この度、私たち「DQS」の組閣が大きく変わりました。
二代目リーダーをギタリストのノグチテッペイが襲名しました。
これまで DQS の顔とも言われた溝渕ケンイチロウと高橋浩司の2名は、今後は表舞台には立たず、アドバイザー的な立場としてバンドを支えていくことになりました。また、比田井 修が活動ペースの相違により脱退することも決定しました。変幻自在のモンスターバンド DQS がどのような変貌を遂げるのか、これからの DQS の動向に注目して頂けたら幸いです!
以下、溝渕ケンイチロウ・高橋浩司・ノグチテッペイのコメントです。
【溝渕ケンイチロウ】
DQSのステージから降ります。表現者である以上は「やり切った!」と言う感情は湧き得ないのですが、今がバトンタッチの潮目だと判断しました。
DQSは今年で初ライブから数えて9年目に突入しています。デッサンすら出来ない、そんな平面図からバンドを立体に興し、作曲もアレンジもパフォーマンスも活動の仕方も、前後左右がオール壁。我ながらよくぞここまで来たもんだと思います。それはひとえに信頼してやまない、愛する「メンバーとスタッフ」と言う名のファミリーが居たからだと言い切れます。
情熱と音楽観の全てを捧げて来れたのはDQSにいつも夢があったから。こんなバンドは日本はおろか世界にも居ないからね。通常のモノサシでは測れないから表現の仕方も無限でさ。既成概念にとらわれない発想で、本気で遊べるバンド。DQSは実在するユートピアだね。芯のDNAは変わらないけど、常に新陳代謝をして細胞を入れ替えて来たDQS。
ここから先は、僕はアドバイザーとして尽力します。
今までのDQSを愛してくれた皆さん!本当にありがとう。一生分の高揚と経験をさせて貰えた、夢のような時間でした。新生DQSは今よりもずっと遠くへ行ってくれるでしょう!
【高橋浩司】
誰も通ったことの無い道を通ってみたい。そんな好奇心から、早8年、数々の素晴らしい景色を沢山のドラムの向こうで、仲間と共に見せてもらいました。
そして、今、また新たな好奇心が湧き出てきました。外からDQSを見てみたい、という事です。その好奇心の根源は、去年のライブです。ステージ上での自分の役割は終わった、という気持ちが強くありました。大胆な変革ができるバンドこそカッコいい、そう思っている自分がいました。この好奇心に従うまま、しばらくステージ上ではなく、フロアから仲間たちの生き様を見ていきたいです。わがままを聞いてくれてありがとう。
これからもDQSの高橋浩司である事は間違いありません。
【ノグチテッペイ】
「生まれ変わったら絶対ドラマーになってDQSに入れてもらうんだ」2010年2月8日に下北沢CLUB Queで行われたDQS初ライブの翌日、自分のブログにそう書き記しました。
しかし運命とは不思議なもので生まれ変わる前に自分はDQSヘギタリストとして加入。モンスターバンドの一員として幾多の山を越え、そして沢山の感動的な景色を見て来ました。
そう、DQSはモンスター。バンドの皮を被ったとんでもない生き物です。これまでケンさんや浩司さんが中心となって新陳代謝を繰り返しながら夢とロマンを追い続けて来ました。
そして初ライブから丸8年。夢とロマンがぎっしり詰まったバトンが自分へ託されました。本当に運命ってやつは数奇なものです。
「ギタリストがDQSの新リーダー?」と違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。ただDQSは固定概念をぶっ壊しながら道なき道を進んで来たバンドです。自分がリーダーになることでまた一つ固定概念をぶち破り、新たなステージへ進めるのではと感じたのでこの大役を引き受けました。
もちろん託されたバトンの重さは尋常ではありません。でも自分にはかけがえのないメンバーやスタッフ、そしてケンさんと浩司さんが側にいてくれます。だから不安はありません…いや、嘘です。ちょっとだけ緊張してます。ただバトンを託されたからには全力でさらに高く、遠くへ突き進んで行くつもりです。愉快な仲間たちと共にね。
ケンさん、浩司さん、これまで先頭を突っ走ってくださってありがとうございました。抜き打ち鬼軍曹、抜き打ちコージーコーナー、いつでも大歓迎です。今までよりももっとスケールアップしたステージでお待ちしています。
新生DQSの初陣は7月20日、Queでの夏の陣。ここが夢の続き、そして新たな夢への第一歩です。どんなパフォーマンスを繰り広げてやろうかと今からワクワクしています。どうか期待していてください。必ずその期待を超えてみせます。
みなさま、新生DQSをヨロシクお願いします!