甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)
標高:2,967m
南アルプスの北端、山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる山。
峻険な山容で、半ば独立峰のような姿勢で屹立する屈指の名峰。
日本百名山。
ご来光を頂上で拝むのも好きだけど、
昇りゆく太陽と共に、頂上に向かうのも好きです。力が湧くんだ。
ご来光を、仙水峠から。雲海は鳳凰三山、奥秩父・奥多摩方面。
朝陽に浮かぶ鳳凰三山。
真ん中の頂上に、地蔵岳のオベリスク(26mの巨岩)も明確に。
一瞬、雲に隠れた太陽。この濃淡の世界は幻想的で吸い込まれる。
朝陽を背に受ける甲斐駒ケ岳。右は甲斐駒ケ岳の摩利支天。
待ってろよ、甲斐駒。
六合目の駒津峰。
せっかく登ったが、一気にここから下り、また登り返す。
頂上からの展望。南アルプスの主峰が並ぶ。
左の山は、日本第二の高峰・北岳、その右隣りは、四番目の間ノ岳。
右端は、明日登る仙丈ヶ岳。
鳳凰三山越しの富士山。オベリスクもくっきり。
もはや、水墨画のような美しさ。
中央アルプスも鮮明です。
北アルプスの穂高連峰も鮮明に。槍ヶ岳もはっきりと。
雄大なカールを従える、ゆったりとした山容の仙丈ヶ岳。
北アルプスの後立山連峰も鮮明に見える。
奥秩父、奥多摩、丹沢、富士山、遠く向こうには筑波山まで。
夏に、ここまで空気が澄んでいるのは珍しい。
雲海に浮かぶ山々は、いつまでも見ていられる景色だよ。
甲斐駒ケ岳への詰めの部分は、二つのルートに別れる。
熟達者向けの岩稜直登コースと、それをトラバースする安全なコース。
俺は迷わず直登コースへ。
再び、頂上からの写真です。
北アルプスが全山見えていると言う素晴らしい景観。
100kmを一望です。
南アルプスの白根三山。北岳、間ノ岳。
その向こうには塩見岳、悪沢岳。全て3,000m越えだ。
左に、鳳凰三山越しの富士山。右に北岳と間ノ岳。
日本の高峰、1位、2位、4位が1枚の中に収まる。
そして、目の前にはドーンと。大好きな八ヶ岳も全山が。
左端が北八ヶ岳の蓼科山で、右端の尖ったのが赤岳。
麓の家まで鮮明に見える空気。
Kenichiro on the PEAK !!
頂上の一等三角点。
下山途中に、登りで通った直登コースを眺める。
直登コースは、登りがいのあるコースで楽しかったです。
普通なら、鎖かハシゴがある箇所が二箇所ぐらいあったけど。
下りは、双児山を経由して下山。登り返し上等!
登っている時から意気投合した先輩と青年と、下山も共に。
下山し、テント場に戻り、質素なメシを食う。
消費カロリーとは見合っていないよね。
沢の冷たい水で顔を洗い、水をかぶれば、それで満たされる。
風が吹き抜けるテントで、少し昼寝を。
テントから見える空はこんな感じだ。
30分後に起きて、珈琲を飲む。
木漏れ陽が、少し涼しい時間になっていた。
最高の日をありがとう。