聖子珠玉のバラード集~90年代編Part1 | 「松田聖子」という奇跡

聖子珠玉のバラード集~90年代編Part1

お盆明けからまた仕事が忙しくなってしまい、今までのように記事更新できなくなってくると思います。

上手くやりくりして、今後も更新していきたいと思っております😊

 

 

という事で今書いている「松田聖子90年代名曲集」ですが、何曲かまとめた形で進めて行きます。

そうじゃないといつ終わるかわからないので叫び

今回は「聖子珠玉のバラード集90年代編Part1」という事で、厳選した5曲について書いていきます。

 

まずは92年2月発売の『きっと、また逢える…』。

 

この翌月、3月に発売されたアルバム『1992 Nouvelle Vague』、これこそが松田聖子独立の証であり、聖子さん自身による音楽活動の本格的スタートとなるわけですから、何しろ気合が入りまくっていた時期に作られた曲グッド!

また同時に、聖子さんへのバッシングがかなりキツイ時期でもあったと記憶しています。

 

そんな中で発売されたこの曲は、文句なしの名曲。

90年代で言うと、『あなたに逢いたくて~Missing You~』と並ぶ名曲ではないですか?

 

私自身は、聖子さんから離れてしまっていた時期でもありますし、でも今思えば、こんなにいい曲を歌っていたんですよね・・・。

 

『きっと、また逢える…』

作詞:Seiko Matsuda

作曲:Seiko Matsuda・小倉良

編曲:鳥山雄司

 

*Dat Ashさん、ありがとうございます。

 

♪失くした時に初めて 本当の愛を知ったわ

 私にはあなたが すべてなのよ

 今もずっと♪

 

90年代の聖子さんの自作バラード曲は、「切なさ」が際立っているように感じます。

80年代の、あの「爽やかな切なさ」ではなく、「哀しい切なさ」。

どうにかしたくてもどうにもならない大人の恋愛、そんな中でも一縷の望みを託しているような所がまた、胸を打ちます・・・。

 

*聖子さんは 永遠の輝きさん、ありがとうございます。

 Youtubeで直接ご覧くださいませ。

 

透明感溢れる歌声が、哀しみをより感じさせますえーん

 

そして、このプリンセスを思わせるような衣装をまとった聖子さんの美しさ・・・ラブラブ!

勝手に、「悲恋のプリンセス」を連想してしまいます。


♪もう何もかも いらないのよ

 あなたの愛がほしいの~♪

 

真っ直ぐな言葉が、胸に刺さるなあ・・・😥

 

 

そして『きっと、また逢える…』のカップリング曲である『Matins~朝の祈り』。

これがまた、隠れた名曲だと思うんです。

 

この曲は完全外注です。

田久保真見さんの歌詞がもう本当に素晴らしくて。

 

空と海、決してひとつにはなれないけれど、信じる気持ちは永遠。

ずっとそばにいて、みんな受け止める・・・。

 

解釈によっては、ちょっと恋愛依存っぽい感じもあるし、聖子さん自身はもっとサバサバしているような気もしますが、だからこそ、こういう曲を歌う事に価値があるように思うのです。

それこそ若松さんではないですが、聖子さんの文学性を見事に引き出して下さっていると思います。

 

編曲は、『Misty』の作曲・編曲をされた井上鑑さんですが、そう言えばこの曲、何となく『Misty』っぽい要素もあるような気が(笑)

 

*アイドルの80's年代.さん、ありがとうございます。

 

この男は『Matins~朝の祈り』の彼女の部屋を飛び出して、この『Misty』の彼女のもとへ逃げ込んだのでは・・・。

はたまた、この二人の彼女は同一人物か・・・はてなマーク

すみません、完全なる妄想ですべーっだ!

 

作曲は上田知華さん。

『メディテーション』や『Africa』でもお馴染み、聖子さんとの相性はバッチリですビックリマーク

悩み抜いた夜がもうすぐ明けようとしている時の、この何とも言えない神聖さと言うのか、その雰囲気を田久保さんの詞と共に見事に表現されていますよね。

上田千華さん、もっともっと聖子さんに曲書いて欲しかったなあ・・・。

 

以前も書いたと思いますが、この曲を聴くと、やっぱり『メディテーション』を思い出してしまいます。

 

*かわさきakichanさん、ありがとうございます。

 

♪私は海よ 私は空 風にもなれるわ

 あなをつつむ すべてのもの

 宇宙に なりたい

 ・・・メディテーション♪

 

あなたを包む全てのものになりたい、と瞑想していた彼女が、私は海であなたは空、そこには「水平線」という絶望的な境界線があり、愛は追いかける程遠ざかるものなんだと知る。

それでも、みんな受け止めてずっと傍にいたい、と祈る。

 

「瞑想」も「祈り」も、聖子さんが歌う「大いなる愛」、ですね。

 

『Matins~朝の祈り~』

作詞:田久保真見

作曲:上田知華

編曲:井上鑑

 

*GREEN TEAさん、ありがとうございます。

 

♪あなたは空 わたしは海 ずっとそばにいる

 涙も嘘も憎しみさえも みんな受け止める

 ああ あなたの好きな服に

 そっと着換えて 髪をとかそう

 そして 朝が来るわ♪

 

「大いなる愛」を歌いつつ、この最後のフレーズで、とても女性らしい気持ちが表現されている所が素晴らしいですし、聖子さんの透明な歌声が、彼女の静かな決意をより崇高なものにしているように感じます・・・。

 

 

そして92年8月発売の『あなたのすべてになりたい』。

 

このブログで取り上げさせていただくのは、初めてだと思います。

この曲は、同年3月発売の『1992 Nouvelle Vogue』からのシングルカットとなりますが、実際は、『きっと、また逢える…』のカップリング的な曲になるんでしょうね。

92年1月~3月に放送されたTBS系列のドラマ「おとなの選択」では、『きっと、また逢える…』が主題歌で、『あなたのすべてになりたい』が挿入歌だったので。

な~んて書いておりますが、聖子ちゃんごめんなさい、私このドラマ観てないんです😅

でもこの曲自体に十分ドラマがあるので、曲単体で聴いても感動ですよ~😅

 

この曲で描かれている二人は、愛し合っています。

でも何故か、やっぱり根底に「哀しい切なさ」のようなものを感じます。

何故?

愛し合っている二人なのに・・・。

 

『あなたのすべてになりたい』

作詞:Seiko Matsuda

作曲:Seiko Matsuda・小倉良

編曲:鳥山雄司
 

*xx90yearsさん、ありがとうございます。

 

♪暗く淋しい夜空だから 光る星が輝くのよ

 私たち そんなふうになれるわ

 どんな時も ふたりで ひとつ♪

 

何て哀しい歌詞・・・汗

 

改めて思います、聖子さん、大人になったんですね。

・・・失礼な言い方ですみません、私より聖子さんの方が年上なのに(笑)

もう、『小さなラブソング』の頃の聖子さんではないんだなあ・・・。

きっと色んな経験をしていく中で、聖子さんの中にもこうした感情、思いが育っていったのですね。

 

*聖子さんは 永遠の輝きさん、ありがとうございます。

  Youtubeで直接ご覧ください。

 

 

ああ、哀しい・・・。

そして、切ない・・・。

 

それにしても改めて、歌声が宝石のようです!!

 

 

次は『Paradise』。

今回紹介させていただく中で、唯一の明るめの曲(笑)

92年12月発売の『Sweet Memories‛93』の収録曲です。

 

勝手な想像ですが、この曲は84年にケヴィン・ベーコン主演でヒットした映画「フットルース」に使われた曲がモチーフになっていると思っています。

前年の83年には「フラッシュダンス」が大ヒットしており、ダンス映画の勢いが凄かったですね。

この映画が公開された当時、聖子さん、ラジオ「愛に口づけ」で、この映画の事を絶賛していたんですよ。

 

*caag4dさん、ありがとうございます。

 

懐かしい~、って私自身はこの映画を未だ観ていないので、音楽が懐かしい、って話ですがにひひ

聖子さんからどんなに勧められても頑なに観に行かず、「インディジョーンズ/魔宮の伝説」を観に行った記憶が(笑)

ケヴィン・ベーコンにヤキモチ焼いてたのかな~?べーっだ!

 

でもこの映画で使われた音楽は凄いですね、あの「スクールウォーズ」で有名な「ヒーロー」(「Holding Out for a Hero」/ Bonnie Tyler)も、この映画の曲なんですから。

 

*MrDavidZelezaraさん、ありがとうございます。

 

で、この映画で使われた曲で、「Almost Paradise」という曲があって、これがとてもいい曲。


*zas2020さん、ありがとうございます。

 

具体的に、「Almost Paradise」のこの部分が『Paradise』のこの部分で使われて・・・、みたいな話ではありませんが、おそらくこの曲は聖子さんの中に深く刻まれており、それが9年の時を経て自身の作品として昇華されたのではないか、という勝手な想像です。

 

ついでに言うと、『DANCING SHOES』は「フットルース」にイメージが重なります。

全米デビューに当たって、「フットルース」みたいな曲で行きたい、っていう聖子さんの希望が元々あって・・・、なんて事はないか(すみません、これも完全な妄想ですw)。

それ程聖子さんの「フットルース」推しが凄かった、っていう話でありますべーっだ!

 

前置きが長くなってしまいましたので、聴いてみましょう、『Paradise』です、どうぞ~♪

 

『Paradise』

作詞:Seiko Matsuda

作曲:Seiko Matsuda&Ryo Ogura

編曲:鳥山雄司

 

*John Kwa Mixさん、ありがとうございます。

 

うん、いい曲ですね~音譜

結婚式当日の朝とかに聴いたら号泣しそう笑い泣き

 

そしてやっぱり凄い声。

まさしくパラダイスにいるよう照れ

こういう曲を歌えば、やっぱり「憂い」とかじゃなくて、「幸せ」で一杯になりますね😊

何かホッとしました(笑)

 

そしてこの曲には英語バージョンもあります。

同じ『Sweet Memories‛93』に収録されています。

 

『Paradise(English Vrrsion)』

作詞:Suzi Kim

作曲:Seiko Matsuda&Ryo Ogura

編曲:鳥山雄司

 

*Heri Permadiさん、ありがとうございます。

 

これもイイ~アップ

 

この曲、特に全米に向けて発表はしていないと思うのですが、この動画は英語のコメントがたくさんついていますね(日本語バージョンの方にも英語のコメントが)。

中には、

 

>This is one of my favourite songs.......

 

なんてコメントも!!

 

何故でしょう?

わかる方いらしたら、教えてください(笑)

いずれにしても、好意的なコメントが付いているみたいなので嬉しい限りです。

やっぱり聖子さんの歌声がブルーヘブンそのものである事が、外国の方にも通じているのかグッド!

 

最後は94年5月発売、『もう一度、初めから』。

この曲もこのブログで取り上げさせていただくのは初めてだと思います。

何でこんな名曲を、今まで放っておいたのか(笑)

 

『もう一度、初めから』

作詞:Seiko Matsuda

作曲:Seiko Matsuda・小倉良

編曲:鳥山雄司

 

*水筆仔さん、ありがとうございます。

 

♪終わること できるなら

 もう これ以上苦しむことも

 ないからと 言いあっても

 それができないでいる 二人ね♪

 

この曲も、哀しくて切ない曲だなあ・・・汗

 

この時期の聖子さんの歌声には、透明感と共に「憂い」のようなものを感じます。

この場合、「愁い」と書いた方が良いかな?

それがまた、たまらなく美しいのです・・・。

 

余談ですが、この曲にはこんなMVもありますね。

 

*miopunさん、ありがとうございます。

*観られない方は、直接ニコ動でご覧ください。

 

う~ん、個人的な意見ですが、これはMVで観るより音源だけの方が遥かにいいと思います。

聖子さんはとっても美しくて良いのですが、下手にドラマ仕立てにすると、なんか安っぽい感じになってしまうような・・・、ごめんなさいあせる

 

でもそれは裏を返せば、聖子さんの歌声の力は映像を遥かに上回る、っていう事の証明だと思います。

聖子さんの歌声から想像される・・・、いや、創造される世界の方が、遥かにドラマティックに感じるので。

 

もちろん聖子さんのMVで好きなものもあるので、そのうち紹介させていただきますねニコニコ

 

そうそう、94年と言えば、聖子さん、こんな事をやってました。

 

*Keith Holemanさん、ありがとうございます。

 

ピッー、ピッ、ピッ、ピッ❌❌❌

これは教育的指導ですパーパーパー

ダメダメダメ💢💢💢💥💥💥

あ~、絶対、ダメ~ッビックリマークビックリマークビックリマーク

 

ハァ、ハァ、ハァ・・・、す、すみません、つい取り乱してしまいました😅

あ~、マジで止めて~、聖子ちゃん・・・あせる

 

・・・でも悔しいけど、聖子さん、メッチャ綺麗です(笑)

聖子さんは断じてマドンナではないと思いますが、これは美しいラブラブ!

こんな髪型なのにべーっだ!

不思議ですね~、田舎から出てきた素朴な少女が、まるでパリコレから飛び出して来たトップモデルみたいになって・・・。

 

 

これはもう明らかに、カワイイとかぶりっ子とか、そういう魅力とは違いますね。

この時期の聖子さんは、大人の女性としての魅力に溢れていたし、自らもそうあろうとしていたように思います。

 

そして気付くと、そんな聖子さんに惹かれている自分がいますラブラブ!

もちろん80年代のカワイイ聖子さんも大好きですが、それはそれ、これはこれ、みたいな(笑)

 

これも美しいですよ~ラブラブ!

 

*聖子命2さん、ありがとうございます。

 

見た目だけでなく、曲も、歌声も、大人の女性の魅力を発散するのに相応しいものになっていたと思いますね、この時期の聖子さんは。

『もう一度、初めから』、この曲だって、この時の聖子さんだから書けた曲なんだと思います。

 

それでは最後に、この曲の生歌を聴いてみましょう。

これは素晴らしいです!

まさしく「喉からCD音源」という歌唱ですが、3:20過ぎからの感情の高まりが歌声に出ている部分がある事で、余計に胸に刺さります恋の矢

そしてこのベリーショートな聖子さんの美しさと言ったら・・・ラブラブ!

じっくりとご堪能ください!!

 

*tokyo kidさん、ありがとうございます。

 

全てが美しい・・・。

愁いを帯びた聖子さん、とっても素敵です。