久しぶりに山へ登ってきました。
奥多摩の「雲取山」です。

どんな山なのかは、以前のブログをご覧下さい。
今回は、過去二回の山行とは季節が違うので、以下のブログを見ると、
完全に別の空気が流れているのが一目瞭然です。
一回目はコチラ」 「二回目はコチラ

夏の奥多摩は、
これでもかと溢れんばかりの緑と、陽射しと、
こんなに飛んでいて大丈夫なのか?と思える程の多くの蜂やアブ、ブヨ。
ヘビに、草花に、樹林帯を通る風と、頂上を流れる風と。
全ての生き物が、目一杯に躍動しています。


一方、現在の雲取山は、
1年の中で一番忍耐の時期なのかもしれないです。そう感じたよ。

上記のような夏の感じは当然無いし、
かと言って春はまだ遠くて、息吹く新緑のパワーも見られないし、
真冬のような、雪に覆われた白銀の美しさと厳しさもない。

今の雲取は、上の方に行けば、まだまだ残雪があります。
でも、キレイな白銀ではなくて、残雪ならではの凍結と、
靴に付いた土に踏まれて、黒く色づいた残雪。
陽の当たる場所の雪は溶けて、登山道をぬかるみにする。
木々はまだ、冬の立ち枯れのままで。

もし、雲取山が女性だったら、
今は見て欲しくない時期なんじゃないかな?って。
そんな事を思ってしまったけど、これもまた俺には美しかった。
パワーを溜め込んで、あと1ヶ月もすれば、緑が溢れ出す。
パワーの最中を見せつける美学もあれば、次へ向かうための美学もある。


今の自分は、どの時期なんだろうか?
どういう段階なのだろうか?


そんな事も重ね合わせて、登り、下る。


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