私は銘柄とか味にさほどこだわりがあるコーヒー通ではないけれど日に3~4杯は飲む。
仕事をしながらのこともあれば好きな音楽を聴きながらのこともある。
時にはカフェに行くこともあるが、転居した今の家周辺にはカフェがない。駅前まで行けばチェーン店のカフェがあるけれどわざわざ行くのもなあ、と思ってしまう。
ある日、突然閃いた。
そうだ、カフェがないならカフェスペースを作ればいいんだ!
思い立ったら即、実行。
翌日からコーヒー器具を買い揃えた。それまで飲んでいたワンドリップコーヒーは手軽に飲めるから続行するけれどメインはハンドドリップなので、サーバーからコーヒーケトル、カップウォーマー、ハンドミルに至るまで一通り集めた。
始めるからにはそれなりの知識が必要と思い、コーヒー関連の本を数冊購入して読んだ。
考えれば私にはコーヒー関係者の知人が多い。
と言うのも著述家の夫が研究していた明の英雄鄭成功の末裔鄭永慶が日本で初めて喫茶店「可否茶館」を始めたことから毎年、コーヒー関係者が集まる会に夫と参加していたからである。10年ほど前には

その鄭永慶は現在、NHK で放映中の「風、薫る」に登場しているシマケンのモデルである。
シアトルを思い出しながら今夜も一人、ハンドドリップでコーヒーを楽しんでいる。