昨日は参議院選挙の投票日であり、ご承知の通り自民党惨敗の結果となりました。ある程度は予想していましたが、やはりという感想も正直あります。
敗因の原因は「年金問題」「失言問題」等、様々ですが、特に議席を確保できなかった1人区や惨敗した複数区で見られた特徴は自民党の候補者と比べ圧倒的に民主党の候補者が若いことであり親子以上に年齢差があった選挙区も多かったと思います。

敗因は様々であるが、現在の自民党の政治に対する不満や閉塞感、ある意味での多数政治のおごりに対する抑止の力が大きく働いたと思うのです。この結果を受けて衆議院で法案が通過しても参議院ですんなりとは通過しない状態が考えられ、それにより大きな混乱も予想されております。

ある意味で「良識の府」と言われます参議院としての本来の意味での真価が問われると思うのです。郵政解散以来、衆議院で法案が通過すれば必ず参議院で自動的に成立していましたので、法案の中身を審議するよりは『早く通過させる機関』になっていたのではと言う声もあったと思うのです。

私が申し上げたいのは参議院が衆議院の付属機関であったり、逆に何でも反対するだけの機関であってはならないと思うのです。今後の国会審議を見て本当の意味で2院制のあり方を考える時期に来ているのではと思います。

もう1つ苦言を申し上げますが、今回の参議院選挙で自民党国会議員の人格や品格を疑う行動がありました。無論、自民党大阪府連でも問題になっているのですが、選挙区(大阪)は谷川候補で比例区は他党(個人名)の候補者へなどと運動をしていた国会議員がいるということです。

選挙協力している1人区はそういう事情があるかもしれませんが、大阪だけでなく全国的にも前途の問題はあるようにも聞いています。その運動は推薦葉書や電話作戦など直接国会議員の事務所が大きく関与し、票に大きく結びつく運動を展開しているのであります。

これは些細なことで済まされる問題ではないと思いますし、地域のリーダーである国会議員が反党行為をしているのであります。この様な自身の利害の為に、反党行為をする方には即刻国会議員をお辞めになっていただきたいと切に願います。
自身の衆議院選挙で他党さんにお世話になるのは連立ですので当然理解できますし、その時に御恩返しをするのは十分理解はできます。
当選された方々の中でも自民党惨敗の状況でバンザイを自粛されており、当初より予想されていた“逆風の中での参議院選挙”ではあるまじき行為であります。また、落選された候補者の方々の事を考えますと断じて許されるべき行為ではないと思います。

私は、政治家の一人として発する言葉や行動の責任性を認識し活動していますので、今回の事態には大変見苦しい意見と思い、この様な内容は記載しないつもりでおりました。しかし歴史的な参院選惨敗故、あえて皆様にご報告し、厳しいご意見も頂戴したいと判断いたしました。