テレビドラマを見ていて、
実はエンディングよりも、主題歌よりも、
心に残ってるのって・・
挿入曲じゃありませんか?
登場人物が静かに歩くシーン、
何かを決めた沈黙の場面。
言葉の代わりに、そっと流れてくるピアノの音。
あれって、気づいたら何度も耳にしてて、
メロディも、感情も、
いつの間にか、自分の中にすっと入ってくる。
その曲を、自分で弾いてみたい。
音で、あのシーンをもう一度なぞってみたい。
そんな気持ち、ありませんか?
でも同時に、
「楽譜が読めない」
「音符なんてすっかり忘れた」
「鍵盤の場所も曖昧」
そんな現実もすぐ浮かんできて、
検索してみても、動画も難しそうで、
「やっぱり無理か」と、静かにあきらめてしまう。
だけど。
「それでもやっぱり、弾いてみたいな」っていう
その気持ちを持ってるあなたは、
きっと、立派な音楽家です。
今、私のところには
「好きな1曲を、自分のペースで」
そんな風に始めている生徒さんが、少しずつ集まってきています。
年齢も、経験も、ブランクも関係ない。
ただ“音楽が好き”って気持ちだけで、
ゆっくり、やさしく、もう一度始めてる方たちばかり。
ピアノを再開したことで、
人生の中に“自分だけの時間”が生まれて、
そこに、少しずつ“つながり”も芽生えてくる。
だからこそ私は
こう呼びかけたいんです。
あなたの“あの曲”、一緒に弾いてみませんか?
ひとりじゃない音楽時間が、きっと待っています。
