とにかく凄い風雨だったよね。

一夜明け、俺んちの前の大きな街路樹もかなり折れてるのを知った。
でもなぜか蝉は鳴いてるんだ。

大きな街路樹が折れるほどの風雨の中で、
彼らは一体どこにへばり付いていたんだろう?


昨夜は「下北沢CLUB Que」がオープンする時間帯に、
ついに、下北へ乗り入れている電車が全て運休した。
小田急線も京王井の頭線も。

下北沢へ来るすべは、
残るはバスかタクシーか。あるいは、歩きか、走るか。

俺ら「KGSS ON THE PEAKS」も「HARISS」も「BARBARS」も、
お客さんがゼロの覚悟はしていたし、例えゼロであっても、
全力で、大汗をかいてやるつもりだったよ。


そんな中、3バンドで20人弱の方々がQueにやって来てくれた。
普通に考えたら凄く少ない集客だけど、俺らはその光景に感動を覚え、
3バンドとも凄まじくテンションが高くて、ピースフルだった。

3バンドのメンバーも、自分らの本番以外は、
フロアでお互いのライブを見て、異常に盛り上がり!
まさに、バンドとお客さんの境界が無い、最高の空間でした。
高校生並みの一体感というか(笑)

Queに来れなかった皆さんの気持ちも受けて、
なんだか、Queには多幸感がすごくあったな~。

バンドにとっても、お客さんにとっても、
なかなか難しい状況でライブをすることは、
色々なモノがソリッドに浮き彫りにされて、本質だけが見えてくる。

なぜ、この場にお互いに集まっているのか。
その答えはシンプルなんだな。
2011年は、ライブハウスに立ち続ける理由を、再度教えてくれた。


「HARISS」も「BARBARS」も、とにかく素晴らしかった。
必ずや、この3バンドでリベンジライブをやろう。
打ち上げで自然とそういう話になるぐらいの1日でした。


Queに辿り着いてくれた方々、
新宿や渋谷から、歩きやランニングで頑張ってくれた方々、
残念ながら、辿りつけなかった多くの方々。
本当にありがとう!

全員で必ずリベンジしような!
絶対にピースフルな夜になるよ!