言葉についてもう少し申し上げるとこにします。たった一言がその人の人生を大きく左右することがあります。考えてみると言葉が「人間関系を難しくする」「波風を立てる」「独り歩きをする」「言刀となりいがみあう」こんな体験を私たちは日常していると思います。
特に日本語は繊細です。季節に四季があるように、言葉にも「寒い、冷たい 暖かい、優しい 暑い、温い さわやか」等四季がありそれぞれに味わい深いものがあります。
感情を表現する語彙も沢山あり、時と場合によって微妙にニュアンスが異なります。また異口同音やその地方によって同じ表現でもニュアンスが異なることがあります。前途したように言葉の「力」は偉大です。同時に言葉にはエネルギーがあると聞きます。例えば優しい言葉をかけ続けると植物でも見事な花や実をつけると言われていますし、言葉に反応すると言われています。言葉の意味を理解しない植物でも言葉のエネルギーの影響を受けるというのです。言い換えれば言葉の意味を理解できる人間にはもっと大きな影響を与えるのです。言葉の使い方1つで自分も相手も変わります。しかし矛盾したことを言うようですが、いくら美辞麗句を並べても感情のない、本意のない言葉にはなんの力もないのです。そういう意味で言葉には責任があり、いつも真意で申し上げなくてはと思っています