ポルシェ パナメーラ エンジン不調修理 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

パナメーラのエンジン不調修理です。

 

V6エンジンです。

 

エンジンはパワーがない感じでメッセージも表示されています。

 

AUTELテスターで診断するとこんな感じ。

 

AUTELだと燃圧が見れなかったので、純正テスターへ変更。

フォルトメモリーは純正テスターのほうが多く入ってますね。

 

実測値はこんな感じです。低いですね。

 

高圧燃料ポンプの故障のようです。現物確認してみます。

 

エンジン後ろの大きなカバーを外して

その下のヒーターホースなどが刺さっている部分も外します。

 

アルミフレームも外して

 

その下のカバーも外します。

 

左バンク、ヘッドの後ろ側に高圧ポンプが見れるようになりました。

 

ちなみに他でばらしたことがあるらしく、ブレーキバキューム配管が

取り回しが悪くワイパーアームで削れていたり

 

上側のエンジンマウントの固定ナットが片方、純正で無い物になっていましたが

 

元のナットが近くに落ちてました。見つからなくて違うナットを付けたようです。

 

高圧ポンプが外れました。

 

見た感じでは分かりませんが

 

この穴からガソリンがもれていました。

ユーザーさんが時々エンジンルームから白煙が出てましたと言っていたので

恐らくこの穴から漏れたガソリンがエキマニに掛かって煙が出たのだと思われます。

ガソリンの白煙はまずいですね。いつ燃えてもおかしくないです。

 

高圧ポンプを交換しました。

 

燃焼状態が悪かったでしょうから、プラグも交換しておきます。

 

NGKイリジウムタフへ変えます。

 

クーラントの配管コネクターにOリングを使う車が増えてますが、

組み込むときには純正のシール剤を塗っています。

 

エンジンを掛けて高圧燃圧を確認したら5938から41530へ上がりました。

このくらいないとダメですね。

 

試運転してエンジンが調子いいのと、水漏れなどが無いのを確認して完了です。