コントラバスの奏法には、ジャーマン奏法とフレンチ奏法があるそうです。
日本はジャーマン式がメジャーとされていますが、他の国ではもはやフレンチが主流ということ。
フレンチ奏法はベースをかなり斜めにして弾きます。身体にくっつけるようにしてベースが身体にもたれかかるような形です。
ジャーマンは楽器がまっすぐツンと立っている感じの弾き方です。
日本の有名な音大を受験したいという今春高校を卒業した方が、大阪からわざわざ東京にやってきて、KMCの講師に
「○○大を受けたいが、僕はフレンチ奏法がやりたい。かの有名な○○大はフレンチを認めてくれるのでしょうか。。。」
と随分悩ましいことだと相談しに来ました。
どうして、まだまだフレンチ奏法が認められないのでしょうかね。。。
今、この大阪の彼も大阪では先生に習っているそうですが、「ベースを真っ直ぐに立てて弾け!」といつも怒られてしまうそうです。
「YouTubeとかで海外のミュージシャンを見ていると、僕と同じ弾き方なのです。。。なのに、どうして僕はいつも先生から、その弾き方はダメだと言われてしまうんでしょうか。。。」と。。。
クラシック業界には特に、まだまだ古い体質が残っていて、新しいスタイルは頑なな反発をかってしまうことが多いと聞きます。どうやらそういった頑なな姿勢が日本の特徴のようですね。
彼はまだ18歳です。
あまり早急に考えずに、その大学に入るより、まずは自分でベースをもっと勉強して、フレンチでもジャーマンでも自分に合う奏法がわかってから、考えた方がいいかもね。。。とアドバイスしました。