STAY HOME中の課題のひとつ“読書”
何とか2冊目を読み終わりました。


『SRO Ⅷ 名前のない馬たち』
富樫倫太郎著 中央公論新社 中公文庫
2019年7月発行
文庫書き下ろし 458ページ

SRO~警視庁広域捜査専任特別調査室~
シリーズ最新刊です

プロローグ
第一部 アフター・ザ・ブラックナイト
第二部 バンビ
第三部 名前のない馬たち
エピローグ

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関東近県で
乗馬クラブオーナーの死が相次ぐ。
死因に不審な点は見られないものの、
オーナーと共に馬が一頭逝っていた。
独自調査を始めたSROの面々。
この奇妙な符号の意味とは。
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読んでいてとても辛かったです。
走れない馬、走れなくなった馬、
馬肉としても引き取られることのない馬たちが
こんな悲惨な最期を迎えているなんて。

人間の身勝手さを
いやというほど思い知らされました。

最後の養老牧場だけは
少しだけ救われました。


近藤房子は野放しのまま終わります。
また一人新たな殺人鬼を産んで。

2020-08