ADHDと自閉症スペクトラムを併せ持つ小4の我が子との日々を綴ってます。
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昨日は運動会を頑張ったご褒美?ということで近くのショッピングモールに[イナズマイレブンAC]のカードゲームをしに出かけました。しょっちゅう行ってるのであまりご褒美感?はありませんがいつもより多めにすることでケータは満足出来たようです
今までもいろんなカードゲームにハマってきたケータ戦隊もの、仮面ライダー、妖怪ウォッチとカードゲームにつぎ込んだお金を考えるとため息しかでませんしかし男子たるもの通る道なのかと諦めています…
幼稚園時代はお金の価値もわからないため、とにかく何度もせがまれて困りました…『今日は3回だよ』と決めていても良いカードが出ないとひどく癇癪を起こし、結局根負けしてさらに追加していましたその頃に比べると嫌なカードが出ても、暗い表情になるくらいで泣き叫ぶようなことはなくなりました。何回もせがむことはありますけど…ちょっとずつ成長しています
まあまあ良いカードが出たようで一安心しましたそんなケータの横で別のカードゲームをしていた男の子がいました。ケータより少し大きかったので小2か小3くらいの子?かな。ケータはとても小柄なので小4に見られることはありません
その男の子はゲームをしながら時々奇声?を発していました。大声で叫ぶほどではありませんでしたが常に独り言もあったので、何か困り事を抱えている子なのだろうと思ってました。お父さんと弟と一緒にゲームコーナーに来ていたようです。
「お父さん。カード取って」
しっかり言えていました。この子もカードゲームが好きなんだなぁと微笑ましく思って見ていると、しばらくして
「こんな図鑑(カードファイル)捨てる。いらないゴミ箱」
何度も大きな声でつぶやき、カードファイルを床に投げました。拾っては投げ、拾っては投げ…かなりパニックになってました。
ほかにお客さんもほとんどいません。ベンチに座ってのんびりケータの様子を見ていた私。何も知らない他人が声かけするわけにもいかないし、ジロジロ見てはとても失礼だし…とにかく何も見てないふりをしました。
男の子お父さんはしばらく静かに見守っておられました。私ならきっと大声で怒っているであろう場面…
「捨てるいらない」
を繰り返す男の子。カードファイルを見えないようにそっと自分のカバンにしまうお父さん。きっと自分の気に入ったカードが出なかったんだろうな…幼き我が子との奮闘が蘇ります…その頃は発達障害のことは全く知らなかったのでその場で怒っていました。間違った対応だったかもしれません。
何度かゲームを繰り返しているうちに落ち着いたのか泣きながらお父さんに
「やっぱりカードいる。返して」
男の子もカードの大切さに気づいたようでした。どんな声かけをされたのかはわかりませんが、男の子の目を見て何かを話しかけているお父さん。お店の中でのパニックに動じず冷静に対応されている姿にジーンとなりました
周りの目をつい気にしてしまう自分。ケータに物を大切にする気持ちをわかってもらおうときっと怒るだろうと想像できます…まだまだ障害受容が出来ていないんだろうな…
周りを気にせず冷静な対応をしていたお父さん。パニックを起こしたけどカードの大切さに気づいた男の子。見習うべきことがたくさんありました。私達が帰る頃はまだ話し合いをされてましたがその後は楽しく遊べているといいな
ケータも男の子のパニックを見て何かを学んだようです。
すぐに怒ってはいけない
カードを投げてはいけない
わかっていてもなかなか出来ないのがADHDであり発達障害です。それでも[何かに気づく]ことはとても大切です。
今日は運動会の振替休日。怒らずゲームや残りの宿題が出来るよう祈る