お疲れ様です。
22日に決算が出ていたので農林底金の決算書を見たんですが、米国債がムーディーズの格下げにあっても投資適格なので1年間で2兆円ほどさらに米国債を積み上げているんですよね。
ドル建の支出が増えたので調達コストが上がっている中で金利収入はさほど増えなかったのはわかりますが、デュレーションの観点から2兆円も減損とるほど見た目上はリスク資産が毀損しているように見えないので、おそらくデフォルトした銘柄を隠しているかもしれないですね。
デフォルトすると一旦、精算に入るし、ヘッジファンドは運用巧拙上汚点になるのでデフォルト確率は2%もないと思います。
この会社全部で100兆円ほど運用しているため、三菱銀行グループよりも大きな資産を保有しているようですが、JA共済が大口のお客さんで上場していないため開示が弱く、セルサイドがフォローしていないので詳細はわからず。24年度の見通しが純損失5000億円になりそうなのでこの2ヶ月間でさらに見通しが悪くなっているということのよう。
ということで、何か保有している大型の債券がデフォルトしたとしか考えられないんだけどな。
説明資料ではCLOではないと言っていますね。
管理レベルも売買保有目的有価証券だから損失を計上しながらでも売れたと思うんだけど。
補足
と言ってもマニアックな運用話しにあまり需要はないと思うので、個人の趣向で書き直し。
金利の逆イールドカーブを見誤ったようですね。30兆円近い米ドルの長短金利差の積みましが市場とは逆ポジション取ったみたいですね。なるほど、、
ま、でもそんなもんですよ、日本の運用の力なんて、しかも債券運用者って長期のデュレーションでも5%前後でしか動かない時価に慣れていて巨額を動かすのでHumility、謙遜が足りない運用者めちゃめちゃ多くて株は需給で大きく動くから株式運用には慣れていないし嫌いな人多い。
まあ、特定のシニア世代の年金やら預貯金が消えてなくなるのでこちらには無風ですね。彼らはまだ40兆円も有価証券保有しているので今回常務クラスの役員も交代していないし、それでも取り付け騒ぎにならず貯金やら年金を任せている国民の金融リテラシーの問題でしょうね。
業界最安値の運用フィーでやっていると思われるので、どっちもどっちか。
最後は亡き祖母が大好きだった紫陽花絵柄のデザート皿を最近買ったので綺麗なものを見て、汚い日本のおじさん運用者を蔑むのを一旦やめてみます。
では!