幸運コンサルタントのブログ ~外資系コンサルタント・中小企業診断士~
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採用

最近の週刊誌、ニュースに各企業に内定した大学別の人数が出てますね。


いわゆる一流企業にはやはり、東大、早稲田、慶応・・・といったところが多いわけですが、優秀な人材を採用するにはどうすれば良いのでしょうか。


そもそも、優秀かどうかを30分くらいの面接で判断することは難しい・・・というのが僕の感想です。今までも面接をしてきましたが、学生で抜きん出た人・・・というのはなかなかいないんですね。

各社の面接官も「見た目」とか「雰囲気」に影響されているのかもしれません。(あながち、それも大きく外れてはいないかもしれませんが。)


そんな中で有効かなと思うのは、その場で「絵」(本当の絵じゃないです。相手に伝えるための資料という意味で)を書かせてみることです。意外とこの相手にわかりやすく伝え、かつ共有するための作業というのは理解力やコミュニケーション能力を見る上で、効果的だと思います。


戦略コンサルティングファームなんかは、考えるときに紙にかかせてそれを回収したりしていますね。

コンサルタントは新卒でもなれるか?

事業会社での経験がなくてもコンサルタントになれるのか・・・?


こんな疑問はいろんな人がもっていると思います。

コンサルタントを雇っている事業会社の社員、コンサルティングファームを目指す大学生、新卒で入ったコンサルティングファームの社員・・・


僕は事業会社を経てコンサルティングファームに中途で入社したわけですが、僕の結論は「なれる」です。


確かに事業会社の経験があってその業界のコンサルティングをやるのであれば、強みにはなるでしょうが、コンサルとしての成熟度のほうがよっぽど重要だと思います。


僕は保険業界出身ですが、会社が違えば課題もアプローチも多少はことなってきます。それに対してどのように解決していくかが重要なのですが、その考え方についていくのが中途入社組は最初が大変なのです。


むしろ、新卒で鍛えられてきた人のほうがやはり、論理的思考には秀でています(慣れています)


しかも、業界知識はヒアリングして数ヶ月もいれば追いついていきます。


今、僕の下についている人も新卒なのでやはり、時々、業務イメージがわいていないことがあるのですが、それ以上に論理的思考力に秀でていて、バリューをだしてくれています。


というわけで、コンサルティング業界に入りたいと思ったら、躊躇しないほうがいいと思いますね・・・。

降格・・・退社勧告

年末・年始にかけてバタバタしていて、やはりブログさぼってしまいました。。。


最近、ショックなことが2件あったのでそれを。


1つはクライアントのカウンターパートナーが降格になったこと。

もう1つはうちの会社のマネジャーが退社勧告を受けたこと。


いずれも転職して1年もたってません。そして50代、40代での転職です。

クライアントの方は僕の支援も足りなかったと言われればそれまでなので反省もあります。。。

(まあ、途中で共倒れになることも考え、レポート先を変えましたが)


いきなり、マネジメント層で入ってきても下から突き上げられるだけ。


こうならないためにはどうするか・・・


まず、第一は自分の強みを知ること。30代半ばにもなれば当然、管理職での転職になる可能性が高いわけで、そこでいきなりパフォーマンスを求められたら、強みをいかさずには生き残るのは難しいということです。そして、その強みが転職先とマッチしてなければいけません。


第二に基本的なビジネススキルに周りよりも秀でていることが不可欠です。コミュニケーション能力、論理的思考力、ITスキル、会計知識などです。これらがあれば、まあ、なんとかなります。


第三に自分の力を客観的に図れるということです。自分の強みを知ることにも通じますが、自分が何ができてなにができていないかを把握することが必要です。


さて、僕もこの先どうしようか・・・。今は自分の会社が気に入っているのでしばらく転職はしないつもりですが、いずれその日がやってきます。その時に生き残れるよう、日々精進です。。。。

損保業界の今後

サブプライム問題の流れで日本経済もまた風向きが変わりそうな雰囲気ですが、今日は損保業界の今後について(大きな流れで)書いてみたいと思います。


個人的には日本経済が今後、伸びていくのは相当難しいと考えています。やはり、人口が減少していく中でトップライン、売上げを伸ばしていくのは簡単ではありません。


となると、自動車メーカーのように海外で競争に勝ち残っていくか、日本が海外からの移民を受け入れることが必要になります。後者は日本政府頼みであり、かつ、島国という今までの日本の歴史に鑑みるとなかなか簡単ではないでしょう。


となると、海外で勝ち残ることを考えないといけないのですが、日本の損保の場合、海外の保険会社と比較して圧倒的に資金力で劣っており、M&Aなどで海外進出することを考えると非常に厳しい環境にあるといえます。


では、どうするかというと資金力は豊富な銀行との合併、ホールディングス傘下に入るという流れになるのではと考えています。このような理由でコングロマリットが生まれてくる可能性はあると思っています。


そうなると、システムをどうするか・・・ということになり、コンサルタントとしての仕事も増えそうなんですが・・・。


まあ、でも、今の動きをみるとだいぶ先の話ですかね。。。

保険会社の給料

保険会社の給料って高いのでしょうか。


今週の「PRESIDENT」はじめ、よく会社の給与が載っていますが、これって正しいのでしょうか。


このようなランキングだと日本の損保って(HD制をとっているところを除き)、そんなに年収高くないんですよね。


でも、総合職(営業もやるし、転勤もあるし・・・)といわれる人で考えると、雑誌にのっているより全然高いんですね。


というのも、これらのデータには一般職(基本、転勤なし。事務のみ)の給料も含まれているんです。

国内損保の場合、一般職の割合が高いので、おそらく平均年齢の年収は、掲載されている年収の約1.6-1.8倍だと思います。


また、外資系の生保なんかも損保と遜色ないほど給料が高い場合が多いです。とうぜん、外資系証券会社なんかは注目されるのですが、外資系生保はそれほど給料が高いイメージもなく、おいしいかもしれませんね。