幸運コンサルタントのブログ ~外資系コンサルタント・中小企業診断士~ -2ページ目

資格ホルダー

ここ最近、提案書を書いたり、役員向けの報告書を書いたりと忙しく、いきなり間があいてしまいました。。。


さて、今回は資格ホルダーについて。


うちの会社にも転職してきて、資格をたくさん持っている方がいるのですが、えてしてそういう方は残念ながら実際に働いてみると、パフォーマンスが悪かったりします。


一方、プロパーで順調に上がっている方で資格をたくさん持っている方というのはほとんど聞いたことがないんですね。。。


そういう私も転職組かつ資格もそれなりにもっているのですが、なぜこうなるのでしょう?


やはり、経験からいうと、資格の勉強をしているよりも仕事に邁進している方が実力がつくということでしょう。逆に仕事のパフォーマンスの悪さから不安になり資格の勉強をするのかもしれません。


資格をとる(勉強する)メリットはある領域について幅広く、もれなく知識を得られるということにあると思いますが、一方で、やはり実務ですぐに使えるものばかりではないということです。


私もいくつか資格をもってますが、今役立っていると言えるのは簿記2級と診断士の財務・会計領域くらいかな・・・と思います。



ケーススタディ?

よくコンサルティングファームの面接でこんな問題がだされることがあります。


「シャンプーの市場規模ってどれくらいだと思いますか?」


コンサルティングファームを真剣に受けようと思っている方は大体、このような問題の解き方は心得ていると思います。

簡単に言ってしまうと、男性で1回に使うシャンプーの量はXml、女性はymlと仮定し、男性は週に6回、女性は朝も含めて週に12回洗うとすると・・・といった感じで前提を置きながらロジックを組み立てていきます。


これってどんなケースで役に立つのでしょう?最近、自分のプロジェクトでこんな例があったのでご紹介します。


クライアント部長 「でもさー、うちの保険の販売員って5,000人いるんだよ。コールセンターで受けきれるかなー。やばいよねー。」


僕 「そうですか?何でそう思われます?」


クライアント部長 「いや、厳しいでしょ。5,000人だよ?どうしよっかなー」


僕 「待ってくださいよ。5,000人のうち、1日に何人くらいがその商品売ると思います?」


クライアント部長 「う~ん、1割いけばいいんじゃない?」


僕 「となると500人ですね。そのうちどれくらいの人が質問をコールセンターにかけてきますかね・・・・?」


クライアント部長 「う~ん、わかんないな・・・」


僕 「では多めにみて、30%だとしましょう。すると500人のうち3割だとすると150人ですね」


僕 「150人がコールセンターにかけてくるわけですが、業務時間のうちコアの時間帯、仮に4時間としましょう」


僕 「150人が4時間でかけてくるとすると、1時間あたり40人弱ですよね。」


僕 「ということは、回答に1件あたり10分、時間がかかるとすると、1人が1時間に処理できる問い合わせは6件ですね。つまり、7人いれば40人からの問い合わせに対応できることになりますよ」


クライアント部長 「あ・・そっか。7人だったら想定の範囲内だね。。。」



といった会話がありました。今回の例はまさに冒頭の例のようなケースに対する訓練が生きた例でもありますよね。


意外と、部長クラスでも漠然と考えたりしているものです。。。(もちろん、きちんと考えている人の方が多いとは思いますが)

中小企業診断士と転職

今日は中小企業診断士が転職に役立つか・・・という点について書きたいと思います。


国内独立系のコンサルティング会社はわかりませんが、外資系のコンサルティング会社に転職する場合、診断士の資格があることによって有利になることはないといっていいでしょう。


がんばったんだね。と思われる程度です。

それよりも、今までの実績を説得力あるアプローチで伝える方がよほど効果があります。


なので、外資系のコンサルティングファームに転職したいからといって診断士の資格をとるのはやめたほうが良いです。それなりに取得まで、また取得してからもお金と時間がかかりますので。。。


ただ、自分自身の成長にとって意味がない資格かというとそうでもないので、転職が目的でない場合は、ぜひがんばってみてください。


ちなみにですが、財務・会計の知識は、今とても役にたっています。

コンサルタントの成長速度

よくコンサルタントは事業会社の3年分を1年で経験できる・・・とか聞くのですが本当でしょうか??


私の経験では、「ほぼあたっている」と思います。


ここでいう「事業会社」とは大手企業を指すという前提でコンサルタントになるメリットってどんなものでしょう?


①CXO、部長レベルと密にコミュニケーションができる(しないといけない)

②複数の会社、業界について精通することができる

③常に会社の命運をかけたプロジェクトにアサインされることが多いため、修羅場を経験できる

④事業会社では人間関係で切り抜けられてしまうところを(必ずしもそうではないですが)、考え抜いてロジカルに説得しないといけない


といったことが挙げられます。


これは事業会社ではやはり難しいんですね。事業会社ですと、4-5年は同じ部署にいて同じ仕事を繰り返す・・・といったことになりがちです。


まあ、それが僕の転職した大きな理由の1つだったんですが。


というわけで、「成長したい!」と思っている方はぜひ、コンサルタントへの転職を考えてみることをお薦めします。


ただ、デメリットもあるのでそれは次の機会に。。。

幸運コンサルタントの日記 ~外資系コンサルタント・中小企業診断士・・・・~

今日からビジネスに関すること、特にコンサルティングや保険に関することを中心に書いていきたいと思います。

たまにはファッションや飲食店の情報なども盛り込みながら・・・


簡単な自己紹介から。


大学を卒業後(政治経済学部)、損害保険会社に入社し、システム部で6年間、営業を1年間経験した後、外資系コンサルティングファームに転職して3年です。(今はマネジャー)


その間に中小企業診断士なんかもとったりしましたので、その辺の話も今後、織り交ぜていきたいと思います。


よろしくです。