「太陽の広場」

かつては子どもの「楽園」だったデパートの屋上ですが、次々と遊具が姿を消してゆき、最近では、大人がひっそりと休息をとったり、こっそりお弁当を食べたりする「スペース」となりつつあります。

つい先日も、デパートの屋上がクローズしたという物悲しい映像で構成されたニュースをテレビで見たばかり…。

私が子どもの頃は、デパートの屋上でやっていた「仮面ライダーショー」にちょぴりオシャレして行くのが週末の楽しみでした。客席におりてくるショッカー軍団に本気でおびえ、最後は「仮面ライダーに抱っこしてもらって写真を撮る」というのが最高の日曜日の過ごし方だった記憶がうっすらと残っています。

ペットショップで、小鳥や熱帯魚を見るのも大好きだった…。

アラフォー世代の幼少時代は“　デパートの屋上＝楽園　”だったのではないでしょうか。（今は、試食も出来ちゃう「デパ地下」散策が楽しみですがね…

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…そんな中、まだまだ頑張っている子どもの楽園に行ってきました。

ここは、吉祥寺東急の屋上。

かつては「太陽の広場」、そう呼ばれていたのでしょう。建物の陰になってしまって、目立たない古い柱には、その名残りが刻まれていました。

・・・でも

そこは確かに、今でも太陽がサンサンと降り注ぐ、子どもの楽園でした。
芝生と木陰もあって、都会には少なくなったスズメもちゅんちゅんとさえずり、自然のＢＧＭを奏でてくれます。

ＴＶ番組制作に携わっていた頃の大先輩と、久しぶりのランチを屋上のカフェ「ＤＡＩＧＯ」でいただいた後、遊びたくてうずうずしていたうちの子を放すと…。