど。

(今まで行動を制限されて我慢していた子が

歩行が完了した状態で急に放たれる)


それの前段階として、少し自由に動ける状態。

親子共に、いい練習になりそう炎



幼児×キャリーの注意点

倒れたり人とぶつかると危険なので、

動かすときは必ず大人が隣に!


広い公園などではのびのびと歩けて最高爆笑


けど…買い物では

急にボンベキャリーを押して逃走ガーン

する時もあるので…要注意!!


今まで我慢していた娘、

テンション上がっているのか…一瞬で消える。

そしてニヤニヤ物陰からこちらを見ている。


そうね…かくれんぼとか。おにごっことか。

今まで全然できなかったもんねアセアセ


場所や状況に応じたルールとか危険なこと…

また伝えていかないとなぁ。



ちょっと改良!

バーの高さを変えられるキャリー。

娘はバーより横の棒を持つ方が押しやすいらしい。

でも…冷たくて嫌だと言うので。


100均のベビーグッズ売場でたまたま見つけた

ポールに巻くぶつかり防止クッションを装着ぽってりフラワー

(切り込みの入っている商品で、被せるだけ!簡単に着脱可!

ハサミで好きな長さにカットできる!)


ひんやりせず、少しボリュームUPして握りやすい!

フワフワで娘ご満悦照れピンクハート


バーを高くできるようになって、

大人の介助もしやすくなりましたキラキラ

(娘用に一番低くして、大人が一緒に握って介助すると

前屈みになるから腰が痛くなる!)


しばらく使っていると…

このクッション、取れやすい!

急遽、マジックテープタイプの

コードを束ねる商品をダイソーで購入。

5個入りの猫の足型の物で、娘お気に入り。

「疲れたらねこさん触って元気もらうの音符」と、

猫さんの手を握って歩く姿、可愛すぎるハート

そしてその素敵な発想にほっこり照れ



これからもっともっと娘の世界が広がって、

散歩や庭遊びが楽しくなりますようにルンルン



その他の在宅酸素関連の記事