吾妻山、烏帽子山。ツユクサ、マツムシソウ、ヤマジノホトトギス、ツルニンジン、ハス、イブキトラノオ、サラシナショウマ、イヨフウロ、ノアザミ。他にもたくさん咲いていました。霧のような雨が降り、抜ける展望が無かった代わりに、雨露の付いた山野草は一段と色彩がハッキリしていた気がします。雨の樹林帯は土が粘土質になり、木々の根っこは滑るし、岩も滑るしで歩きにくいんですが、それを差っ引いても余りある世界です。晴れた日の稜線歩きばかりが登山の醍醐味では無いんですよね。