先日6月5日、都市住宅常任委員会で咲洲庁舎の長周期地震動対策のダンパー設置に関する質疑が行われました。

先ず、委員会の感想を申し上げれば、我が会派を代表し都市住宅常任委員の岡下議員が堂々と松井知事に質問したことであります。

我が会派の考え方をしっかりと主張しながら論点を明確に整理して質問しており、1期とは思えないほど落ち着いて質問をしておりました。

それに対して、松井知事の不誠実な答弁にはがっかりです。


議会の質疑でよくあることですが、不誠実な答弁とは、相手の質問に誠実に答えることなく、自己主張を繰り返し、相手を馬鹿にしたり挑発したりすることであります。

本質的なことで議論が熱くなることは大いに結構ですが、痛いところを指摘され、自己主張に終始し、相手を侮辱するような発言をすることは、自らの非を認めているように見えます。

我が国では民主主義を守るために、コストをかけて議会を設置し、時間をかけて一定の結論を出しています。
議員の役割は結論を出す前に議論を深め、問題点を明らかにするためであります。

問題点を明らかにされることを避け、論点を誤魔化すことは最低な行為です。

大阪府議会では過去の議事録もインターネットで見られるようになっていますし、質疑の内容も画像中継しています。

是非とも多くの府民の方々に府議会での議論を見て頂ければ幸甚です。

6月5日(火)都市住宅常任 岡下昌平(自民)議員

最後に・・・

知事並びに理事者の方々は最低でも下記の質問に対し誠実に答える義務があります。
なぜなら、咲洲庁舎は中央防災会議の結果次第では使用できない可能性もあります
使用できたとしても多額の費用が必要になるかもしれません
先日の答弁でも「使用できなくなるとは考えていない」と答弁されていましたが、何の根拠も示されていません。
咲洲庁舎の安全性に関しては、議会や専門家の指摘でクルクル基準が変わっています。
見通しが甘かったと言わざるを得ませんし、大きな反省が必要です。

反省の上に立って誠実に対処すべきです。

・あとどれくらい咲洲庁舎に税金を投入されるのですか? 

・咲洲庁舎にだけは際限なく投入されるおつもりですか?(リスク管理はしていないのですか?)

・有効活用と言いながら、実際には47%しか庁舎として使用していません。今後どうするのですか?有効活用できてない期間の責任はないのですか?

・咲洲庁舎が万が一にも使用できなくなれば、今までの投資は私財で支払うつもりですか?

・今回9億円投入したという既成事実をつくって、更なる税金投入の理由にはしないですね?

・全責任は知事がとられるのですか?