Q1
府立高等学校の入学者選抜については、2月に前期選抜、3月に後期選抜を行うなど、中学生にとって、受検機会が複数設けられることにより、学校の選択肢が増えていることは好ましいと考えている。

しかしその一方で、選抜制度が複雑になり、日程的にも余裕がないことが、中学生にとって、負担になっているとの声も聞いている。

日程に余裕がない理由として、学力検査の実施日から、合格者の発表までの期間が長すぎることが考えられる。年度によっては、日曜日に学力検査を実施するなどして、その期間を短縮し、日程にゆとりを持たせることはできないか。

A1 <高等学校課長>
○ 府立高等学校の入学者選抜は、社会的関心が極めて高く、特に受検生にとっては一生の進路に大きな影響を及ぼすものです。
そのため、入学者選抜業務には何より、公平さ厳正さが求められており、公平な基準に基づく正確な採点とじゅうぶんな点検作業が確保される時間が保障される必要があります。

学力検査から合格者発表までの期間には、各府立高等学校において、「入学者選抜事務点検マニュアル」に基づき、採点や得点の集計など、二度以上の点検を求め、厳正さを期しているところです。

平成22年度入学者選抜については、主な日程を先月決定し、公表したところであり、平成23年度以降の入学者選抜の日程のあり方については、ゆとりを持たせることも含め、中学校等の意見も十分聞きながら、今後研究してまいりたい。