映画「不毛地帯」 | klubnika's notes

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徒然なるままに国際情勢把握と美的追求を、美味いものもだ、常々考えているが現実は非なり。 モスクヴィチカ通り28番地のアパート55号室元住人のつぶやき。

 2017/10/29

数年前に録画したBSシネマの不毛地帯(昭和51年なので1976年)、思い出して昨晩から観始めた(2017年10月29日現在、次の任地への合間)、3時間の長編ですが切れ味があり見応えのある大作です。山崎豊子原作を読んでいますが、映画は原作とはやや異なりシベリア抑留よりも当時の社会背景である安保や主力戦闘機選定を正面に据えている。仲代達也、八千草薫、秋吉久美子、丹波哲郎など名俳優名女優が出演。

 

この原作は、大本営参謀であり後に伊藤忠商事会長を務めた瀬島龍三のシベリア抑留とその後の人生をモデルにしたと言われているが、原作者の山崎豊子いわく、複数人を重ね合わせたと語っている。その映画化、制作時の社会背景が全面に出されている。もう一度、観てみたくなったが録画をDVDに落としたかどうか。