背伸びは簡単で負担の少ない動きでありながら、ウエストの引きしめや骨盤の引きしめ、自律神経を整える、基礎代謝アップなどの効果が期待できるとされています。

エネルギーを消費しやすい体質に!

背伸びをすると、脊柱起立筋という背骨を支えて姿勢を保つ深層筋(インナーマッスル)に刺激を与えることができるのだそうです。脊柱起立筋を鍛えることで、基礎代謝を高めるだけでなく、姿勢を美しくする効果が期待できるのだとか。

脂肪を減らしやすい体質を作る効果が期待できるようです。

褐色脂肪細胞の働きが悪いと、余分なエネルギーを溜め込み、脂肪を蓄積しやすい体質になってしまいますが、褐色脂肪細胞が活性化することで、脂肪を蓄積しにくい体質を作る効果が期待できると言われています。

基礎代謝がUPする!

手のひらの向きを変えるだけで、自然に腹式呼吸と胸式呼吸とが切り替わるとされています。この二種類の呼吸を行うことで、内臓の機能を活発にして、基礎代謝を高める効果が期待できます。

全身を使うからさまざまな効果が期待できる

背伸びで鍛えられるのは、背中の筋肉だけではないようです。最も効果が出やすいのは、腹筋とされています。そのため、お腹周りの脂肪を減らす効果が期待できます。また、さまざまな筋肉を使うことにより、冷え性や肩こり、腰痛、顔のたるみ、便秘などの予防・改善に効果が期待できるとされています。

ダイエットのための背伸び方法とは?

背伸びは誰でもやったことがあるかもしれませんが、ただ何となく背伸びを行っても、ダイエットに効果的ではないようです。より効果を高めるために、背伸びのポイントを確認していきましょう。

基本姿勢を作りましょう – 手順(1)

足を肩幅くらいに開き、足の指を軽く外側に向けます。膝は伸ばしきらないようにして、楽に曲げた状態にします。


手の平を内側に向けて背伸びを行う – 手順(2)

手のひらを内側に向けて、左右の腕をまっすぐ伸ばすようにして行います。息を吸う時と息を吐くとき、それぞれ約5秒かけて行い、3回呼吸を行います(合計30秒)。

背伸びを行った時の手のひらの向きによって、自然に呼吸法が変わります。手の平を内側に向けると、意識しなくても腹式呼吸になりやすいですが、腹式呼吸の方法を確認してから行うと良いでしょう。


手を組んで手の平/顔を上に向ける – 手順(3)

手を組んで手のひらを上に向け、顔も上方に向けて行います。呼吸を3回行いますが、息を吸う時も息を吐く時も、約5秒かけて行います(合計30秒)。

呼吸法は胸式呼吸になります。慣れるまでは、胸式呼吸を確認してから行うと良いでしょう。

整理運動を行う(わき腹を伸ばす) – 手順(4)

背伸びは負担の少ない動きではありますが、背伸びで使っていない筋肉を軽く動かして、体の調整を行うことは大切なことです。

無理のないように、体を真横に倒してわき腹を伸ばします。ゆっくりと左右1回ずつ行いましょう

ゆっくり体を前に倒す – 手順(5)

背伸びで使った背中の筋肉を、反対側に伸ばします。勢いをつけず、ゆっくりと体を前に倒しましょう。手が床につく必要はないので、できる範囲で気持ちよく伸ばしましょう。


背伸びは、時間のあるときに何度行っても良いとか。イスに座っている時は、上半身だけで行っても効果が得られるようです。

しかし、特に効果的なのは、食べる前と寝る前であり、食べる前に行なうことで食べ過ぎを防ぐ効果が期待でき、寝る前に行うことで成長ホルモンの分泌を促進し、基礎代謝アップ効果が期待できるとされています。