ポルシェ981 エンジン不調修理 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

 

ポルシェ981がエンジン不調で入庫しました。

 

エンジンは掛かりが悪くばらついています。メーターにはこんな表示が出てます。

 

テスターで見てみると高圧側の燃圧が低いと出ました。

 

実測値を見ても低いですね。

 

ほぼ高圧ポンプの故障で間違いないですが、パーツの在庫が日本にありません。

海外で探しても見つかりません。

仕方ないのでメーカーにバックオーダーをしました。

が・・入荷したのは3ヵ月後でした。

パーツが届いたので交換していきます。

 

まずは邪魔なヒーターバルブを外します。

 

ポンプの回りには頑丈なカバーが付いています。それを外すのですがボディとの間が狭いです。

 

薄いラチェットとちょうどいい長さのソケットがあれば大丈夫です。

 

ボルトを外していきます。

 

カバーが外れました。

 

ポンプの固定ボルトがカバーと共用になっているところもあります。

 

残りのボルトを外します。

 

燃料パイプは工具が入る隙間があるので普通に外せます。

ポンプが外れました。

 

新品ポンプを取付けしていきます。

 

ヒーターバルブも戻したら燃調が薄い状態で使われていたスパークプラグを念のため交換します。

 

プラグ交換も隙間が余りありません。

CATの上に手を入れるので冷めていないと熱くてできません。

 

IGコイルのコネクターとボルトを外して

 

コイルを外して

 

プラグを外します。長いエクステンションバーがあれば楽ですね。

 

同じプラグですが純正とボッシュで色が違います。

私はネジ部にグリスを塗ってから組み付けます。

 

ポンプとプラグ交換が終りました。エンジンは調子よくなりました。

テスターでフォルトメモリーを消して完了です。

 

去年の12月中ごろにパーツが届きました。

長いことお待たせしてしまいましたが、何とか年内に納めることが出来て良かったです。