雲取山（くもとりやま）
標高：2,017m
東京都・埼玉県・山梨県の境界にある山。日本百名山。
奥多摩と奥秩父の二つの山域の境界に位置する、東京都の最高峰です。
高速に乗らずに登山へ向かうのは初めてだったけど、
さすがは奥多摩です。うちから2時間もかかった。
でも、うちからだと丹沢より行きやすいので、
雲取周辺がトレーニングのホームになりそうな予感。
鴨沢バス停横の無料駐車場に車を置いて、いざ登山開始です。
目の前にトイレもあり、登山の準備や下山時には便利がいいです。
ここから車で少し上がったところに小袖駐車場（ただの空き地）
って言う場所があったのだけれど、あえて下の鴨沢からトライ。
でも、小袖まで上がってスタートを切るのと、
鴨沢から上がるのとでは、合計で1時間も差が出てきます。
その日の体力と相談してから決めたいですね！
登り終えた雲取山の印象は、とにかく長い。これです。
鴨沢から鴨沢のピストンで、合計9時間ちょっとかかりました。
（休憩時間も含めです）
鴨沢と頂上の標高差は「1,477m」で、総歩行距離は「22.1km」です。
最初は、緩やかな樹林帯の中での山行が続きます。
稜線に出て、小雲取山あたりから急に斜度がきつくなりました。
登っている途中に寄った「七ツ石小屋」での湧水。
キンキンに冷たい湧水を飲んで、顔を洗い、頭からカブリ。
完全に生き返りました。
夏山の太陽は容赦ないし、雲ひとつない空だし。
前日の寝不足もあるしで、汗のかき方が半端じゃなかった。
そのまま登っていたら、
9時間後の下山時には、アゴが上がって居たことでしょう。
湧水に救われたよ。むちゃくちゃ美味かった。
ここに車を停めてスタートです。
鴨沢から2時間ちょっと上がると、堂所に着きます。
樹林帯の中を2時間。やっと目印らしい標にひと安心。
山の深い緑を抜ける風は、疲労を和らげてくれる。
この湧水の冷たさと美味さは染み渡った。
中央右の雲。富士山頂にかかる雲。頂きは見えない。
七ツ石小屋。湧水をがぶ飲みしたあと、
小屋番のおばちゃん登山家と話す。もっぱら冬の雲取の話を。
ブナ坂の分岐。数人の人が休憩中でした。
ここを過ぎれば稜線に出ます。
上り詰め、この道を越えた向こうの景色が見たい。
この瞬間が最高にワクワクする。何があるんだろうか？
いま見えるのは、深い山、青い空、白い雲。
結果、まだまだ続く、上り一辺倒の尾根道。
緊急用ヘリポート。
奥多摩小屋に到着。テント場あり。
最高のロケーションだったので、俺も近いうちに来たいです。
さて、斜度は増して行く。
まだまだ続くぞ。
やっと見えた。あそこが山頂だ。雲取山避難小屋が見える。
登ってきた尾根道を見下ろす。
この道を下りていくと、奥秩父の表銀座縦走路。
俺も、この秋にやってみたい。雲取山から金峰山までを。
地図と虫。
蜂とハエの中間みたいな虫。これなんだろ？やたら多かった。
蜂の格好なのに、目はハエ。腕の動きもハエの例の揉み手。
一等三角点。
東京都で一番高い場所。
雲がなければ、標の右横あたりに富士が見える。
今日もありがとう。