何年も前のことになりますが、
三重県の椿大神社を訪れたことがあります。
目的は、導きの神様である猿田彦大神にお会いするため。
そして、そのお隣に寄り添う、妻の天之鈿女命にも。
当時はまだ小さかった息子を連れて、二人きりの旅。
三重の地を踏むのは初めてで、「ここがあの四日市なんだな」と、
車窓を眺めながら、バスに揺られて宿泊先の椿会館へ向かいました。
母と子の、静かな時間
会館にあるお風呂は「力がある」と聞いていましたが、
入ってみると、まだ幼かった息子と二人で浸かるには十分すぎるほど、
温かで心地よい湯船でした。
夕食にいただいた名物の鶏めし。
「美味しいね、美味しいね」と一生懸命に頬張る息子の姿を見ながら、
この穏やかな時間が、何よりの神様からの贈り物のように感じたのを覚えています。
翌朝、本当は一人で山の上まで登ってみたかったのですが、
朝寝坊している息子を部屋に置いていくわけにもいかず、今回は断念。
「また次回の楽しみに」と、静かに自分に言い聞かせました。
「金運の金庫」を開けるという知恵
そもそも、なぜこの場所を訪れたのか。
それは、椿さんはとにかく「強い力で道を開いてくださる」と聞いたからです。
ここは、あらゆる物事を良い方向へ導く「みちひらき」の神様、猿田彦さんの総本宮。
そこで教わった不思議な話があります。
人はそれぞれ、後ろに大きな「金庫」を持って生まれてくるのだそうです。
でも、その金庫が閉まったままの人が、実はたくさんいるのだとか。
本当はみんな豊かな金運を持っているのに、
金庫が開いていないから、
その前で小さなお財布を一生懸命に開いているような状態になっている。
椿さんを訪れると、猿田彦さんが「開け、開け」と声をかけ、
その大きな金庫をバーンと開けてくださるのだそうです。
金庫が開くことで、私たちが本来持っている
「豊かさの力」をすべて使えるようになる。
面白いのは、実際にその扉を「ぎーっ」と開けてくれるのは、
奥様のアメノウズメさんだということ。
道が開くとき、お金と人気はセットでやってくる
私たちがこの三次元の世界で行動しようとするとき、
どうしても「お金」が必要になります。
だからこそ、「みちひらき」と「お金」はセットなのだそうです。
金庫が開かないと、道も開かない。
逆に言えば、道がバーンと開くときは、人生の豊かさも一緒に流れ込んでくるということ。
だから、椿さんを訪れたら、
アメノウズメさんが祀られている別宮・椿岸神社へも
必ず足を運ぶ必要があります。
ウズメさんは、金庫を開けてくれるだけでなく、
女性らしい「華やかさ」や「人気運」も授けてくださる神様です。
「人気がないと、人と出会えないし、道も作れない。」
のだそうです。
山椒の実と、かなえ滝
不思議なお話ですが、ウズメさんは踊りながら
「山椒の実」をポロポロと投げてくれることがあるそうです。
それをもらって食べると、元気になるのだとか。
見えない世界のお話ですが、
想像するだけで心が弾むような、軽やかなエネルギーを感じます。
鳥居をくぐった瞬間に、ピンと気が変わるのを感じる聖域。
本殿で参拝し、自分自身の金庫を整える
「金運くぼさ守」を手にしました。
そして、待ち受けでも有名な「かなえ滝」へ。
霊水だそうです。
飛沫を浴びると、浄化もされるそうです。
私もそっと手に水を受け、その清らかな響きを心に刻みました。
帰りに、有名な
金運くぼさ守も購入してみました。
願い事をしてもしなくても。
ただ、その場所にある「圧倒的な気」に身を置いてみる。
必死に頑張って道を作ろうとするよりも、
まずは自分の「金庫」の扉を緩めてあげること。
そうすれば、運命の歯車は自然と、力強く回り始めるのかもしれません。
次に訪れるときは、
今度はゆっくりと、あの山を登ってみたいと思います。









