ケチの王様(ダンナさん)VS元六本木ホステスさん(愛人さん)

私のダンナさんという人は、

・おだてによる購買欲も(お兄さん、このシャツお似合いだよ!的な・・)、

・駆け引きによる購買欲も(2コ買ったら1コ無料的な・・)、

・緊急時による購買欲も(急に雨が降ってきたので、傘を買う的な・・)、

・贅沢をするためにお金を支払うことも(霜降り和牛を赤ワインで・・・的な)、

・もちろん被災された方への寄付金や、

・親や祖父母への仕送り、

・原始妻(私)に対する生活費の支払い(これは、ケチとかという問題ではないと思うが・・)

も、無い。

無い&無い尽くしの正真正銘の“ケチの王様”です。

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以下は、3年ほど前(愛人さんが離婚される前)、
たまたま見てしまった、
ケチ王様(ダンナさんと)と元六本木ホステス(愛人さん)の
ダイヤモンドの指輪の購入への攻防を巡り、
愛人さんが、ケチの王様へ誘導&催促する、ある日の、お2人の、チャットの一コマです。


・・・・・

愛人さん:今日は、娘を美容院へ連れて行った帰りに、
素敵なお店で、パーティー用のドレスを買っちゃった。
たまたまセールになっていて、信じられない値段で買えたの。

今のところ、そのドレスを着てどこかのパーティーへ出席する予定はないけれど、
でも、今は、ドレスがあるから、いつでも、招待されたら、パーティーへ行ける。

そこで一緒に買い物にきていた母親(愛人さんのご主人様のお母様)へ、
カーデガンもプレゼントした。
母親は、このカーデガンをとても気に入ってくれた。

その後、たまたま違うお店に入って、特別にセールになっている宝石を見たの。
その指輪は、15年くらい前からずーと欲しかった指輪で、
帰り道、母親が、“あの指輪だったら、買った方がいいわよ。”と言ってくれて少し、お金を出してくれた。

お店の人には、”一晩考えるから、取っておいてください。”と言ってある。

明日、また、そのお店に行って、買っちゃおうとおもっている。

・・・

このチャットメールでのダンナさんの返答は、

”今日は、楽しかったみたいで良かったね。”
”娘さんの新しいヘアースタイルがとても似合ってるね。”
”今日の出来ごとを、いろいろ教えてくれて、ありがとう。”

っと、締めくくり、

ダンナさんは、指輪のことに一切、触れていない。

・・・
数日後、ダンナさんは、愛人さんへ、

“どんな指輪だったか?見てみたい。”

とチャットメールを入れている。

愛人さんは、
ダイヤモンドとプラチナだよ。
と答え、

ダンナさんも、
“あっ、その指輪なら、公告をどこかで見たことがある。”

と答え、

ダンナさんから愛人さんへ、“指輪をプレゼントする”とは、答えていない。

・・・

数日後、また同じ指輪のことで、

愛人さんから、写真が送られ


ダンナさんは、すごい綺麗な指輪だね。

とコメントし、

愛人さんは、
コンサバというより、カジュアルな指輪。
と返答し、

ダンナさん
ダイヤモンドの石は、1つ?だけ?

愛人さん
中心に1つ大きなダイヤがあり、その回りにいろいろな小さなダイヤが散りばめられている。
指輪のバンドの中に、ダイヤが埋め込まれているというデザインなの。

と答え、

ダンナさんは、

その指輪の形を言葉で表現するのは、難しいね。

で終わらせ、

話題を、この前、トイレでキスしたのが、どうのこうの・・・
最後のキスなの?もう会わないほうがいいの?とか、愛人さんも仕事を見つけないと・・・や、
愛人さんの履歴書のカバーレターは、どうやって書くの?などなど・・・

そのまた数日後、
愛人さんは、

“あの指輪は、仕事が決まったら、買いたい。”
が、
仕事の履歴書を送ったが、返事が来ない。・・・でも、あの指輪は、どうしても欲しい。

と、

ダンナさんは、
あの指輪は、高そうだね。
でも、
私(ダンナさん)は、愛人さんが、あの指輪を着けたら、きっと似合うと思う。

と言い、

ダンナさんは、これだけ誘導されているのに、
断固&頑固、買ってあげるorプレゼントしたい。とは、言わなかった。
(そこの部分は、偉いぞ!ダンナさん!!!)

その後、愛人さんは、何かにひっかけて、指輪の話しを出すが、
ダンナさんは、最後まで、御スットボケを、みごとに貫き通し、

“指輪を買ってあげるね!”とは、言わなかった。
(偉いぞ!ダンナさん!!!)

こういう時に、ケチも結構、役に立つ・・・・。

(偉いぞ!ダンナさん!やればできるじゃない!よく切り抜けたぞ!)