ゴキブリ、直撃、タコ踊り。
このワードを見てピンとくる方は溝渕マニアもしくは、
ゴキブリマニアでしょう。
おい、やめろ!俺とG先輩を並列で書くのは!
先日、夢の中で、首に思いっきり昆虫が激突しました。
ベチ!っとね。
昆虫特有のゲジゲジした足の形が首に付くぐらいの激突。
俺は飛び起き「うわ~!!」っと首の辺りを振り払いました。
が、もちろん何も居ません。
ベッドの上や、床を見渡しても何も居ません。
ふー。夢か。
俺も随分と「あのトラウマ」に囚われたままだな。
と、真夜中に情けなくなりました。
数年前。
夜の下北沢を歩いていた時です。
上空から物凄い勢いで俺の首に激突した昆虫が一匹。
ベチ!ゲジ!!!
とっさに昆虫だと判ったので、その異物を振り払うように、
思いっきり手足を動かしたのです。
その様子を後から見ていた友人たちは、
「あれ?この人、突然なんでタコ踊りをしてんだろ?」と、
思ったそう。
首に衝突した昆虫は、Tシャツの中に入り、
背中を這ってTシャツの裾から音もなくポテっと、
足元にそっと落ちたのです。
まるでスローモーション。音の無い世界でした。
足元にポテっと落ちて、俺のスニーカーの横を、
サササっと逃げていった昆虫の姿を見て、
街中だと言う事を度外視し、雄叫びを上げてしまいまた。
そう。雄叫び。勝利の雄叫びではなく、
1000%の驚きと、渾身の「いや~!!!」の雄叫びです。
数年が経ちましたが、
ゲジった足と、あの腹が思いっきり衝突した感触と、
背中を這った、あの感覚は未だに鮮明です。
そういう伏線があり、
この夢が、夢で良かったと心から思えたのです。
後日。
真夜中に、部屋の壁にG先輩が現れました。
とてもいい気分で帰宅し、明日はライブもあるって言うんで、
俺もね、いいバイブスだったところに無情にも先輩。
ベッドの、ちょうど頭の上あたりに出現したので、
ゴキジェットプロを使うにもここじゃまずい。
かと言って新聞で叩いて白い体液がベッドに落ちるのもイヤ~!
しばらく、膠着状態が続きました。
微動だにしない姿を見ながら、ふと頭をよぎったんです。
ん?
待てよ?
まさか?
そりゃないよな。
いや、そんな事は。。。
先日の夢が、
夢なのか、うつつなのか。
ジーっとベッド横の壁に張り付いて動かない先輩を見て、
あの夢はうつつ、現実、実際に起きた事なんだと確信しました。
なぜだ。
なぜ、俺ばかり先輩に好かれるのだ。。。
斜めにし、外枠も付けて、プリティにしてみました。
これでゴキさんが苦手な人も直視が出来るかと。