大阪市立桜宮高校の事件での橋下市長の対応に大きな疑問をもっています。

昨日、小生の事務所にも桜宮高校スポーツ課、1年生の保護者から相談の電話がありました。

部活動の無期限の停止、入試中止、教職員全員入れ替え等をさせることについて、同校に通っている子どもたちが困惑しているようです。

保護者の方のお話では、同校では将来有望な生徒も多く今回のことで夢が絶たれてしまうのではないか等、子どもたちが犠牲になっているとのことです。

橋下市長はご自身の責任も認めておられるようですが、ご自身は謝罪と考え(体罰容認論)を変えればそれでいいのでしょうか。

部活動の停止、教職員全員の入れ等を主張し、「一番重要なのは亡くなった生徒のこと」と重く受け止めているのであれば、自らが率先し入れ替わらなければならないのでは?

橋下市長ご自身が体罰を容認してきた責任を考えの撤回だけですむのなら、教職員全員同じことを言い出したら橋下市長はどう説明するのか。

また、一連の報道を見て残念なのは、「生きてるだけで丸もうけ。またチャンスはある」「選挙で僕を落とす手段が与えられている」等、子どもの感情を無視するような発言を繰り返し、結果的に体育科の入試を中止にしたことです。

また、大阪市の教育委員会は橋下市長の意向に沿う形で間違った結論を出していますが、子どもたちの将来に大きな禍根を残すだけで、返って問題を複雑にさせているのではないでしょうか。

橋下市長の圧力に屈し、保身を優先した4人の教育委員が今後も教育行政のトップとして教育行政の重大な意思決定に参画していることに大きな違和感があります。

なぜなら、橋下市長と教育委員こそが責任を取らなければならない立場にいると考えます。