日々の出来事の記事一覧

キウイ1
5月初旬。今年もキウイの花に受粉させる時期がやってきた。
キウイ2
白い桜のような花が美しいが、咲いているのは2~3日程度。ところどころつぼみもあるが、一斉に咲くわけではなく、何回かに分けて順番に咲いていく。
キウイ3
去年は花粉を手に入れるのが遅かったり、間引きをしなかったりで失敗に終わった。今年は、去年から一年間冷凍保存しておいた花粉があるので、準備万端である(*´c_,`*)

花粉は現在手に入りにくいようだ。販売を取りやめた店もあるくらいで。何でも、輸入先が環境的に大打撃を受けたとか。もし再販されたらオフシーズンのうちに買っておいて、冷凍保存しておいた方が良いかもしれない。
キウイ4
早速、受粉作業に入る。去年はわずかしか出来なかったが、今年はたくさんの花が咲いている。作業は前回と同じだが、数が多すぎてどれをやったかわからなくなりそうなので、花粉を付けたものには茎の部分にマジックで黒く印をしておいた。日ごとに次々咲いていくので、毎日咲いた分だけ作業する。それを5日ほど続けた。
キウイ5
全ての花に受粉作業をしてから、一週間くらいたって5月中頃。去年と同じように実りだす。冷凍保存した花粉で大丈夫か心配であったが、無事に機能したようだ(`・c_,・´)
キウイ6
最初の咲き始めから1か月近くたって、5月末。さらに大きくなり、いよいよ間引きの時期に入った。間引きのタイミングは、大体咲いてから1か月後あたりが良いらしい。間引きのことを専門用語で、果実を摘(つ)み取ると書いて「摘果(てきか)」と呼ぶ。もっと上級な技に、つぼみを摘み取ると書いて「摘蕾(てきらい)」と呼ばれるものがある。これは花が咲く前のつぼみのうちに、間引いてしまおうというもの。この方が理想的らしいが、今回は自信が無かったので見送った。初心者だし(´・,_っ・)-3
キウイ7
ということで、早速間引く。一定間隔で固まって実っているものが多いので、ハサミでちょん切っていく。基本的に固まっているところは、一つだけ残して省いてしまう。大きくて形が良く、傷がないものを優先して残す。同じようなものが並んでいたら、真ん中へんを残す。全体的な間引きの目安として、一枝の30cmおきに一個とか、葉っぱ5枚につき一個残すとかが良く言われる。が、それも様々な意見があり決めてがなかったので、とりあえず固まって実っている部分は一つだけ残す・・というルールで今回は間引いてみた。
キウイ8
間引きの作業が終わり、落とした未熟な果実を集めた。その数何と194個!作業前にはこんなにあるとは思わなかったが、いざ間引いてみるとたくさんあったものだ。花粉もこんなにつけたとは思えないが、高所など届かなかったところは昆虫が手伝ってくれたのかもしれない。もちろんこれらはゴミ・・廃棄処分である。もったいないようだが、食えないものをたくさん収穫しても仕方がないのだ(´・,_っ・)-3
キウイ9
間引いたおかげで、まばらになったキウイの実。少し寂しくなったが、これでもまだ80個ほど残っている。適切な栽培であるかは定かでないが、去年よりは少しはまともに収穫できることを期待したい(ゝc_,・*)
kiui1
6月下旬追記。間引いてから1か月ほど経って、実もたわわに実ってきた。数が多いせいか、去年に比べると成長が遅い。一部大きさにばらつきが出ているので、これも間引いておく。
kiui2
傷のあったものや小さいものを省いた。大きさは下の真ん中のは論外として、左の物もやや小さめ。この他に、今までに自然落下も2個あった。なお、実が雨に晒されて大丈夫かということだが、キウイの実は水をはじく仕様になっているので問題ない(ゝc_,・*)
kiui3
まともなものに比べると、こんなに差がある。まだ全体的に数が多いような気がするので、今後も減らしていくかもしれない。

あとは秋まで待つのみ。結果は追記と致します(`・c_,・´)
キウイ収穫
というわけで、10月末追記。収穫の季節となった。夏の間もいくつか自然落下して、数えてみると65個ほど残っていた。
キウイ収穫
ひとまず採取して箱に保管。たくさんとれたのは良いが、美味しくなければ意味がない(´・,_っ・)-3
キウイ収穫2
見た目では出来映えがわからないので、いくつかを追熟させることにする。追熟にはリンゴを使うのがポピュラーだが、無い場合はキウイ一個をわざと傷めつけるという方法がある。そうすると傷んだキウイがエチレンガスを出し、周りのキウイも追熟させてくれるというわけ。具体的には卵を割るように軽くぶつけると良いだろう(皮は破らない程度に)。たまたま自然落下して傷んだものを残していたので、一緒にして熟すのを待つことにした。結果は追記で。
キウイ収穫2
ということで、一週間ほどたった。柔らかいのがあったので切ってみる。
キウイ収穫3
味の方は・・市販のものには及ばないが、少し甘味があり一応食べられた。普通の緑キウイを少し酸っぱくしたようなものか。もちろん、去年に比べたら段違い。まずまずですな(`・c_,・´)
てか、こんなにいっぱいどうしよう・・あげるにしても味の保証ができないし(・c_,・ ;)

来年は摘蕾に挑戦して、今度こそ最高の味にしたい。花粉の節約にもなるし(*´c_,`*)

ところで花粉もそろそろ劣化してきて、来年も使えるどうか微妙なところ。新しい花粉を買いたいが、輸入は相変わらず全面禁止になっているようだ。といって、国産品の販売もとんと見かけない。さて、どうしたものか(´・,_っ・)-3

2017年3月。販売が始まったようだ。早目に買っておいた方がいいかも。まだうちのは残ってるけど、2年使ったのでもう1年いけるかどうか。↓からどうぞ(*´c_,`*)

次は「生ゴミ堆肥(`・c_,・´)

前回の失敗「キウイの受粉から収穫まで(`・c_,・´)

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家庭の庭ならこっちで充分かも(`・c_,・´)

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受粉作業に便利な、ぼん天付き(*´c_,`*)


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アマゾンの方は増量剤入り。2916円。
大量に作るならこっちで(`・c_,・´)


2017年5月追記。ブログでの報告はこれで最後になります。
キウイ最後
一昨年・去年といまいちな味のキウイだった。今年は、花が咲く前に間引いてしまう「摘蕾(てきらい)」に挑戦。画像では5つほどの蕾(つぼみ)が固まっているが、これをこの時点で刈り取ってしまう(右からハサミを入れています)。
キウイ最後2
4つ刈って、一つだけ残しておく。他所でも固まっているところは、一つ以外全部刈り取ってしまう。量より質を重視したテクニック。こうすれば咲く花が少なくなるので、花粉も少なくて済む。
キウイ最後3
同じように受粉させて、無事に結実した。花粉は一昨年に買ったものだが、ちょうど3年分でぴったり使い切った(1年目はほんの少しの使用だったが)。最初から摘蕾で栽培していれば、もっと節約できるはずだ。さすがに3回目は花粉の劣化が心配だったが、思ったよりも丈夫のようだ。受粉期間中はいちいち使うたびに冷凍室から出し入れしなくても、終わるまで出しっぱなしで問題なかった。というより、頻繁に出し入れする方が、劣化が進むのかもしれない。

というわけで、出来の方は秋に報告予定(*´c_,`*)

11月6日追記。1日に収穫して、リンゴと共に追熟。
食べたら、今までで一番の甘さだった!やっぱり摘蕾の効果だな(`・c_,・´)
ってことで、キウイ栽培記も終わりとします。摘蕾万歳(*´c_,`*)

花粉は↑のが売り切れてるかもしれないので、↓にも別のやつ貼っときます(*´c_,`*)

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ノーブランドっていうだけあって、こっちの方が安いね。
まぁ、家庭用なら十分かと。次回は私もこっちで買おうかな(`・c_,・´)