3月下旬から4月上旬にかけ
歯科医院が新型コロナウィルスの感染リスクが非常に高いという
報道がいくつもなされたことによるものと思われます
これらの報道の多くは3月15日に報じられた
アメリカの新聞・ニューヨークタイムズ紙の記事をもとにしているようです
https://www.nytimes.com/interactive/2020/03/15/business/economy/coronavirus-worker-risk.html
図の横軸は「仕事中の他人との近接距離」を示し
歯科医師は当然のことながら患者さんときわめて近い距離にいますので
図の右端に位置することになり
一方縦軸は「病気や感染症への暴露の度合い」を示し
下の方から なし~毎日 となっており
歯科医師は日々患者さんを診ているわけですから
図の一番上に位置することになりますね
歯科医師は感染のリスクが高いというのがこの図の理屈ですが
感染予防対策をしている要素が抜け落ちています
普段マスクとグローブをしている歯科医師(図の1右上)と
普段マスクとグローブをしていないCA(図の左上の方)
どちらが本当に感染リスクが高いでしょうか?
今ではコンビニスーパーであっても
感染対策をしていますが
歯科はB/C肝炎やHIVの感染リスクがあるために
以前よりマスクやグローブだけでなく器具など徹底した消毒・滅菌を
していますので
歯科医師の感染リスクは何もしなければ高いが
実際は感染対策が出来ていいるので
感染リスクはそこまで高いとは言えないと思います
神奈川県歯科医師会 会員診療所における新型コロナウイルス感染者数(5/29)ゼロ
https://www.dent-kng.or.jp/colum/active/2145/