長野県川上村の三国峠から入り、
人のあまり通らない三国尾根を縦走。

奥秩父の十文字山を経て、毛木平へ下りる。

梅雨入りしたので雨は仕方ない。
それが日本の気候なので、嫌でもなんでもない。
むしろ四季を楽しまなきゃ勿体ないですよね。

なので、多くの人が慣用句で使う、
夏なのに「暑いですね。早く涼しくなってくれないかな」とか、
冬なのに「寒いですね。早く暖かくなってくれないかな」って言う、
会話が苦手なんです。

当たり前ですよ、四季のある日本なんですから。

雨に打たれながら、山を歩いていると、
色んなことを感じる事ができます。
敏感なはずだと自負していた自分の感覚でさえ、
鈍感に支配されていたのだと気付かされる。



山は今、新しい生命が勢い良く動いている時期。
新緑は本当に綺麗で、けがれなく蒼く、
花はよどみなく、その色彩を見せる。



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この色彩、このグラデーション。
シャクナゲの花は、誰に見られるわけでもないのに、精一杯に咲く。
見られる為に精一杯やるわけじゃないんだ。
人間だってそうあるべき。心が正される。

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ダケカンバの新緑。白い幹と青々とした緑。

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カラマツの新芽も本当にかわいい。

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山ツツジ。鮮やかな紫と新緑の蒼。
こんな色彩の組み合わせは、山に入らないと見られない。

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アセビ。見落としがちな小さな白い花。
これまた可愛い。

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手前から、ダケカンバ、シラカンバ、カラマツ、新緑。
たまらない並び。

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今日も自分の足で。

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十文字山。2,072m

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雨に濡れたシャクナゲ。美しい佇まい。