前回の続きです。
5年ほど前、仕事で
ライフネット生命の岩瀬元社長の講演会を
取材したことがあるのですが…
その中で
「保険というのはそもそも掛け捨てであり
掛け捨てで十分なんです。」
という内容が印象に残りました。
その時は
意味がわかっておらず
「掛け捨てのほうがもったいないでしょう!
」と
思っていたのですが…
お金の勉強していくうちに
なるほどそういうことかと
わかるようになりました![]()
と言うわけで、今回は
「終身型生命保険が不要な理由」
を説明してきたいと思います。
子供が産まれた際
学資保険を考え代理店へ行ったところ
セールスマンから
「ご主人の生命保険を終身で積立てて
満額になったところで引き落とせば
お子さんの学資保険代わりになる。
もし、ご主人が亡くなったら1,000万円が落ちます。」
という…
今から思うとぞっとするようなセールスを受けて
そのまま買っちゃった![]()
という経験があります。
保険を貯蓄として考えている方、多いですよね。
代表的なものが終身保険とか学資保険…。
保険と貯蓄は一緒に考えない方がよく
貯蓄するなら保険ではなく
貯蓄か積み立てNISAをした方がよいのですが
その時は知識がなかったので
言われた通りに買ってしまいました![]()
保険を貯蓄として利用する事が
なぜ間違っているのでしょうか?
それは、
お金を増やすためなら
保険ではなく
投資や貯蓄の方が絶対に良いからです。
保険は保険
投資は投資
貯金は貯金
この3つを一緒にしてはいけません。
保険で貯蓄しようとすると
貯蓄または投資より
手数料が高く、非常に効率が悪いです。
貯蓄型死亡保険の一般的なケースを見てみましょう。
▼試算条件
- 加入開始は39歳~10年間
- 死亡保険金 1,000万円
- 月払 19,430円
| 年齢 | 年度 | 保険料累計 (万円) |
解約返戻金 (0%) |
解約返戻金 (3.5%) |
解約返戻金 (7.0%) |
| 39 | 1 | 23 | 0 | 0 | 0 |
| 40 | 2 | 46 | 0 | 0 | 0 |
| 41 | 3 | 69 | 33 | 36 | 39 |
| 42 | 4 | 93 | 52 | 57 | 62 |
| 43 | 5 | 116 | 70 | 78 | 86 |
| 44 | 6 | 139 | 88 | 100 | 112 |
| 45 | 7 | 163 | 107 | 122 | 139 |
| 46 | 8 | 186 | 125 | 145 | 168 |
| 47 | 9 | 209 | 143 | 168 | 199 |
| 48 | 10 | 233 | 160 | 192 | 231 |
10年間で支払う保険料は233万円。
この間にもし解約した場合に手元に戻ってくる予定の金額(解約返戻金)は
運用実績が7%だったとしても元本割れしてますね![]()
233万円支払ったにも関わらず
解約時に返金されるのは160万円(0%)、
192万円(3.5%)、231万円(7%)です。
ただし、この間もしものことがあれば
保険金1,000万円を受け取ることができます。
しかし
40歳から50歳までの間に死亡する確率は
女性の場合0.9%・男性の場合1.6%です。
つまり、
確率1.6%で1,000万円もらえるというギャンブルに
賭けていることになります![]()
では、同じ条件で投資信託を使って
積立投資した場合を見てみましょう。
▼試算条件
- 積立金は保険料と同じ19,430円
- 積立期間は保険加入期間と同じ10年間
- 利率は6%で計算

233万円の支払いに対し
318万4176円まで資産が増えます!
保険で運用した場合は死亡時に1,000万円が支給されるものの
現在の利率では解約返戻金は元本割れ確定という状態です。
しかし、同じ金額を積立投信に回せば
85万円以上資産を増やすことができます。
もちろん、その間何かあったとしても
保険のように大金が振り込まれることはありませんので
そこはリスクを取る必要があります。
「あなただったらどっちを選びますか?」
…って
あの時、代理店がプレゼンしてくれればなぁ…![]()
(言うはずないですが。)
我が家が加入していた保険は
投資信託と掛け捨ての保険が合わさった
変動型の終身保険でした。
保険の中でも高額商品を選んでしまっていたのです![]()
日本のように地震大国で生活していたら
レアケース…つまり死亡することも
もちろん考えられます。
その場合は、
我が家のように変動型の終身保険を選ぶのではなく
掛け捨ての保険を選ぶことを強くおすすめします![]()
たとえば
SBI生命のクリック定期であれば
月々の保険料は1,730円で済みます。
年間20,760円支払いで
契約期間である10年の間に
死亡するようなことがあった場合
1,000万円の保険金を受け取ることも可能です。
この場合、10年間の支払総額は207,600円となります。
冒頭の
岩瀬社長が「保険は掛け捨てで良い」と言ったことは
至極まっとうな事をおっしゃっていたのでした![]()
続きます!



