ファンキーな大井町スナック街 | VIEW THE MUSIC

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~タニキン社長のつらつら日記

昨日、どうしてもレッスン仲介が夜になってしまったので、この際、たまには店を休もう!と思って、夜に北浦和へマンドリンレッスンの仲介に行ったあと、以前働いていた会社の先輩と代々木で飲んできました~!


なかなかいいお店でしたよ!「よよぎあん」という和食居酒屋です。

金目鯛の刺身、最高にうまかったっす!

仕事柄毎日酒を飲んでいますが、やっぱり自分の店以外の場所で飲むと旨い!


その後、お店のお客様が以前に、大井町で店を出したんで、よかったら来てください、と言っていたことを思い出し、大井町へ移動。探してみましたが、どうしても店が見つからず、うろついてたら、ばあさんが近づいてきて。


「お兄さん、一杯どう?」っていうから、「ん?それよりも、こういう店知らない?」と聞くと、「さぁね~わかんないからママに聞いてみな」って場末のスナックみたいな小さい店に連れ込まれました。

っていうか、あと1杯飲みたかったので、わざと捕まったようなもんですが、もうちっと若い子に捕まりたかったですな~。。。


そこは席がたったの5席程度の小さいカウンタースナック。

店に入るとママと常連らしき若い男性。この若い男性は後から聞いてママの息子だとわかりました。

心配だからよく来るみたい。だってママってもう70歳過ぎてるんですよ~。すごいよね~。

そして僕を連れ込んだばあさんが、店のドア開けて「おーい!みっちゃんもおいでよ~!お客さんだよ~!」って言って外に叫んでる。「おお!なんだ、若い子がちゃんといるんじゃないかね~!」って一瞬喜んだのもつかの間。みっちゃんも御歳70歳くらいのばあさん。(・Θ・;)


僕はどんな人とでも飲めるので、それでも色々とおしゃべりしながら3人のばあさんを相手に飲んでおりました。

「にいちゃん、こっちに座んな!」と言われてばあさんとばあさんの間の席に移動し、両手にドライフラワーで盛り上がっておりました。

途中で「ほれ!アーンして!」と言って、僕の口に自分らのまかないである「とんかつ」を食わせます。

両側ばあさんにはさまれて、右からも左からも「あ~ん」攻撃。

美味いとんかつでしたが、これ、何なんですか~!この光景、今思い出してみると結構ぞっとしますな!


しかし、ばあさんたち、酒も良く飲むし、よくしゃべる!

「うちの死んだじいさんなんかよ~。あさって死ぬくせに孫に10万円返せなんて言っちゃってさ。あたしゃよ、孫なんだからそんな金はくれてやれよって言ったんだけど、ちゃっかり返せなんて言うんだよ。その2日後に死んじまったけどよ~!ぎゃははは!」とか言ってる。Σ(・ω・;|||


大井町は小さなスナック、昭和枯れススキみたいな飲み屋街があります。以前は流しも3人くらいいたようです。

「今は流しいねぇの?俺むかしこの辺で飲んでたとき、一回流しの人見たよ。どの曲弾いても同じに聞こえたけどな~」と僕。

「みんな同じ曲になっちゃうのは、よっちゃんだろ。メガネだろ?」ってばあさん。

「覚えてないけどさ、よっちゃんっていうんだぁ。へ~。その人はいつ頃まで流しの仕事してたの?」

「20年くらい前だろうな。な、ママそうだよな~」「うんそうだね~」

と、こんな話をゆっくりしてきたわけです。


話のネタにはなるとてもファンキーな店でした。