MPVの車検が9月末で切れるのでユーザー車検をして来ました。ユーザー車検をするのも12,3年ぶりなのでラインに乗って何をしたのかもうろ覚えでした。なので、事前に入念にネットで調べてから臨みました。が、結論から言うと、ラインに並んでいる業者の皆さんの流れが早すぎて、これはついていけないなと判断。ラインに入った時に「よく解らないので教えて下さい」と検査員のおじさんに伝えました。すると、ラインの最初から終わりまで横について来てくれて、逐一、教えてくれました。なんとスムーズだったことか。恥も外聞も捨て「教えて下さい」の一言で世の中は変わります。笑

 

ユーザー車検をする際に、ちまたでよく言われている事は「ヘッドライトの光軸」調整で引っかかると言うことです。以下の検査項目の下から2番目の項目ですね。とりあえずラインに入って、引っかかったら陸運局前のテスター屋で調整をして貰おうと考えていましたが、光軸検査も1発目でクリアでした。僕みたいに長距離を走る車は微小な振動を受け続けているので光軸ぐらいはブレているかなって思っていたのですが。

 

今は「法定24ヶ月点検」は車検の事前でも事後でも構わないことになっています。なので、とりあえず車検を通そうと思えば「24ヶ月点検は後で受けます」と受付で伝えればOKです。僕の場合は、事前に、行きつけの修理工場で下回りだけチェックをして貰いました。ブーツが2ヶ所ほど破れていたのですが、乾燥すると硬化するシールを塗って対応して貰いました。下回りチェック(以下項目の最終項)で指摘されたら交換するしかなかったのですが。

 

あと、気掛かりだった点と言えば以下項目の上から3番目です。というのも、この車を買って割と早い段階でAFセンサーの不良でエンジンがストップする事が続いて、交換した事がありまして。走行中にエンジンストップするとかなり焦ります。もう少し事例が多ければリコール対象にもなっていたと聞きました。なので、普段からマフラーから出る排ガスの匂いを嗅いで濃度チェックをする癖が付いてしまっています。

 

車検を受ける際の選択肢として価格が高い順に並べると、ディーラー車検、町の修理工場の車検、速太郎やコバックなどの格安車検、ユーザー車検です。実際、車検を通すだけなら以下の項目だけ整えておけばOKですが、どうせなら怪しい箇所には手を入れておきたいと考える方は「法定24ヶ月点検」付きのユーザー車検以外の3つから選べばいいと思います。ユーザー車検にかかる費用は自動車重量税と自賠責保険料、検査手数料。いわゆる法定費用だけです。

 

 

 

■同一性の確認

車検証や申請書類の記載内容と車両が同一であるかの確認。

 

■外廻り検査

自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないかの確認。

 

■排気ガス検査

排出ガスのCOとHCの濃度の確認。

 

■ブレーキ検査

前輪・後輪・駐車ブレーキの制動力の確認。

 

■スピードメータ検査

実際の速度と速度表示機器との誤差の確認。

 

■サイドスリップ検査

前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認。

 

■ヘッドライト検査

ヘッドライトの光量・光軸が基準値内であるかの確認。

 

■下廻り検査

車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れ等)の確認。

 

事前に記入しておいた書類、3種類を素早く提出。ネット予約した検査ラウンドまで時間があったのですが、受付の方が「まだ時間ではないですが並んで頂いても構いませんよ」と。なんかラッキー感。ラインのある方へ向かってみると、あれ?全然並んでいない。ラッキー感。早く終わって早く帰れる。さすが地方の平日の陸運局です。

 

色んな車がラインに入るのを待っています。もちろん、9割以上の方がツナギを来た方でした。なんなら毎日のようにここに並んでる方ですよね。なので、ライン待ち中の過ごし方も人それぞれで、なんか渋かったです。俺もそれをちょっと真似てみたりしてみた。

 

隣のラインのトラック。高さがギリギリでした。検査員の方がチェック中ですね。検査項目で言う1とか2です。一番右のライン名は「見学コース」となっていて、ユーザー車検の方が見学できるようになっています。そこで流れを把握してからラインに入ると戸惑わなくて済むと言う訳ですが、なかなか実際にはそうスムーズにはいきません。笑

 

さて、いよいよ次は俺がラインに入る番です。ちょっと緊張。笑

 

色々と手一杯と言いますか、スピーディーに動作確認をして次々とラインを進まないと行けないのでスマホで写真を撮る余裕がないのが実情でした。ここはすでにラストから2つ目の項目です。先に見えるのがラストの下回りチェック場です。地面が掘れていますよね?あそこに検査員の方が潜っていて、車をあの上に停めて検査をされるわけです。

 

こんな風に下の様子はディスプレイに映し出されます。青空がいつも以上に青く見えるのは、ここを抜ければ自由の身だと言う切なる思いからでしょう。この青い空を見つめながら、例の、破れたブーツの補修が不合格にならない事を祈っていました。

 

検査はオールOK!ラインを抜けて振り返ると空の広いこと。

 

建物に戻り、自賠責保険に加入したら新しい車検証とシールを貰って終了。入念にガラスをシリコンオフし、過剰なまでシールを押し当てて貼りました。充実感。

 

楽しかったです、ユーザー車検。あとは自覚症状のある箇所を、なるべく自分で直していこうと思います。せっかくユーザー車検をしたのですから、なるべく自分で。