遅咲きの大スター。リーアム・ニーソン!65歳。
オアシスのリアム・ギャラガーと同じスペルはLiamなのに、呼び方はリーアム。リーアムが正しいのか?それともリアムなのか?カタカナ英語の謎ですわ
一本目「ザ・シークレットマン」
卑猥な意味のディープ・スロートでは無い、ディープ・スロートと言えば重要情報提供者、内部告発者の意味。名作「大統領の陰謀」の中で、ウォーターゲート事件の謎の情報提供者がディープ・スロートと呼ばれていました。かの有名な「カネの流れを追え!」ってヤツですね♫
そしてそのディープ・スロートの正体が公になったのが2005年。当時のFBI副長官マーク・フェルトが「情報提供者は自分でした」と公表しました。
国を裏切る事になった彼の苦悩を描いたのが本作ザ・シークレットマンです。決してリーアム・ニーソンがホワイトハウスのシークレット・サービスを皆殺しにして、ニクソン大統領の鼻にパンチを入れて撲殺する様な映画ではありません
本当の忠臣は国が過ちを犯した時に、それを断罪出来る人間だ。三国志に書いてあったのかなぁ?出典不明ですが、そんな映画でした。
まぁフーバー長官が死んで、次の長官は自分だと思ってたら、次期長官に大統領の傀儡みたいな忖度野郎がホワイトハウスから送られてきて、ムカついたって所が本当の所だと思いますが。
一応、国を憂う国士として描かれていました✌️こいつのスタンド・プレイでクビになったり、左遷させられた職員は、たまったもんじゃないですね
ドラマもサスペンスも薄味でしたが、丁寧に撮られてたし、70s’な渋いカンジの画面で、個人的には好みに合って面白かったです
二本目「トレイン・ミッション」
満員の通勤電車の中で、鞄を持った誰かを探せと謎の女に言われた、リーアム・ニーソンの苦悩。いつも通りのヒッチコック系スリラーから始まり、最終的には超絶アクションで終わるって職人気質なルーティン・ワークで描いていきます。当然、家族が人質に取られてますよ
安定の誰も信じてくれなくて、コンプラ扱いされるリーアム・ニーソン。いつもの演技です。
安定のリーアム・ニーソンの殺戮ダメ親父ぶり。
そしてリーアム映画特有のリーアム自身より、周りの人がバンバン巻き込まれて不幸になっていくカンジ
安定のセラ監督の「今、私はモーレツに不安ですよ」演出。手持ちカメラ、変なアップ、久々に見たドリーズームまで使って煽ってきます
そもそもなんで、こんな面倒な計画を立てたのか?とか冷静に考えるとツッコミ所満載ですが、結構、面白く見れました
もうサム・ニールとパトリック・ウィルソンが、ワザとらしく出てきたら、どちらかが黒幕なんだろうなって思うし、謎の女役がヴェラ・ファーミガってキャスティングがまんま死霊館だったし
まぁやる事無い週末の昼間に観るには丁度良いぐらいの映画でした。
トラブルシューター・マイクこと、ジョナサン・バンクスが出てた所は、ブレイキング・バッドのファンとしては嬉しかったですね❗️