$溝渕ケンイチロウオフィシャルブログ「365日の風景」Powered by Ameba

このイラストは秀逸。
タッチも当然だけど、その内容ね。


家に居て時間があれば、たまにアナログ盤を聴きます。

昔の音楽って、今のアレンジと違い、シンプルなのに、
レコード1枚から伝わる奥行きと幅は大きくて、CDやMP3とは桁違いです。

例えて言うなら、スピーカーのコーン紙の表面に、
紙が1枚だけへばり付いているのがMP3で、コーン紙の奥に、
段ボール箱が付いているような奥行き感がレコード。

そういう意味では、
現在、バンドサウンドを余すこと無く聴くことが出来るのは、
ライブハウスだけと言うことになるな。

金銭面で割高感があるから、いつも躊躇してしまうけど、
やっぱりね、音源はレコードで作りたいと今でも思っています。
音も然りだけど、ジャケットも広大だしね。


逆に言うなら、
レコードの音を聴いたことがなくて、
ライブハウスにも来たことがない人は、
かなり勿体無いことをしちゃってると思います。
でも、そんな方々も、基本的には「音楽好き」で。

音楽が好きな人に、少しでも良質なモノを届けたいんだけど、
レコードを作ったところで、プレイヤーを持ってる人も少ない訳で。

せめて!
ライブハウスで、そのダイナミクスとレンジを感じて欲しい。
そう思う今日です。

精魂込めて創った音楽を、このイラストのように、
最終的にはMP3に変換され、安いイヤホンで聴かれちゃう。
わかっちゃいるけど、図にされると悲しいもんがあるね。


めげないで頑張ろ。