いよいよ、自民党総裁選挙が始まろうとしております。小泉総理の後継者として、また日本のリーダーを決定する大変重要な選挙であります。
候補者の安倍晋三官房長官が所属していた森派(清和会)は、岸先生の流れを汲み、福田派→安倍派→三塚派→森派へと以降して来ました。私の師、塩川正十郎先生も昭和42年初当選以来、岸先生、福田先生の指導を受けてこられ永年、清和会に所属されています。
昭和40年代は派閥政治が最も華やかで、三角大福中の5大派閥が総理総裁の座を巡って権力闘争を繰り返していました。それぞれの派閥は、国家に対する将来ビジョンや政策も異なり、自分たちの親分を総理総裁のする事に一致結束しており、ある意味では政策集団であったと思います。
安倍官房長官の御尊父、故・安倍晋太郎先生も総裁選挙に立候補されるなど、総理候補になられました大変立派な政治家であります。ご逝去されたのが竹下内閣の幹事長の時であり、まさに権力の絶頂期の時でありました。当時の安部派には、四天王と呼ばれる塩川正十郎、三塚博、加藤六月、森喜朗と実力者が揃っていましたので当然、派閥の後継争いがありました。結果として派閥は、三塚博先生が継承されました。その後、森前総理へと継承され現在に至ります。
余談になりますが、2年以上継続して自民党の党費をいただいた方、(現在も党員資格のある人)は総裁選挙での投票権があります。