新聞記事で、

山口恵以子さんの『婚活食堂』の最新刊が5月に刊行されると知り、今度はどんなお客様かなと楽しみに。


さて、またまたまた、

初めて読む作家さんです。


読ませて頂いている読書ブログのほとんどで、絶賛されていて、とても楽しみにしていました。



『ミュゲ書房』

伊藤調著 角川書店

2021時3月発行 263ページ

「カクヨム」初出加筆修正

くじょうさん装画/西村弘美さん装丁


最大手出版社に勤務する編集者・章は、

自らが推し、大賞を受賞した新人作家を

デビューさせることが出来ず、責任をとって5年勤務した社を辞職する。

一ヶ月後、北海道で一人暮らしをしながら『ミュゲ書房』を営む祖父が急逝、

閉店作業のため、章はしばらく北海道に残ることに。

『ミュゲ書房』は書店としてだけでなく、地域の人々の集いの場として、大切にされていた…


とてもとても素敵な物語でした。

皆さんの絶賛、納得です。

こんな本屋さんが近くにあったら、日参しちゃうなぁ。カフェもあるし!


本好きにはたまらないですね。

関わる人々の全力が注ぎ込まれて、

一冊の本が出来上がっていく達成感。


それにしても、最大手出版社の編集長、

仕事は出来るんだろうけど、

部下には絶対なりたくないわ〜

このタイプ、多いんだよなぁ残念ながら。


それに引き換え、作家・桃ちゃんの潔さ、

カッコイイ!!


出版不況と言われて久しいけれど、

良い物語は、読まれるものって思えた一冊でした。


本作がデビュー作の伊藤調さん。

次回作、待ってます!


2022-10 4/19読了



地元には個人書店が無くなりました。

今はコンビニになっています。

老眼が進んでも、

物語は紙で読みたいです!