ジェフ・ニコルズ監督の最新作。ラビングを観てきました
ジェフ・ニコルズ。個人的にスゴく好きな監督で、テイク・シェルター、MUDって二本の傑作を撮られた才人です。→ミッドナイト・スペシャルの事は一度、忘れましょう(妙な映画でしたね
変な魅力はありますが…。)❗️
編集や音楽に必要以上に意味を持たせず
、ひたすら役者の演技や表情を写す❗️画面や構図もキレイですが、映像詩なんてこちらが鼻白む様なカンジは無く、ただただリアルに写します
若手監督ありがちな「これは〇〇のオマージュで」みたいな事も無い…。武骨過ぎる
通人、玄人好みの監督です→と云う事は、お前は自分の事を通人や玄人だと思っているのか❓って話ですね
と言う事でラビング。南部で異人種間結婚をしたラビング夫妻、偏見の目や迫害と戦い!異人種間結婚を認める法律(ラビング法)制定のきっかけを作った夫婦の愛と感動のドラマ
ひでぇ副題だなと思ったんですが、本当にラビング夫妻なんで…。ウソはついてないです❗️
ジャングル・フィーバーやチョコレート、異人種間の恋愛や結婚を描いた映画はありますが、これらが社会に対する怒りなど監督のメッセージが全面に出ていたのとは逆に、あくまで今作は夫婦の生活が淡々と描かれるので、政治的なラディカルさより、恋愛的な側面が強いです
そう言った意味では「エデンより彼方に」の様なポスト・メロドラマです。
白人、黒人って対立構造にせず、黒人のコミニュティで育った白人の男が主人公な所も新鮮にカンジました。もちろん分かりやすい白人の差別主義者も出てきますが❗️
あくまで彼等が戦うのは社会であり、悪法です。が後半、無理矢理、法廷闘争に雪崩れこみドラマを盛り上げ様とせず。夫婦の営み、彼等の置かれている状況から問題が浮かび上がる様に演出していて、上手いなぁと感心しました❗️
あくまで抑えたタッチで弁護士が人権や自由をスピーチするラストと、夫婦の姿がオーバーラップするシーンには涙腺が緩みます
ジェフ・ニコルズ監督。期待を裏切らない、中々の良作でした
とはいえ…。味っちゃ味だけど…。手堅い演出が裏目に出て、ちょっと地味かなぁ〜❗️意図的にドラマチックにし過ぎない演出は嫌いじゃないんですが、映画的に一番ハネるのが、ゲスト的にマイケル・シャノンが出てくるシーンってさすがに地味過ぎる
以前、口が半開きでネルシャツが似合う男と評したジョエル・エドガートンが、まさかのそのままの出で立ちで登場。妻役のルース・ネッガと共に大熱演でした。後、ニコルズ映画の常連のビル・キャンプ扮する事務屋な弁護士もかなりいい味を出してましたね。
以上❗️ではまた

