出会いと別れ「捲土重来」

人間出会いがあれば必ず別れがあります。この仕事をしていて１番嬉しい事は色々な方との出会い（縁）でありますが、反面１番辛いことはお世話になった方との別れであります。
約１０年間様々な方との出会いと別れがありました。今後折に触れて様々なことを申し上げると思いますが。少し先日のエピソードを書いてみます。

約１０年前、塩川先生の秘書として駆け出しの頃に初めて地区担当させて貰ったのが旧枚岡市でした。その縁もあり、私に対しても本当に力強くご支援を下さる地区でもあります。秘書になった当時は保守対立の市長選挙があり私の担当する地区が戦場のような状態となり本当に厳しいお叱りを受けることが多く、新人秘書にとっては辛い日々が続いていました。
Yさん（仮名）もそのうちのお１人で、随分とお叱りをいただいた方ですが同時に親切に育ててもいただいた方であります。久日ぶりにYさんのお宅に伺いましたが、Yさんは１年ほど前に脳梗塞で倒れて、現在は寝たきりの状態が続いていました。以前から、御体調が悪いのは存じておりましたので選挙のお願いとしてはお伺いしていませんでした。このことに関してもYさんは大変気にも掛けていただいていたようで、ご家族の皆様方による力強いご支援をいただく事となりました。
ご挨拶とお詫びだけでも申し上げようとYさんのお宅へ訪問したのですが、奥様が「どうぞ主人に声を掛けてやってください」といって下さり、ベッドに横たわるYさんの元へ伺いました。「残念やったね」と涙ながらに声を掛けて下さり数分間ではありましたが様々な話をし、反対に励ましていただきました。帰り際に「今度は絶対に当選して報告に来ます」とお誓いしてYさんの家を後にしました。

今回の選挙では私を永年に亘ってご指導してくださった方々、ご厚情をかけて頂いた方々への約束を果せぬまま落選してしまい、全く以て不甲斐ないです。
また、ご霊前にも良い報告が出来なかった方々が沢山おられます。次回は捲土重来、必ずご期待に副うよう精進努力致します。