広島に原爆が落とされて69年目の夏です。

そして、
8月6日の平和記念式典で、43年ぶりに雨が降りました。
これはまさしく、昨今の日本の安全保障問題における、
進路変更を天も危惧したのではないか?

広島では、幼稚園、小学校、中学校、高校と、
夏休み中であっても平和教育のために登校します。
子供たちではなくて、今こそ、大人たちへの、
平和学習が必要な気がしています。

原爆は戦争を終わらせる為に落とした。
そんな都合のいい大義名分は、
幼稚園に置いてある道徳の本には載っていません。

そう。
いつの時代でも犠牲になるのは、子供たちを含む一般人です。
無垢な子供たちが一体何をしたって言うんだ?
灼熱に焼かれ、体から皮膚が溶け落ちてケロイド状になり、
生き地獄の中で死んでいく。
生き抜いたとしても、生涯、放射能の被害で苦しむ。

原爆投下は、人間を対象にした非人道的な動物実験です。
アメリカは治療もさせずにデータだけを吸い上げ続けた。


イスラエル、パレスチナ、ガザ、
ロシア、ウクライナ、アフガニスタン。

戦争は、世界を牛耳る悪魔の大富豪と、
そこに魂を売る政治屋・国家が起こすもの。
武器商人が暗躍し、武器の輸出、兵器を成す機器の輸出が、
大国の体制を維持するならば、現状の世界地図に付ける薬は無い。

この国の行く末は世界に通じている。
人を傷つけちゃいけない、ましてや人殺しはあり得ない。
どこの国であっても、幼い日に教えられたはずなのにね。

時間がある時にでも、俺の8月6日の日記を遡って読んで欲しいな。
原爆を受けた祖父母が亡くなって、やがて両親も亡くなるだろう。
被曝三世の俺が、DNAに刻まれた平和への強い願いや痛みを、
ちゃんと発信しなきゃいけないと思っています。


戦争。核兵器。化学兵器。原発。
身体的にも、精神的にも、物理的にも、
甚大な後遺症があるものばかり。

日本の舵取りに暗雲が立ち込めるのを予言したかのような、
43年ぶりの、雨の中での式典。
要は俺が生まれてからは、ずっと8月6日は晴れていたって事。
69年前の8月6日も、こんな夏の日の暑い晴天だったのだろう。
空を見上げて、毎年、そんな風に想像していた。

ここから日本が、
雨の中を歩く事にならないように切に願う。