マッチョが燃える油田から脱出したり、マッチョなハゲが潜水艦とカーチェイスしたり…。そんな映画だけではなく、たまには少し高尚な映画を観よう(何を持って高尚と言うのか?)❗️という事で午後8時の訪問者を観ました
ロゼッタ、ある子供のダルデンヌ兄弟の最新作です。
市井の人々を非常に厳しくリアリスティックに描いた作風が持ち味ですが、今作もそのまま当てはまります。ただ少し新味がプラスされており、見応えのある傑作になっていました
小さな診療所に勤めるジェニーは、診療所にやって来た黒人の女の子を、診療時間が過ぎてる事を理由に無視して、追い返します
ジェニーは翌日、少女が亡くなった事を刑事から聞かされる。それからジェニーは栄転の話も蹴って診療所に残り、少女の事を調べ始めるのだが。
そこまでガッチリしたミステリーでは無いですが、一応、死んだ少女を巡るサスペンス映画になっていました
自分の事で精一杯で、他人に不寛容な現代。少しだけでも思いやりを持ちましょう!ドアは他者を閉ざす為では無く、迎え入れる為にあるんですよ
って説教臭いテーマなんですが、ジャンル映画の体裁を取ってるので、メッセージが全面に出ず&しっかり伝わったんで良かったです
監督の狙いなのか?無意識なのか?個人的には、非常に優れたハードボイルド映画だった所が高得点です❗️フローズン・リバーやウィンターズ・ボーンなんかが好きな人は気に入るのでは❓
徹底してジェニーの一人称で話が進み、ジェニーの心情は台詞では無く、行動で表されます。完全にハードボイルド映画です。彼女の行動が贖罪なのか、正義感なのか、はっきりとした説明はありません
ただ彼女は死んだ少女の正体を探し続けます。
一歩ドアから外に出たジェニーをこの世界が祝福するはずもなく、移民、売春、暴力と今まで見ようともしなかったモノを無理やり見せられます。しかし一度は見殺しにした少女の為に、しかも、時すでに遅しにもかかわらず、命がけで事件の核心に迫ろうとする姿はカッコいいし、ハードボイルドです!
その証拠に一張羅のコートをいつも着てます
トレンチコートじゃないけど。
前ほどヨーロッパ映画は観なくなり、割と敬遠してたんですが、観て良かったですね❗️評判だけ聞いて観てないヨーロッパ映画が多いんで、これを機にチェックしてみようかなぁ
