こんにちは。野球好きのブログ担当髙橋です。
大好きな松井裕樹投手がメジャー挑戦と聞いて、応援する気持ち半分寂しくて泣きそうな気持ち半分で昨日からずっと遠くを見ています😭
いやわかっちゃいたけど…覚悟はできていたけど…😭
去年ほっともっとフィールド神戸でブルペンシートに座って松井タオルを振ったら、松井裕樹が私の方を見て手を振り返してくれたのは一生の思い出😭
ほっともっとは客席とブルペンが近いので、選手をじっくり観察するにはとてもいい球場なんです。
…さて、気を取り直して(めそめそしながら)
今日は何の日?
答え:プロ野球ドラフト会議の日!
なんだか落ち着かないですね。いろいろあって私のメンタルは崩壊寸前です。
まあ当事者はもっとぐちゃぐちゃな気持ちになってるんでしょうね。
目玉の選手たちは自分がどこへ行くのか、意中の球団があるとしてそこへ行けるのか落ち着かないでしょうし、志望届は出したもののどこか指名してくれるのかと不安な選手もたくさんいるでしょう。
そして、ドラフト会議の醍醐味といえば
各球団の一巡指名発表時と
くじびき!!
ですよね。各球団のくじびき担当が出てきて箱の中からくじを引いて、封筒を開けて決まる瞬間までドッキドキです。
最近はくじがシンプルになったのでいなくなりましたが、過去には外れたのに当たったと勘違いしてぬか喜びする人もいましたね。
真中さんはこのネタで一生食べていけます。
去年は競合がほとんどありませんでしたが、多いときは4球団5球団と指名が重なります。
松井裕樹は高校生で5球団競合の黄金左腕でした。
ちなみに私が見た中でもっとも印象に残っているドラフトは1992年の松井秀喜です。
中日、ダイエー、阪神、巨人の順でくじを引き、巨人の長嶋茂雄監督が見事くじを引き当てたのでした。
長嶋茂雄といえば押しも押されもせぬ(押しも「押されぬ」ではないですよ!)野球界のスーパースターです。
残りくじを引いただけで何もしてないのに、やっぱり持ってるんだなあ〜と当時中学生だった私はびっくりして見ていました。
さてここで問題です。
松井秀喜を引き当てる確率は何分の1でしょう?
答え:4分の1
当たり前ですよね。
では、先に引くのがいいのでしょうか、後に引くのがいいのでしょうか。
答え:確率的にはどっちも同じ
有名な話ではありますが、算数でちゃんと解明していきましょう。
長嶋監督はいかにして松井秀喜を引き当てたのか?
まず、4人がくじを引いたらそのくじの引き方が何通りあるのか考えてみましょう。
中日→4枚ある中から自由に選べるから4通り
ダイエー→残りの3枚から自由に選べるから3通り
阪神→残りの2枚から自由に選べるから2通り
巨人→1枚しかないから1通り
これらをすべてかけあわせて
4×3×2×1=24通り
です。
樹形図を書いてみてもいいでしょう。
では、松井秀喜を当てるにはどうすればいいのかというと、残りの3人が外してくれればいいわけです。
ハズレくじの引き方は
中日→4枚のうち3枚ハズレなのでその中から自由に選んで3通り
ダイエー→残り3枚のうち2枚ハズレなのでその中から自由に選んで2通り
阪神→残り2枚のうち1枚ハズレなのでそれを選んで1通り
これらをかけあわせて
3×2×1=6通り
樹形図ならこう↓
です。3球団がハズレの道を選んでくれたので、最後巨人は何もしないで当てることができたわけです。
全部で24通りあるうちの6通りが当たりへの道なので、6/24=1/4となりますね。
では、中日がいきなり引き当てた場合はどうなるのでしょう?
中日→唯一の当たりくじを引くので1通り
ダイエー→残りハズレ3枚のうち自由に引いて3通り
阪神→残りハズレ2枚のうち自由に引いて2通り
巨人→残りハズレ1枚なので1通り
これも1×3×2×1=6通りなので、確率は6/24=1/4で同じですね。
樹形図
ダイエーが引いても阪神が引いても同じです。
ためしにあと数cm指がズレてたら…としばらく後悔したに違いない中村監督率いる阪神に当てさせてみましょう。
中日→ハズレ3枚のうち自由に選んで3通り
ダイエー→ハズレ2枚のうち自由に選んで2通り
阪神→唯一の当たりくじを引くので1通り
巨人→残りのハズレくじ1通り
というわけでこれも1/4になりますね。
樹形図
こんな感じでくじびきは前でも後でも確率は同じなのですが、長嶋監督が出てきて子どもながらに「長嶋さんが当てるのかなあ」ってぼんやり思ったので、人間の勘とか運とか、そういうものは数字上では表せないものなのかもしれませんね。
仕事終わりにドラフト会議の結果を見るのが今から楽しみ半分不安半分です。